「ヒューポー!ルプルドゥ!」
概要
2022年2月10日のニンテンドーダイレクトにて突如発表された風のクロノア25周年記念として作られた完全リマスター作品。
door to phantomile(Wii版)と世界が望んだ忘れもの(以下「1」及び「2」と明記する)が対象となり、前者は2回目のリマスターとなり後者は本作で初となる。
2022年に発売し、Switchでは7月7日にて発売。
後にPS4、PS5、XboxOne/SeriesX/Sは同日に、STEAMはその翌日7月8日に発売。
追加要素
難易度設定の追加。これにより最大体力および被ダメージ量、風たまの射程が変化するようになった。
イージーモードは残機が∞となり、何度でもリトライ可能になっている。また、時計の前や後に頻度に1UPコインが設置されており、一見意味がないと思われるが他の難易度を変更した場合ちゃんと回収分反映されるようになる。
更に、クリア後に一発でもダメージを負うと即1ミスのハードモードが解禁される。
ビジョン(このゲームにおけるステージ)攻略中に難易度などを変更するとビジョンの最初からとなる。
イベントシーンでは、早送りや長押しでのスキップ機能が追加。
早期購入特典では、PKG版、DL版共にクロノアの衣装を着せ替えされた衣装が付属する。そのため予約販売のなかったsteam版では入手手段が存在しない。
DL版予約特典ではムゥのコスチュームを着た衣装が付属する。そのためDL販売しかないsteam版では必ず入手可能。
なお、Xbox版は地域によってはパッケージ版が販売されておらず(例えば日本と北米はDLのみ、英国はPKGも販売)、DL版のみとなっている。
ドット風の画質になる「ドット風フィルター」があり、オプションで切替可能。
Digital Deluxe Editionや追加購入のDeluxe Bundleでは通常版に含めて当時の設定資料とサウンドトラック、ジョーカーとタットの仮面を被った衣装のDLCの追加となっている。
また、同社ネタとしてBANDAI NAMCOコラボ衣装が登場し、パックマンからパックマン、太鼓の達人からは和田どん、塊魂からは王子風のコスチュームが追加。steam版では前述したDeluxe Bundleにて収録。
主な変更・追加点
- 「1」
- Wii版をベースにしつつクロノア、ヒューポーなどといった登場人物の服装・体格がPS基準に変更。
- 2に存在していたサポートモードの追加。サポートはヒューポーが行う。
- 内容はWii版が基準となっているため、最初からビジョンセレクトが可能となっており、ビジョンクリア後もビジョンセレクト画面に移るようになった(PS版はビジョンクリアすると自動的に次のビジョンに向かうようになり、エンディング後にようやくビジョンセレクトが可能となる)。
- Wii版に存在したリバースモード、またそこに存在した隠しステージ等の要素は消滅。
- タイトルコールでクロノアの「わっふ~」のタイミングが若干早くなっている。
- ヴィジョン2-2、5-1、6-1でヴィジョン開始前にヒューポーがリングに入る演出が追加。これはWii版のものと同様だが、ボイスはPS版のもの。
- 「2」
- 衣装の変更が可能となった。
- エンディング後に存在したビジョン攻略中の夢のかけらを計測する機能が消滅。
- エンディング後にモメット・ハウスにてゲーム中のストーリーが閲覧できるようになった。ビジョン攻略順による分岐パターンに加え、バグジの庵のパートも閲覧可能である。
余談
1はムービーがWii版リメイク準拠だが、ボイスはファントマイル語のみ収録。声優もストーリーパートはPS版と同じだが、オープニングムービー、ヴィジョン5-2終了後のイベントシーン、エンディングムービーは当時の収録事情からかWii版を起用。
そのためヒューポーの声優が2者いることになる。
2に関してもファントマイル語のみの収録。
「1」のWii版で着ていた服装は実装されていない。
2のタイトルムービーでボタン操作で演出が変わる、1のとあるボス戦でNPCキャラクターに攻撃をぶつけるとビジョンクリア後に怒られるなどといった小ネタ・裏技も実装されている。
PS版のCMで使われた「風よ吹け、クロノア」で始まる歌が今作の発売トレーラーでも使用されているが、発売される機種がPSのみではない為「プレイステーション」と歌っている部分が変更されており、ムービーの長さに合わせて歌自体も長くなっている。
また、当時の某ゲーム誌で描かれた「カゼのクロノア」という公式ネタもなんと新規でイラストで描かれている。
関連リンク
関連タグ
ドリルランド:同じくアンコール版が発売されたバンナム作品。