概要
CV:森谷里美
ショートヘアで髪がやや外にはねているのが特徴。強気な態度で口が悪い。
本編12話から登場するが、名前は『最終章』第4話で勝矢メグとともに判明。第4話が公開されるまで実に10年と7ヶ月、名前が不明だったため、他のキャラクター(げし子、アヒャ子など)に倣ってマウ子と呼ばれていた。
活躍
作中では、全国大会決勝戦の後半から登場し、メグが搭乗するIII号戦車J型に誘き寄せられた大洗女子チームの前に現れ、マウスの圧倒的な装甲と主砲でカモさんチームとカバさんチームを撃破し、大洗女子を苦しませた。ちなみに、メグはマウスの後ろで守られるように走っていたが、油断から僅かにマウスから飛び出たところを撃たれてあっさり撃破される。
だが、カメさんチームのヘッツァーが突撃して来てヘッツァーの上に乗り上げる形で動きを封じられ、側面からウサギさんチーム・レオポンさんチームが攻撃してきたことで砲塔を旋回した隙に、今度はアヒルさんチームの八九式中戦車がマウスの車体の上に登ってそのまま砲塔の旋回を封じられる。エマはハッチを開けて「おい軽戦車、そこをどけ!」と抗議するが、八九式の中から磯辺典子と佐々木あけびから「嫌です。それに八九式は軽戦車じゃないし」「中戦車だし」と拒否・反論されたため、強引に砲塔を旋回して振り落とそうとして八九式とせめぎ合いをしていた。だが、その隙に土手に登ったあんこうチームに上部装甲のスリット部分を狙われて砲撃されたことで撃破される。
マウスの絶対的な存在感から「力こそ正義」を信条としていたが、そのマウスが撃破されたことに相当ショックを受けて長く引きずっていた。その後、「機動力こそ正義」の信念に改め、現在に至る。すっかり吹っ切れたと本人は言っているが、未だに撃破された時のことを夢に見るとか見ないとか。
『最終章』では、大洗女子とBC自由学園との試合を新たに隊長になった逸見エリカ達と観戦していた。2回戦のプラウダ高校との試合では、丘の上を陣取る敵に対し、パンツァーカイルで先頭を走っていたが、KV-2のショットトラップ(砲弾が砲塔に弾かれて上部装甲に命中すること)を受けて撃破される。
準決勝の聖グロリアーナ女学院戦では、機動戦術に切り替えたことでマウスではなくIV号戦車G型に搭乗する。分隊の指揮官を務めており、当初は敵フラッグ車のルクリリを追跡していたが、フラッグ車の小島エミのヤークトパンターが窮地に陥ったことで、彼女達の救援に向かう。その際、罠に嵌めたダージリンのことを「強か紅茶女」と罵っていた。
『もっとらぶらぶ作戦です!』では、パンターG型戦車長(通称「げし子」)、エミ、メグの3人と共に登場しているが、クリスマスやバレンタインデーでカメさんチームから嫌がらせのプレゼントをされているなど不憫な目に遭っている。また、特にアヒルさんチームに強い敵愾心を抱いており、エリカとみほが迷子になっていた際、偶然アヒルさんチーム及び大洗女子チームと遭遇して一触即発状態となり、アヒルさんチームに対し「ここであったが百年目だ軽戦車!」と怒りをあらわにしていた。
秋山優花里が黒森峰の練習試合の観戦に訪れてスパイと勘違いされて捕まった際、他の面々と共に尋問しようとしたが、優花里に昨年の活躍を讃えられて打ち解ける。
また、優花里がみほ達に変装術を披露してエマに変装した際、偶然大洗女子学園に訪れていたエリカと赤星小梅に優花里と気付かれず(小梅は気付いていた模様)に黒森峰に一緒に帰ることとなり、向こうで練習に励んで楽しんでいたが、休憩中に本物のエマが隣に座ったことで変装がバレる。エマはドッペルゲンガーだと思って自分は死ぬんだと悟ってみんなに後を託そうとした。
余談
プラッツから発売されたマウスのプラモデルのパッケージでも、この顔が使われている。
登場シーンも台詞も非常に少ないのだが、マウスの登場から撃破されるまでのインパクトの強さゆえか、ファンアートが多い。