作品解説
2016年9月15日に東京ゲームショウ2016にてテレビアニメ化が発表。
2017年1月からTOKYOMX・AT-XおよびBSフジにて『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』のタイトルで放送された。ストーリーはアニメオリジナル。
ゲームと同様、秋葉原に実在する店舗名(第1話におけるアドアーズ等)がそのまま使用されている。一方で、全ての店舗が実名で出る訳ではない。
スタッフ
原作 - ACQUIRE
監督 - 博史池畠
シリーズ構成 - 兵頭一歩
キャラクターデザイン - 満田一
音楽 - エンドウ.
音楽制作 - EVIL LINE RECORDS
アニメーション制作 - GONZO
製作 - AKIBA'S TRIP製作委員会
登場人物
でんきマヨネーズ
CV石谷春貴
本作の主人公。あらゆるものに無節操にハマる究極の趣味人。年齢18歳。尋常ならざる凝り性で、一度ハマると周りが見えなくなるほど1つのことに没入し、テンション高く突っ走る。まとめをかばって瀕死の致命傷を負うもまとめによって"セツリゴエ"という儀式を施され上級のバグリモノ(破繰者)になった。
CV高橋李依
メインヒロインでありタモツのバディ。バグリモノ(破繰者)と戦うアキバを守る側のハゾク(破族)の少女。性格や見た目はクールな美少女だが、女の子っぽい一面もある。見た目とは裏腹に年齢は78歳。小さい頃に第二次世界大戦で両親を亡くし、双子の妹とともに祖母に引き取られたが現在は妹ともども絶縁状態。長年一人ぼっちでアキバを守ってきた。人との関わりを持つことにも消極的だったが、タモツとの出会いによって変化が生まれる。タモツや、有紗達と日々を過ごしていくうちに次第に心を開き始め、最終的にはタモツと相思相愛の関係にまで発展した。
CV高野麻里佳
タモツの妹。ライトなオタク。兄のことを「しょうがない人間」だとは思いつつも、そこがむしろ好き。実家から中学校に通っているが、タモツがマヨと関わってから頻繁に秋葉原を訪れることになる。まとめのことをまるで本当の姉のように慕っている。
CV長久友紀
フィンランドからやってきた謎の外国人。タモツと同じくあらゆることにのめり込むテンションの高いオタクで、中国武術の使い手。頭は良いが、行動がエキセントリックなので“バカ”に見える。
ちなみにアホカイネンと言う苗字はフィンランドに実在しているものである。
タスジン・ラトゥ
CV久野美咲
タモツ達と行動を共にする、元つくばの研究員。褐色の肌を持つインド人。見た目は小学生くらいのロリっ子に見えるが、メンバーの中で一番年上。さまざまな便利なアイテムを作り出す。フルネームはかなり長いため「博士」と呼ばれる。
ゲストキャラ
コスプレイヤーのボス
CV石原夏織
下級の破繰者。タモツによるとサイズはFとのこと。
バードマン店長
CV玄田哲章
上級の破繰者。ガン&ミリタリーショップECHIGOYAアキハバラ店店長。
身長3mぐらい(シーンにより15m相当まで大きく描写)で特注サイズのM4とミニガンのモデルガンを装備している。
水島上等兵
CV峰健一
店長の部下。顔が水木しげる風。店長に報告をする度、理不尽なツッコミ(物理)ばかり受ける。
ナイス村々
CV島田敏
上級の破繰者。紅影千房の専属カメラマン。まとめ達3人を使っていやらしい計画を企む。
紅影千房
CVたかはし智秋
下級の破繰者。元アイドル。まとめ達3人を使っていやらしい計画を企む。
毒島電子
CV竹達彩奈
下級の破繰者。かつてはラトゥ博士の同僚であったが、第2東京タワー建設が叶わず、自殺しようとしていた所を謎の女によってバグリモノにされ、第2東京タワーによる秋葉原の支配を考えていた。
柳生田ダイポール博士
CV木田祐
ラトゥと毒島の筑波科学センター時代の恩師。第2東京タワー建設が叶わなくなったことで破産し、今現在ではブラジルで金の発掘をしている。
マツコ
CV悠木碧
天才美少女ゲーマー。ストリートファイターシリーズでの持ちキャラはリュウ。人間離れしたゲームテクから破繰者と思われるが...。
ちなみにタモツの持ちキャラは春麗。
プロデューサー
CV土田玲央
ガイルのコスプレしているゲーム大会の解説者。どうでもいいウンチクばかり語る。
ローリー・バーバラ
CV久川綾
格安PCを販売するモフマップの女社長。痛いキャラを作っている。(痛い事は自分でも自覚しているが。)着るのも大変な体型補正プロテクターを着けており、実はメタボ体型。
ぴゅう子
CV小倉唯
ラトゥ博士が製作した音声ナビゲーション付オリジナルOS「ラトゥックス(LAtux)」。タモツがOSにぴゅう子と名付け、更にラトゥ博士がボディを改造し自立歩行型ロボット「ぴゅう子改2」となった。
パーツハンターのジャッカル
CV岩中睦樹
パソコンパーツショップを廻り目ぼしいパーツを見つけては他のパーツの下に埋めていく自作パソコン通には知られた人物。
かげさん曰く「彼の後をついていけば良いパーツを格安で手に入れられる」
黒井勤
CV高木渉
上級の破繰者。メイド執事居酒や「ゴンちゃん」社長。従業員を持ち上げつつ安い賃金で非人道的な労働を強いる事をやっているので、破繰者以前に人としてやばい考えをしている。
というより典型的なアレそのものである。
二四 時労
「ゴンちゃん」の執事リーダー。洗脳されているだけの一般人だが、他のメンバーが脱がされる中、何故か彼だけ脱がされず気絶させられる。
祝日土働
CV原紗友里
「ゴンちゃん」のメイドリーダー。洗脳されているだけの一般人だが、何故か脱がされて気絶させられる。
シ・ショウ
CV田丸篤志
有紗が中国で拳法の修行したときの師匠。家族を人質に取られリサによって破繰者の下僕となる。秋葉大武闘会で有紗と対決する事になる。
出井馬リサ・マクマホワイト
CV中川翔子
破繰者でシ・ショウのプロデュースしている格闘界の謎の敏腕プロモーターでもあり、シ・ショウの家族を人質に取らせて炊飯器を爆買いさせていた転売ヤーでもある。秋葉大武闘会を開催しシ・ショウと有紗を戦わせた。
政田池輝
CV小野大輔
サークルの姫(いわゆる女性従業員)を斡旋する「プリンセスカンパニー」の社長であり下級の破繰者。トレーディングカードゲーム「バトルクリーチャー」を嗜むバトクリストでもある。姫達を使って自警団達をかき乱し内側から解散させようとしていた。それなりにかっこいいが、実はハゲ頭でヅラをかぶっている。
みうみう、テツ子、セイクリッド・エンジェル、こにたん
「プリンセスカンパニー」の姫で下級の破繰者。自警団を分裂させようとしていた。
ブラックホール黒田
CV稲田徹
アメリカンドッグ大盛世界チャンピオンでフードソルジャーの経歴を持つ上級の破繰者。ミニマムタシロ(表記不明)に負けて失踪中だったが、メトロチカに転がり込んで今に至る。それが遠因となっているのか、不利になると禁じ手の「暗黒喰い」「アキバ凄く高いビル(UDX)喰い」を平然と行う。
万世架 うらめ
CV高橋李依(兼役)
万世架まとめの双子の妹。髪の配色を除けば瓜二つである。自分を残して祖母のふかめの下を去った姉を長年に渡って恨んでおり、下級の破繰者になったタモツと有紗のニセモノと一緒に秋葉原の各所を荒らし回り、濡れ衣を着せようとしていた。
なお、ニセモノのタモツと有紗は全く似ていない。
清井しぐさ大臣
CV中村繪里子
政府大臣で破繰者ではない普通の人間。オタクやオタク文化を激しく嫌っている。メトロチカの賄賂により特別風紀大臣に就任し「秋葉原禁止法(アキバ禁止法)」を成立させ、アキバフェスを急遽中止にしただけに飽き足らず、その後も「秋葉原浄化隊」を結成し、「秋葉原生き生き清掃活動」と称して弾圧を続ける。最終的にメトロチカからの贈賄の容疑と某社の粉飾決算の容疑により逮捕される。
天川 太陽
CV羽多野渉
大東京トイボックスからの特別出演。見てもわかるように周りのキャラデザと比べてみても浮いており、水道橋からも「あんたら誰?」と思うほどであった。
月山 星乃
CV斎賀みつき
大東京トイボックスからの特別出演。こちらも同様にキャラデザが浮いている。
おとといフライデー
謎の女の親衛隊となった大幹部。復活した上級の破繰者を率いてタモツ達を襲撃したがあっけなく返り討ちにされる。
謎の女
CV浅野真澄
喪服のような恰好をした女性。新倉マストを使い一連の破繰者の事件の情報攪乱をしている。
電子を破繰者にすることができるためハゾクと思われる。
その正体はハゾクのボスであり、まとめの祖母でもある万世架ふかめ。
その他
かげさん
CV中田譲治
タモツの友人。古いタイプのオタクで、謎の人脈を多数持っている。普通はまず手に入らないような情報や物品を、いともたやすく入手してくる。知識は豊富。
水道橋
CV本多真梨子
中央通り自警団のリーダー。見た目がややこしいが女の子。
小桜/昌平/聖
中央通り自警団の団員。
新倉マスト
CV興津和幸
アキバのニュースを配信しているGON Tuber。破繰者関係の騒動をオタクどうしの乱闘であると情報操作している。
カティ・ライコネン
CV山崎はるか
2からゲスト出演。めいどりーみんでバイト中。
空閑真白
CV橋本ちなみ
AKIBA'S TRIP Festa!からゲスト出演。「マシロの何でも紹介所」をやっている。
ツクモ モモ
CV桃井はるこ
超長身の人気フリーエージェントメイド。
師匠
CVなし
AKIBA'S TRIP Festa!からゲスト出演。
アクワイアちゃん
CVなし
アクワイア公式のキャラ。ゲスト出演。
汐田伊緒
CV芹澤優
人気上昇中のGNZ34の元センターのアキバ系アイドル。
用語集
バグリモノ(破繰者)
秋葉原にだけ出没する怪異。その実態は不明で、多くの人には都市伝説扱いされている。常人を遥かに上回る身体能力を持っているが、大気に弱いので衣服を脱がせることで倒せる。衣服は全部脱がせなくても下着を着用したままでも倒せる。
クロバグ
人間に取り憑いて下級バグリモノを生み出したり、そのままで戦闘に参加したりする。服を脱がせれば倒されて蒸発する。
下級バグリモノ
クロバグに取り憑かれた人間がなるバグリモノ。服を脱がされるとクロバグが蒸発し、人間に戻る。
上級バグリモノ
ハゾクが人間にある儀式を施して作り出すバグリモノで、後述するハゾクの眷属。倒されると元の人間ごと蒸発して消滅する。
ハゾク
バグリモノを生み出す力を持った存在。ある儀式を人間に施すことで、先述の上級バグリモノを生み出す。下位のバグリモノ同様服を脱がされると蒸発して消滅してしまう。早い話は上級バグリモノの上位種。
メトロチカ
まとめが倒そうとしているバグリモノの組織。構成員数など詳細は不明だが、バグリモノを増やし秋葉原を乗っ取るという目的だけははっきりしている。
主題歌
オープニングテーマ
「一件落着ゴ用心」
作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - 横山克 / 歌 - イヤホンズ / 客演 - 串田アキラ
エンディングテーマ
「B Ambitious!」(第1話)
作詞 - 7chi子♪ / 作曲 - 渡邉俊彦/ 編曲 - 大久保薫 / 歌 - ゆいかおり
「リライミライ」(第2話)
作詞・作曲 - ユカ / 編曲 - ゆうゆ / 歌 - みみめめMIMI
「サンキトウセン!」(第3話・第4話)
「超反応ガール」(第5話)
作詞 - NAGAE / 作曲 - 南直博/ 編曲 - 西岡和也 / 歌 - A応P
「心のメモリー」(第6話)
作詞 - 咲岡里奈 / 作曲・編曲 - 松坂康司 / 歌 - every♥ing!
「恋に新参」(第7話)
作詞 - 大槻ケンヂ / 作曲・編曲 - 山田高弘 / 歌 - 中川翔子 / 客演 - レディビアード
「Fighting☆Dramatic」(第8話)
作詞 - 南野Emily / 作曲・編曲 - 山崎真吾 / 歌 - ミルキィホームズ
「セカイじゅうのAKIHABARAで」(第9話)
作詞・作曲・歌 - 桃井はるこ / 編曲 - Haraddy
「空腹からやりなおせ!」(第10話)
作詞 - 中村彼方 / 作曲 - 浅原康浩 / 編曲 - 佐藤清喜 / 歌 - petit milady
「DIVE TO LIVE」(第11話)
挿入歌
「サンキトウセン!」(第3話)
「ヨロコビノウタ」(第13話)作詞 - 岩里祐穂 / 作曲 - フレデリック・フランソワ・ショパン(夜想曲)、ヨハン・パッヘルベル(カノン)、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(G線上のアリア)、クリスティアン・ペツォールト(メヌエット)、ジョルジュ・ビゼー(カルメン)、ジョアキーノ・ロッシーニ(ウィリアム・テル)、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(ハレルヤ)、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(歓喜の歌) / 編曲 - エンドウ. / 歌 - まにあ〜ず
外部リンク
公式サイト(表示されているキャラをクリックすることで服装が服ビリ状態になる)
関連タグ
- AKIBA'STRIP AKIBA'STRIP2(原作ゲーム)
- タモマヨ(タモツとまとめのカップリング名)
- ダライアス(2の広告が見切れて登場)
- ストリートファイター(マツコとのゲーム対決で、スト2及びストリートファイターⅤのゲーム画像が実際に使用された。これに関してはカプコン公認である)
- それが声優!(製作スタッフがほぼ同じ、イヤホンズが主題歌担当&まとめ、にわか、有紗のCVで出演し劇中キャラのフィギュアが登場している)
- 大東京トイボックス(ゲーム版でもコラボをした事があるが、アニメ版では12話で思わぬ形でのサプライズ登場となる。こちらも公認コラボ扱い)
- steins;gate(秋葉原が舞台である等の類似点あり)
- ハンドシェイカー(同時期放送で実在する店舗名等をそのまま使用している。ただし、こちらの舞台は大阪だが)
- イヤホンズ(本作の主要キャラの女性声優達が所属するとあるアニメで生まれたユニット。何気にとあるアニメの原作者も本作に出演している)