概要
アメリカ合衆国の銃器メーカー・AMT社が製造するオートマチックピストル。
コルト・ファイヤーアームズ社が有していたコルト・ガバメント(M1911)の製品特許が期限切れになったことで造られるようになったガバメント・クローンの一つであり、ガバメントモデルでは初となる全ステンレス製モデルである。
開発当初、フルメタル・ジャケット以外の銃弾と相性が悪かったために「ハードボーラー」という名付けられた。
ステンレス独特の質感を生かした、ロングバレル・ロングスライドモデルが人気。
後述のターミネーターの印象からコンバットガンというイメージが根付いているが、実際には競技用に作られたレースガンである。
フィクション作品への登場
- 『ターミネーター』
アラモ銃砲店からT-800(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)が強奪して使用し、宣伝ポスターにも大きく写ったことで一躍有名になった。印象的なスコープのようなレーザーサイトはLaser Products Corporation(現:Surefire)に所属していたエド・レイノルズ氏が映画用に作ったワンオフ品で劇中では「引き金に触るとビーム(レーザー)が出る」と言及されているが、実際にそのような機能は無く非常に長い配線やバッテリーとスイッチをジャケットの内側に隠して撮影された。
- 『プレデター2』
マイク・ハリガン(演:ダニー・グローバー)がトラックから取り出すがプレデター相手には小さすぎるという理由で使用しなかった。(1作目の主人公をシュワルツェネッガーが演じていることを絡めたジョーク)
- 『HITMANシリーズ』
本銃のカスタムモデル「シルバーボーラー(AMTハードボーラー)」が登場する。主人公であるAgent47が愛用し、シリーズのシンボルマークである「ユリの紋章」が各部位に打刻されている。主人公が暗殺者であるということもあってか、サイレンサーを装備していることが多い。
「キラー7」として登場。武器商人から購入してレオン・S・ケネディが使用できる。オリジナル版では通常のM1911にターミネーターのレーザーサイトを装着したものが使用されていたが、リメイクに伴い5インチのハードボーラーに変更された。版権の都合かグリズリーMkVのデザインが混じっている。
ターミネーターコラボの兼ね合いで登場。映画と全く同一のモデル。