I've

あいぶ

「I've」とは、北海道札幌市に拠点を置く音楽制作チームである。

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目次 [非表示]

1 曖昧さ回避

2 概要

3 所属歌手

4 卒業歌手

5 所属クリエイター、及び作曲を担当した楽曲

6 卒業クリエイター、及び作曲を担当した楽曲

7 関連動画

8 外部リンク

曖昧さ回避

「I have」の短縮形。
カネボウがかつて発売していたシャンプー(加藤いづみのCMソング「シャンプー」でも知られる)。
北海道札幌市に拠点を置く音楽制作プロダクションの名前。本項で解説する。
1996年頃～1999年頃にかけて活動していたヴィジュアル系ロックバンド。詳細

概要

所属事務所およびインディーズレーベルはFUCTORY Records。また、ビジュアルアーツのブランドとしての所属となる。

グループ名の由来は「愛撫」及び「I Love I Live I Leave」(「前向きな希望を持って、自分で行こう、信念を持て」という意味)である。

1998年から活動を始める。高瀬一矢、一法師康孝、中沢伴行、永田善也、板垣直基、三上誠一らにより結成された。

当初は「I've」という名前はなく、通信カラオケの音源作成や『ダンスマニア』への楽曲提供などで活動していた。

1998年秋頃、『Lips〜笑顔の行方〜』と題したPCゲーム（「アイドル育成もの」であったことが語られている）を制作しようと考え、そのゲームブランド名として「I've」という名前が付けられた。

ゲーム制作にあたっての金銭的な事情もあり、当時のメンバーである三上誠一がビジュアルアーツと繋がりがあったため、出資を求めて社長の馬場隆博に『Lips』の企画書を送ったものの「こんなゲームは売れへんぞ」と断られ、お蔵入りとなる。しかし、馬場が絵コンテを手掛ける形で『吐溜 TRASH』（アイドルゲームとは全く異なる、猟奇系のアダルト作品）というゲームを作ることとなり、ここで初めて「I've Sound」の名前が用いられることになった。

その後、ビジュアルアーツのつながりでKeyの代表作となった『Kanon』のオープニングテーマ「Last regrets」、エンディングテーマ「風の辿り着く場所」の編曲を高瀬が担当したことで美少女ゲーマーの間での知名度を高め、多数のゲーム・アニメに楽曲提供を行うようになる。

トランスやユーロビート、ダンスチューンなど打ち込みを利用したテクノミュージックを得意とするが、クリエイターごとに得意な方向性を活かして幅広いジャンルが振り分けられており、ポップスからハードロック、電波ソング、バラードまでさまざまな楽曲を手がけている。

メンバーは作詞・作曲を手掛ける「クリエイター」と、楽曲の歌唱を担当する「歌姫（ボーカリスト）」がおり、

ボーカリストとしては川田まみやKOTOKO、MELLといった人物がかつて在籍していた。

作品や媒体によっては「IVE」という表記が見られる(アルバム「LAMENT」「OUT FLOW」のジャケット、15周年記念ライブ「IVE RADICAL ENSEMBLE OF 15th ANNIVERSARY」、2018年以降のバックインレイの発売元表記など)。

メジャー流通の作品は主にNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(ボーカル作品が主、かつては「That's Eurobeat Now」の流通も)、Lantis(Larval Stage Planningの作品や一部ゲームのサウンドトラック)、日本コロムビア、キングレコード(以上2社はユーロ・トランス専門CDが主)から発売される。

所属歌手

C.G mix 主に作曲・編曲を手掛けるサウンドクリエイターだが、歌手としても活動。
IKU シンガーソングライターの活動を並行して参加、元々は外注で2008年よりI'veに参加していたが、2014年より正式加入。
RINA 2014年より加入。一時期は柚子乃と「しょーとサーキットDS」なる電波ソングデュオでの活動も行なっていた。
佐藤アスカ 2018年より加入。コミュニティ放送局「FMドラマシティ」の番組「金曜もうたぁしょう」2023年次の準レギュラーとして毎月第1金曜日に出演。

卒業歌手

AKI I'veの活動開始と同時に歌手デビューしたが、2001年脱退（その際にI'veからの正式な発表はない）。現在活動しているかは不明。
MELL 1999年より加入、2006年にメジャーデビュー。I'veでは一番の古株だった。2011年頃に体調不良により活動休止、2013年にI've卒業と同時に引退。
島みやえい子 1999年より加入、旧名は島宮えい子。2005年にメジャーデビュー。音楽スクールの講師をしており、KOTOKOや川田まみはそこの生徒だったのでI'veファンには「えい子先生」と呼ばれる。2011年独立と同時に卒業。
KOTOKO 2000年より加入、2004年メジャーデビュー。I'veの看板歌手の一人だった。2011年に事務所を独立し、同時にI'veを卒業したがI'veのクリエイターとは現在も深く関わりがある。
川田まみ 2001年より加入、2005年メジャーデビュー。I'veの看板歌手でもあった。2016年末に歌手活動は引退したが、作詞家としては継続。現在は元I'veのクリエイターである中沢伴行と結婚し一児の母。
MOMO 2001年より加入。本名は「桃井ひとみ」。I'veでは割とクールな楽曲が多かった。2006年卒業。現在は「モモイヒトミ」名義でシンガーソングライターとして活動中。
SHIHO 2001年より加入。所属のキッカケは実弟が募集のチラシを見つけたこと。2006年卒業。現在は自身の音楽活動に力を入れている。
詩月カオリ 2002年より加入、2007年メジャーデビュー。旧名は詩月かおり。I've所属時からギターやピアノ弾き語りでも活動。2013年卒業、現在はシンガーソングライターとして活動中。
舞崎なみ 2010年 Larval Stage Planningとして加入と同時に並行してソロデビューするも、元々は歌手よりもクリエイター志向だった為、2014年に卒業。少し経ってクリエイター「NAMI」としてI'veに復帰。
朝見凛 2010年 Larval Stage Planningとして加入、2011年ソロデビューするも。2014年に卒業。
柚子乃 2013年より参加、作詞の際は「YUZUNO」のペンネームを使用。2019年3月卒業。以前から「ユズハ」名義でガールズバンド・ナデシコドールのボーカルとしても活動。現在はそちらをメインに活動中。
桐島愛里 2009年より加入、Larval Stage Planningとしても活動。2019年7月卒業。現在は「DJ AIRI KIRISHIMA」名義でDJをメインに活動中。
Larval Stage Planning 元々にはI'veに所属していた桐島愛里・舞崎なみ・朝見凛の3人によるユニットだったが、舞崎と朝見が脱退し、その後は桐島のソロプロジェクトになっていた。2019年7月桐島のI'veとの契約終了に伴い事実上解散。
Leina 元々シンガーソングライターとして活動。2018年より加入。2020年8月に卒業し、現在は「久保田れな」名義で活動中。