概要
OsakaMetro中央線向け。経年を迎える20系の代替車両として開発された、OsakaMetro民営化後初の新系列車である。車両製造は新20系以来の日立製作所が担当。
2023年6月より営業運転が始まり、2025年に開催される大阪万博までに6両編成23本を投入する。中央線の車両は最終的に400系へ統一される見通し。
モチーフは「宇宙船」。フェラーリや新幹線などで実績のあった工業デザイナー・奥山清行氏がデザインを担当した。
車内の吊り広告を全て廃止。車内にWi-Fiを備えるほか、先頭車にUSB電源付きカウンターも設置。
また、編成中の1両(4号車)に固定式クロスシートを設置。ロングシート含め背もたれが大きくなったため、側窓が天地方向に小さくなった。
仕様変更及び改造
- 第8編成から、乗務員室と客室を仕切る扉と運転台背後にある窓ガラス面積を拡大。(乗務員室と客室を仕切る扉についてはこれ以前に製造された車両も順次交換)
- 2024年3月の第10編成を皮切りに、生駒山トンネルの勾配走行時の速度低下を防止するため高速域加速力向上を順次施行。
余談
- その前衛的過ぎる見た目から「オニゴーリ」「バトルドーム」「G-SHOCK」などのあだ名が付けられ、「銀河鉄道999に出てきそう」などの評価もされている。
- 前身となる大阪市交通局(大阪市営地下鉄)時代、1943年から1969年まで「400形」が在籍していた。