概要
想像力豊かでファンタジーの世界に憧れる14歳の少女・ルースは、母親に勧められたサマーキャンプに行く途中、お気に入りのファンタジー小説「よい魔女 アズーラ」を持ち去ったフクロウの後を追い魔界への扉をくぐってしまう。扉を出た先に広がるボイリング島にて、ルースは破天荒な魔女・アウルレディのイーダと元魔界の王を自称する小さな妖魔・キングと出会う。自分と似たように変わり者でありながらも互いに支え合い生きているふたりの様子に感銘を受け、自分もアズーラのようになりたいと魔女になるための修行をさせてもらうことを頼み込むが、人間は魔女にはなれないとイーダに断られてしまう。しかしその後ルースのおかげでピンチを乗り越えられたことを機に、(キングの世話を始めとする日頃の手伝いもやることを条件に)イーダはようやく頼みを承諾する。
こうして、イーダとキングが過ごす館「アウルハウス」で暮らしながら立派な魔女を目指すルースの魔界での日常が始まった。
登場人物
CV:竹内恵美子
想像力豊かで、アニメの動画編集をしたりファンタジー小説を読むのが好きなバイセクシャルの女の子。
魔界に迷い込み最初は人間の世界に帰ろうとするが、この世界に自分の居場所を見つけ魔女見習いとして修業する決意をする。
パーカーのフードはネコミミになっている。
魔女イーダ(イーダリン・イーダ・クロウソーン)
CV:笹島かほる
フクロウの魔女アウルレディ。
¢1000000000000の懸賞金がかかったお尋ね者。
平日は秘薬売り、週末は人間世界から拾ってきた道具『ニンゲンのおたから』の店を開いている。ルースの師匠になり、彼女にとって第二の母のような存在になっていく。キングとルースを家族としている。
若い頃に何者かによって呪いをかけられてしまったせいで、呪いの効果を抑える薬を飲むことを怠るとフクロウを思わせる見た目の巨大でどう猛なモンスターに変貌してしまう。
若い頃はオレンジ色の髪色だった。
CV:松本健太
元魔界の王(自称)。王冠を奪われ力を失った。
なお王冠はバーガークイーンの紙製のオマケ。イーダのルームメイトである妖魔。何かの頭蓋骨を被った犬のような見た目をしているが、他人から犬やペットとして扱われるのを嫌っている。しかし「かわいい」と言われるのは満更でもないらしく、本人も自分の愛くるしさを自覚しているような言動をとることもある。あらゆる妖魔のことについて詳しい知識を持っており、自作の図鑑を作っている。魔界の王として破壊や混沌を望む一方で、ぬいぐるみや甘いお菓子をよく好む。普段は素直に態度に出すことはないがルースやイーダのことを大切に想っており、彼女たちに甘やかしてもらったり、共に様々なことをするのがお気に入り。イーダの養子で、ルースの小さな弟のような存在。
その正体は…
(Hooty)
CV:松本健太
アウルハウスの門番。
気さくな性格だがシャワールームを覗く。
アウルハウスと一体化している妖魔であり、普段はドアノッカーのように玄関扉に顔がついている姿をしているが、必要とあれば自在に首を伸ばして周りに干渉することができる。
甲高い声が特徴なおしゃべりのお調子者で、自分の話を聞いてもらおうとよく他人に話しかけるものの、その態度からうんざりされてのけものにされることも多く、こっそり本人もそれを気にしている様子。
外に出かけるときは、鳩時計のようなものに移り、ルースにリュックのように背負ってもらう。
CV:塩谷綾子
魔法使いの中でもエリート中のエリートとされる、ボイリング島の皇帝の元で使徒として活躍する魔法団「エンペラーズ・カヴン」のリーダーを務める魔女。イーダの姉にしてアミティの師匠でもある。カヴンに所属しないイーダに対して呆れながらも気遣う様子を見せる一方で、皇帝からの命令で彼女を捕らえることを画策していた。シーズン1終盤ではルースを人質にとり、イーダと激闘を繰り広げたのちついに彼女を捕らえるが、呪いを解くことを約束していた皇帝べロスの真の目的は、魔法を不正に使うイーダを見せしめに石化の刑に処すことだと知る。自分の過ちに気づいたリリスは皇帝を裏切りルースと共にイーダを救出し、幼い頃から使っていた、姉妹同士で痛みを分かち合う呪文をかけたことでイーダの呪いの暴走を防ぐことに成功する。代償として従来の魔力を失ったリリスはシーズン2からアウルハウスで暮らすようになり、イーダと共にルースから魔法を再び学びつつ、彼女たちと友好関係を築いていく。特に真っ先に友達になろうと歩み寄ってきたフーティとは大の仲良しになり、「フーティファー(Hootcifer)」(Hooty+Lucifer)という愛称で呼び、『恐れを断つ術』を機に母親のグウェンドリンと家族の時間を過ごすため一時的にアウルハウスを去ってからも、彼とは手紙でやり取りを続けている。アセクシュアル・アロマンティックの設定となっている
若い頃はオレンジ色の髪色だった。
(画像左)
(Owlbert)
イーダ・クローソーンのフクロウの使い魔である。ルースが最初に出会った魔界の住人であり、彼女がボイリング島にたどり着いた最初の理由でもある。
(Vee)
(画像左)
魔界のボイリング・アイルズ出身のバジリスク。アイルズから脱出した後、ルース・ノセダのドッペルゲンガーに変身したが、最終的にカミラ・ノセダに引き取られ、人間界のルースの家で新しい生活を始めた。
ルースの母親。行方不明になっていたルースをとても心配して、再会したときには涙を流して喜び、魔法界のルースの友達も快く受け入れた。
ルースの父親。ルースが幼い頃に亡くなった。
グウェンドリン・グウェン・クロウソーン(Gwendolyn Gwen_Clawthorne)
CV:根本圭子
イーダとリリスの母親で、イーダのことを「魔女っ子ちゃん(Little Witchlet)」、リリスのことを「リスっ子ちゃん(Sweet Flea)」と呼んでいる魔女。モンスター使いカヴンに所属している。
デル・クロウソーン
グウェンドリン・クロウソーンの夫であり、リリスとイーダ・クロウソーンの父親、そしてキング・クロウソーンの養父である。
ワッフル
(waffle)
エピローグでハンターが飼っている青い小鳥の使い魔。
ヘキサイド魔法魔術学校
cv:七瀬彩夏
ヘキサイドの生徒である、メガネをかけた内気な少女。両親からの願いで当初はアボミネーションコースを履修していたものの、結果を出せないまま試験を控えて悩んでいたところでルースと出会う。花をはじめとする植物が好きで、その上植物を操る魔法に優れているが、感情が昂ぶると魔法が暴走してしまう。ルースを学校に連れてきて騒ぎを起こしてしまった際にはかえってその才能を校長から認められ、それ以降は植物魔法コースを受けるようになった。同じ学校に通うガス、新たに出会ったルースと友達として良好な関係を築いている一方、かつて幼なじみの親友だったアミティとはとある理由で決別してしまった過去を持っている。しかしアクシデントでウィローの記憶が失われる危機に陥った際、ルースがアミティと共に事態を解決したことにより彼女と仲直りするきっかけを得た。二人の父親を家族に持つ。
クローバー
(Clover)
ウィローの蜂の姿の使い魔。元の飼い主に捨てられてイーダに引き取られ、やがて使い魔の養子縁組イベントでウィローと結ばれる。
オーガスタス・ガス・ポーター
(Augustus_Gus_Porter)
cv:柴田芽衣
ヘキサイド魔法学校の生徒である少年。人間のことに興味津々で、かなり偏った人間に関する知識や自分なりに用途を推測した人間界の品物などを携え「人間鑑賞クラブ」の部長も担当している。初めて実際に出会った人間であるルースから名付けてもらった「ガス」という愛称を「人間のあだ名」としてとても気に入り、それから友達として仲良くするようになった。瞬間移動や分身を作るなどのイリュージョン魔法を扱うことを得意としている。シーズン2では思春期を迎え、声変わりし身長もルースやウィローに並ぶくらいに伸びた上、イリュージョンの魔法使いたちの墓地を荒らすライバル校・グランダスの生徒たちを撃退するほどの大規模な幻影も操れるほどにまで成長を見せた。
CV:中井美琴
ヘキサイドの生徒で、泥人形のような存在であるアボミネーションを使役する魔法に長けている少女。その実力はアボミネーションコースのトップ・スチューデントになるほどだが、ウィローのためアボミネーションのフリをして学校に潜入したルースのせいでトップ・スチューデントの座を奪われたことで、出会った当初は彼女に対し嫌悪感を抱き、その後も人間の分際で魔女になろうとするルースを見下していた。しかし仲良くしようと自分に歩み寄り、時には共に協力し危機を乗り越えていく彼女の様子に態度を改め心を開いていき、ついには彼女に対し今まで感じたことのない特別な想いを抱くようになっていく。感情が昂ぶると失神しそうになるくらい顔が真っ赤になる。
ボイリング島の図書館に自分の日記を隠しておくための秘密の書斎を持っており、実は「よい魔女 アズーラ」シリーズのファンでもある。
シーズン2では髪型が変わり、緑色に染めていた髪をライラック色(アボミネーションの色)に染め直している(地毛は茶色)。
ゴースト
(Ghost)
白猫の姿をしたアミティの使い魔。
CV:中野泰佑
ヘキサイド魔法学校の校長先生。常にマゼンタ色の使い魔、フレウィンを頭に被っている。学校の秩序と生徒を守る強力な魔法使いで、騒ぎを起こす生徒を厳しく糾弾する一方、場合によっては規則に縛られない対処を施してくれる物腰の柔らかい一面も見せる。かつてこの学校に通っていたイーダのことも副校長時代の教え子でよく知っている。問題行為を次々と起こす彼女を退学させようとした当時の校長と違い、悪い子には見えないと擁護した。魔法団の大会にて司会を務めることもある。
フレウィン
(Frewin)
バンプ校長のパートナーである小鬼のような使い魔で、バンプの頭上と目の上に口をあてて休み、バンプの目がよく見えるように助けている。
(Boscha)
CV:七瀬彩夏
ヘキサイドの生徒である嫌味な性格の三つ目の少女。気に入らない相手をバカにしては同級生の女子たちとよくつるみ、SNS「ペンスタグラム」に夢中な生活を送る一方で、グラグビーのキャプテンも務めている。
アミティの姉でエドリックとは双子であるヘキサイドの生徒。いつもエドリックとイタズラをしたりアミティにちょっかいを出している。ふざけてアミティを呆れさせることはしょっちゅうだが、彼女がルースへの想いを吐露した際にはそれをサポートする姿勢を見せた。怖いことはエドリックといつまでも一緒にいる羽目になること。
CV:汐谷文康
アミティの兄でエミラとは双子であるヘキサイドの生徒。札付きのトラブルメーカーだが妹のアミティのことは大事に思っている。三兄妹で魔法の合宿に出かけた際は雪を食べようとしたり、食事にするはずだったコウモリを飼おうとしたり子どもっぽい言動を見せた。怖いことはエミラと離れ離れになること。
四年後のエピローグでは髭が生えている。
(Skara)
ヘキサイド魔法魔術学校の吟遊詩人科に在籍。ボッシャの友人の1人でもあり、学校のグラグビー・チーム「バンシーズ」のメンバー、後にウィローがキャプテンのフライヤー・ダービー・チーム「エメラルド・エントレイルズ」のメンバーにもなる。スマホでよく戦略を練っている才媛。
CV:汐谷文康
マット・ソロミュール、通称マソロミュールはグランダス高校からヘキサイド魔法魔術学校への転校生。当初は建設コースに所属していたが、"Labyrinth Runners "の時点では建設コースとイリュージョンコースの両方に在籍している。
(Viney)
ヘキサイド魔法魔術学校の生徒で、当初はジャーボやバーカスと一緒でコース未定だったが、現在はヒーリングコースとビーストキープコースに所属している。使い魔の暴れん坊な巨大な鳥を押さえている必要があり、よく傷を作るが学校一優秀なヒーラーなのですぐ自分で治せる。ジャーボのことが嫌い。
(Jerbo)
ヘキサイド魔法魔術学校の生徒で、当初はヴィニーやバルカスと一緒でコース未定だったが、現在は植物魔法とアボミネーション(泥人形魔法)の両方を学ぶデュアルコースに在籍している。ハンターのエンペラーズカヴンへの加入の誘いを断る。大人になったらエンペラーズカヴンのような古臭い社会制度を変えたいと話す。ヴィニーを恐れている。
(Barcus)
バルカスは茶色い犬の姿の、眼鏡をかけているヘキサイド魔法魔術学校の生徒で、もともとはヴィニーやジャーボと一緒でコース未定だった。今には神託と魔法薬を教えるデュアルコースに在籍している。
イーダ、リリス、レイン、アラドール、オダーリア、ダリウスなど、現在大人になっているキャラクターたちがまだ学生だったころ、ヘキサイド魔法魔術学校の前校長だった。優等生でも身体が大きくて気に入らないので退学させたり、自分が気に入らない者は排除しようとする暴君的な性格。
ヘキサイド魔法魔術学校の意地悪なバーコード頭の教師で、アボミネーション(泥人形魔法)コースの生徒を教えている。当初はアミティを首席にしたが、後にウィローを首席に昇格させた。
ウィローが植物魔法コースに移ったのを根に持っている。同好会やクラブの承認の担当も受け持っている。
皇帝とカヴンのリーダーたち
本作のディズニー・ヴィランズ。ボイリング島を治める皇帝。裏で怪しいことを企んでいる。人々の使い魔を没収させては、延命のためにその力を吸い取る。
(Hunter)
CV:汐谷文康
エンペラーズ・カヴンの新たなリーダー、ゴールデン・ガードを務める金髪の少年。皇帝ベロスの甥っ子で伯父に強い忠誠を誓っており、初登場ではルースたちの敵として金の仮面を被った姿で登場する。実は自身も知らない大きな秘密を抱えている。
少し手先が不器用で、破れたゴールデン・ガードの制服のマントを自分で補修したが、破れる前よりボロボロになってしまっていた。そのマントを着て会合に出席し、周囲からの嘲笑に赤っ恥をかいていた。
自身の生い立ちについての秘密を知った後、伯父に恐怖心を抱き逃走する。以前潜入したことのあるヘキサイズの体育館に潜伏するがガスに見つかり、ルースらと行動を共にすることになる。
ヘキサイドに潜入したときフライングダービーに誘ってくれたウィローと信頼関係を結びつつある。
ゴールデン・ガードとしては威圧的な態度を取っていたが、根は優しく寂しがり屋。
ハンターの使い魔である、赤い小鳥。最初は鬱陶しがられていたが、持ち前の優しい性格でハンターの心を開かせ頼れる相棒となった。杖に変身してハンターの魔法を手助けする。
CV:林大地
吟遊詩人カヴンの新たなリーダーという表の顔を持つ一方、その裏で正体を隠し、魔法を取り締まる皇帝の手先に反旗を翻す吟遊詩人の魔法使い集団「ザ・バッツ」を率いる学生時代からのイーダの親友。
水色の短髪で、眼鏡をかけた男性。ノンバイナリーの設定になっている。ヘキサイド魔法学校の卒業生。
(Kikimora)
CV:七瀬彩夏
皇帝の補佐役。上からの指示には忠実で、強い地位を欲しがっている。普段は服で口が隠れているが、牙がある。
プリンセス
(Princess)
キキーモラが乗りこなす巨大な青緑色の龍。手のような形の羽を持つ。
イリュージョン・カヴンのリーダー。部下を引き連れてヘキサイド魔法学校を占拠し、生徒たちを味方に引き入れようとした。
(Severine)
以前はエリドリアンの部下のカヴン・スカウトだったが、虐待と耐え難い重圧のために激怒して辞めた。
アボミネーション(泥人形魔法)カヴンのリーダーを務める紫髪の自惚れ屋な男性。ジーニーのような見た目をしている。ハンターのことを手荒くあしらうこともあるが、頑張ったときは感心し、「もう16歳だろ」とスマホをプレゼントするなど面倒見のいい一面もある。暇なときは目にキュウリを貼ったりしており、美容にも気を遣っている様子。先代のゴールデン・ガードに教育を受けていた。ヘキサイド魔法学校の卒業生。
カヴンが解体される前は、植物カヴンのリーダーを務めていた魔女。イーダやレインが学生の頃からかなりの地位まで登り詰めており、かなり高齢と思われる女性。レインの頭痛のためにと怪しいお茶を飲ませたり、底が知れない。
(Eberwolf)
モンスター使いカヴンのリーダーを務める茶色の毛並みの小柄な獣人。エバーウルフはまた、皇帝ベロスの「統一の日」計画を阻止するためにレイン・ウィスパーズが結成した抵抗組織「玉座に抗する集会」のメンバーでもある。
アミティの母親。アミティを自分の思い通りにコントロールしようとする。ヘキサイド魔法学校の卒業生。
(右の茶髪の男性)
アミティの父親。強力な兵器を作るエンジニア。子供思いの性格。ヘキサイド魔法学校の卒業生。
(Steve)
(画像右)
元カヴン・スカウトで、「玉座に対抗するカヴン」のメンバー。ハンターが捕えてきたウィローたちを心配し、抵抗されて頭を殴られても「冷やせば大丈夫スティーブ」と氷袋で冷やしながら許したり、困っているキングに乗るかい?と聞きサイドカーに乗せてバイクで様々なところに連れて行ったり、ハンバーガーをおごったりなど(着ているTシャツには大きくSteveと書いてある)、ユーモラスで優しい人物。頭に一本角が生えている。カヴンでの昇進の競争にうんざりし、リストラする。
ヴィティミー
(Vitimir)
魔法薬の集会、ポーションカヴンのリーダーで、"Draining Spell "の重要な役割を担っている。
その他のキャラクター
(Tinella "Tiny Nose" Nosa)
(中央の丸い妖魔)
CV:柴田芽衣
本作の作者であるダナ・テラス自身をモデルにした、大きな鼻のついた顔に手足が生えたような見た目をした小さな妖魔。陰謀論にどっぷり浸かり破壊衝動を抱えている変わり者。『作家デビュー!』のラストで小説を出版していることが描かれている。
英語版ではダナ・テラス自身が声優を務めている。
CV:根本圭子
真のラスボス。人間でも魔法使いでもない星の子ども。作中で最強クラスの力を持つ。(月を窓から指先で動かすなど)子どもなので、つまらないことが大嫌いで、楽しい遊びが好き。
故人。ベロスことフィリップの兄であり、イーダ達クロウソーン家の先祖でもある。
ウィロー・パークの父親たち。
モートン
(Morton)
モートンはミスター・エリクサーで働く薬屋であり、イーダが彼の店でエリクサーを購入する場面がたびたび描かれる。
ジェイコブ・ホプキンス
人間界の町グレイブスフィールドのグレイブスフィールド歴史協会(GHS)博物館の学芸員だったが、ナルシストな言動が原因で解雇された。実際はGHS内の隠れ家で魔女や悪魔の存在について秘密裏に調査し、その起源を暴くつもりだった。
アデガスト
(Adegast)
ボーンズボロの人々に薬を売り歩く商売人のお爺さん。人形使い。
マーシャ
(Masha)
ヴィーがサマーキャンプでルース・ノセダになりすましたときにできたの友人の一人。現在はグレイブスフィールド歴史協会を担当している。ノンバイナリーの設定になっている。
キーワード
ボイリング島
伝説の妖魔・タイタンの亡骸の上にできた、多くの魔法使いや様々な種類の妖魔たちが過ごしている魔界の島。グリフィン、ヴァンパイア、そしてキリンなどをはじめ、人間界における神話や伝説はここからやって来た妖魔が元になっているという。
キリンはボイリング島から追放された生物。
アズーラ
ルースがあこがれているファンタジー小説の中の魔女。
牢獄
陰謀論をとなえた者や、野菜の擬人化小説を書くような"変人"を収監している。
カヴン(魔法団)
(Coven)
植物やアボミネーション(泥人形)、イリュージョン(幻影)に建築などといった代表的な9つの区分をメインに形成されるそれぞれの魔法を専門に扱う集団。それぞれのカヴンが独自の個性を持つ一方、カヴンに所属することになった魔法使いは誓いにより今後そのひとつの種類の魔法しか使えないようになってしまう。魔法はワイルドで予想がつかないからこそ魅力があると考えるイーダはこれのどれにも属しておらず、自ら作った「バッドガール・カヴン」の一員であることを自称している。
ヘキサイド魔法魔術学校
(Hexside School of Magic and Demonics)
ボイリング島にある魔法使いを目指す学生たちの通う学校。この学校で受講できるコース分けはカヴンの種類に準じている。荘厳なつくりをしている一方、時間を知らせるベルや生徒用ロッカーなど魔物を思わせる生きているような設備や施設も見受けられる。スポーツの試合などでは他校との激しいライバル争いを見せる。ローブから出たタイツの色でコースが分かるようになっている。(緑は植物魔法など)
魔除け
フクロウや蜂、猫、小鳥といった小動物の見た目をしている、魔法使いたちの相棒。魔法の杖に変身することができる。俗に言う使い魔。特殊な木材を動物の形に彫ることで誕生する。
タイタン
伝説の妖魔で、巨大な見た目をしている。魔法使い達に狩り尽くされ、残るは亡骸がボイリング島の土台となったタイタンのまだ幼い息子1匹であるといわれている。
魔法
ベール・サークズ
(Bile Sacs)
最も一般的な魔法の源。
グリフ魔法
(Glyph Magic)
魔法の別の形式はグリフとして知られる記号として現れる。「タイタンズ」として知られる古代の種族に由来する。
光魔法
(Light Magic)
円の中に大きな三角形が描かれ、その上に小さな三角形と円が描かれている。真ん中に長い線があり、小さな線が2本あり、大きな三角形の中に並んでいる。
氷魔法
(Ice Magic)
植物魔法
(Plant Magic)
火魔法
(Fire Magic)
杖
(Artificial Magic)
エピソード一覧
シーズン1(2020年)
# | 日本サブタイトル | アメリカ合衆国原題 | アメリカ合衆国放送日 | 日本放送日 |
---|---|---|---|---|
1 | ウソつき魔女と怒りの番人(英語版) | "A Lying Witch and a Warden" | 2020年1月10日 | 2020年7月23日 |
2 | 魔法使いの試練" | Witches Before Wizards" | 2020年1月17日 | 2020年8月10日 |
3 | ルースと魔法学校 | "I Was a Teenage Abomination" | 2020年1月24日 | 2020年8月17日 |
4 | 侵入者は誰だ | "The Intruder" | 2020年1月31日 | 2020年8月24日 |
5 | 魔法団の大会 | "Covention" | 2020年2月7日 | 2020年9月6日 |
6 | フーティの動く家 | "Hooty's Moving Hassle" | 2020年2月21日 | 2020年9月13日 |
7 | 文字の魔力 | "Lost in Language" | 2020年2月28日 | 2020年9月27日 |
8 | 肉体交換 | "Once Upon a Swap" | 2020年3月6日 | 2020年12月20日 |
9 | ウソとワナ | "Something Ventured, Someone Framed" | 2020年3月13日 | 2020年12月27日 |
10 | 逃げたアウルバート | "Escape of the Palisman" | 2020年3月20日 | 2021年1月30日 |
11 | 作家デビュー! | "Sense and Insensitivity" | 2020年7月11日 | 2021年4月24日 |
12 | 新しい魔法 | "Adventures in the Elements" | 2020年7月18日 | |
13 | 初めての日 | "The First Day" | 2020年7月25日 | 2021年5月9日 |
14 | ちっちゃい大問題 | "Really Small Problems" | 2020年8月1日 | 2021年5月16日 |
15 | ウィローの記憶 | "Understanding Willow" | 2021年5月23日 | |
16 | グロム・パーティー(英語版) | "Enchanting Grom Fright" | 2020年8月8日 | 2021年5月30日 |
17 | スポーツで対決! | "Wing It Like Witches" | 2020年8月15日 | 2021年7月17日 |
18 | 魔女の苦しみ | "Agony of a Witch" 2020年8月22日 | 2021年11月3日 | |
19 | 二人の絆(英語版) | "Young Blood, Old Souls" | 2020年8月29日 |
シーズン2(2021年-2022年)
# | 日本サブタイトル | アメリカ合衆国原題 | アメリカ合衆国放送日 | 日本放送日 |
---|---|---|---|---|
20 | それぞれの思い | "Separate Tides" | 2021年6月12日 | 2022年2月8日 |
21 | 退学取り消し大作戦 | "Escaping Expulsion" | 2021年6月19日 | 2022年2月15日 |
22 | 記憶の呼び声 | "Echoes of the Past" | 2021年6月26日 | 2022年2月22日 |
23 | 恐れを断つ術 | "Keeping up A-fear-ances" | 2021年7月3日 | 2022年3月1日 |
24 | 悩ましきイリュージョン | "Through the Looking Glass Ruins" | 2021年7月10日 | 2022年3月8日 |
25 | 魔除けを狩る者 | "Hunting Palismen" | 2021年7月17日 | 2022年3月15日 |
26 | イーダのレクイエム | "Eda's Requiem" | 2021年7月24日 | 2022年3月22日 |
27 | なんでも解決、お助けフーティ | "Knock, Knock, Knockin' on Hooty's Door" | 2021年7月31日 | 2022年3月29日 |
28 | エクリプス湖 | "Eclipse Lake" | 2021年8月7日 | 2022年4月5日 |
29 | 過ぎ去りし嘘 | "Yesterday's Lie" | 2021年8月14日 | 2022年7月6日 |
30 | カヴン・デー・パレード大作戦 | "Follies at the Coven Day Parade" | 2022年3月19日 | 2022年7月13日 |
31 | タイムプールで時間の旅 | "Elsewhere and Elsewhen" | 2022年3月26日 | 2022年7月20日 |
32 | 嵐を呼ぶスポーツ | "Any Sport in a Storm" | 2022年4月2日 | 2022年7月27日 |
33 | 打ち明けた思い | "Reaching Out" | 2022年4月9日 | 2022年9月7日 |
34 | 人生そんなものさ | "Them's the Breaks, Kid" | 2022年4月16日 | 2022年9月14日 |
35 | 空っぽの心 | "Hollow Mind" | 2022年4月23日 | 2022年9月21日 |
36 | 世界の果て | "Edge of the World" | 2022年4月30日 | 2022年9月28日 |
37 | 迷宮の逃走者たち | "Labyrinth Runners" | 2022年5月7日 | 2022年11月23日 |
38 | タイタン どこにいる? | "O Titan, Where Art Thou" | 2022年5月14日 | |
39 | イヤな予感(英語版) | "Clouds on the Horizon" | 2022年5月21日 | |
40 | キングの大きな決断(英語版) | "King's Tide" | 2022年5月28日 |
シーズン3(2022年-2023年)
# | サブタイトル | アメリカ合衆国原題 | アメリカ合衆国放送日 | 日本放送日 |
---|---|---|---|---|
41 | みんなのおかげで(英語版) | "Thanks to Them" | 2022年10月15日 | 2023年4月8日 |
42 | 未来のために(英語版) | "For the Future" | 2023年1月21日 | 2023年7月30日 |
43 | 夢と現実(英語版) | "Watching and Dreaming" | 2023年4月8日 | 2023年10月1日 |
日本語版制作
演出 - 飯塚康一
録音制作 - HALF H・P STUDIO
日本語版制作 - Disney Character Voices International,Inc.
特別放送
ディズニー・チャンネル内での特別編成では、新エピソードや特別エピソードが放送されている。
アウルハウス 新作ビックリ大放送 (2021年1月30日)
『逃げたアウルバート』が日本初放送として放映された。
新作アウルハウス 入学準備サタデー (2021年4月24日)
『作家デビュー!』『新しい魔法』が日本初放送として放映された。
アウルハウス 新作サタデー (2021年7月17日)
『スポーツで対決!』が日本初放送として放映された。
新作アウルハウス!まるごと大放送 (2021年11月3日)
『魔女の苦しみ』『二人の絆』が日本初放送として放映された。
新作アウルハウス!マジカル大放送(2022年11月23日)
『迷宮の逃走者たち』『タイタン どこにいる?』『イヤな予感』『キングの大きな決断』が日本初放送として放送予定。
制作
本作のクリエイター兼製作総指揮を務めるダナ・テラスはバイセクシャルであり、初期構想の段階からLGBTQの子どもをメインキャラクターに据えることを計画していた。当初、ディズニーの上層部はこのようなキャラクターを出すことに消極的だったが、テラスの熱心な説得の末に受け入れられた。そして、本作の主人公・ルースは、ディズニー作品では初めてのバイセクシャルのキャラクターとなった。物語の中においてルースは男性のキャラクターに恋する場面もあれば、女性キャラクターのアミティと一緒にプロムで踊る場面も存在する。
シーズン2の放送に先立ってシーズン3への更新が発表されたが、その後シーズン3が最終シーズンとなり各1時間の3つのエピソードから構成される特別な編成となることが判明した。これはディズニー上層部がこの作品に対して「ディズニー・ブランドにふさわしくない」と判断したためである。本作のクリエイターのダナ・テラスは、最終話が放送される2023年4月を待たずして2023年3月にディズニーを辞めたと表明した。
反響
LGBTQ当事者からの反響
テラスが2020年8月9日に自身がバイセクシャルであることをTwitter上で公表した際、リプライ欄には感謝の言葉や、子どものころに本作のような作品があればよかったという声が寄せられた
関連動画
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