「ボクはウェイウェイ・ヤルカー。キミを迎えに来たんだ、ヤイヤイ・ヤルカー。エリート達が走る、出世街道に!」
「今から見せてやるよ。エリートの力を!」
概要
バクアゲ38に登場した、ヤイヤイ・ヤルカーと同じヤルカー族の『疾走生命体』。
「ヤルカー族のスーパーエリート」を自称し、地球で出世を夢見て頑張っているヤイヤイをエリート街道にスカウトする為に地球にやってきた。
姿はヤイヤイとまったくの同一で、『ウェイウェイメガネ』と呼ばれるメガネや、ヤルカー族の特徴である『トサカー』と呼ばれるモヒカンの様な意匠を備えた、ちょいワルな雰囲気を醸し出している。
ハシリヤンイグニッションキー使用時よりも強力な苦魔獣を納車できる『エリートイグニッションキー』を所有しており、それによって生み出されたアニキのアコギとイトコのエレキはチャンピオンブンブンジャー相手に善戦した。
エリートとしての自分に誇りを持っている分、心酔している所もあり、内心は自分よりも立場が低い対象を見下している節がある。
実は、ブンブンジャーの地球に来る前にマシンワールドで好き勝手に暴れて回っていたらしく、それによって同話でスピードルが彼を追い、再び地球へやってくる事になった。
本編での動向
ブンブンが生きていた事を知り、地球に赴いた隊長たちが遺した活動記録を目を通し、とうとう自ら地球に来る事を決めたスピンドーの出迎えるべく、アジトの大掃除をするサンシーターの前にハイウェイ空間を通って地球に来訪。
ヤイヤイを「トサカーも無いのに頑張っている天才ヤルカーがいるってね」と褒めちぎりつつ、エリートとしての片鱗を見せる為にアニキのアコギグルマー・ジョンとイトコのエレキギターグルマー・ボヴィをエリートイグニッションで誕生させ、日本全国のギャーソリンを一瞬で回収し、その姿を見て憧れを抱くヤイヤイにハシリヤン・ハイスクールの入校を勧めた。
そして、デコトラーデとイターシャの後押しで出世街道へ進む事に決めたヤルカーの為に奮起する2人が操縦するブンブンキラーロボ内に侵入。「ギャーソリンチャージ」でキラーソードで武装・強化を施しビュンビュンマッハーロボとの闘いに臨む2人をサポート。
最初の内は善戦していたが、2人が自分の指示通りに動かずペースが乱れ始めてしまい、「ボクの足引っ張らないでよっ!」と徐々に声を荒げる場面が多くなり、自分の力が加わっているにも拘らずキラーロボの損耗が激しい事に驚愕。
「あ〜……これは勝てないや。じゃっ、ボク帰るね」
イターシャ「帰る!?」
デコトラーデ「戦ってるのに!?」
「これ以上負け戦に付き合ってたら、エリートの株が下がっちゃうからね。それじゃあ、ウェイウェイウェ〜イ!」
戦況不利を察したウェイウェイは自分のエリートの称号に傷が付くと戦闘放棄。2人を見捨ててその場を去って行った。
デコトラーデ達はピンチに陥りながらもヤイヤイがいなくても戦えると根性を見せつけながら応戦するが、ハイウェイ空間を走っているはずのヤイヤイが助太刀すべく帰還。
ヤイヤイ「“スーパーエリート”はお高く止まりすぎてノリが合わないカー。こっちから願い下げだカー。まっ、2人はカーがいないとダメそうだし、仕方ないからまた一緒に走ってやるカー!」
ヤイヤイもひたすらエリート自慢したがるウェイウェイの態度に嫌気が差しており、2人を置いて1人エリート街道を突っ走るより、硬い絆で結ばれた3人で茨の道を選ぶ決意を固めていた。
「戻って来たんだ、ヤルカーのやつ。まっ、下っ端同士お似合いかもね〜♪さあて、スピンドー様に配達、配達〜♪」
そんなヤイヤイを陰で貶し、回収したギャーソリンをワルイド・スピンドーの元へ届けようとするが、ハイウェイ空間を開いた瞬間にウェイウェイを追ってきたスピードルが登場。
勢い余って正面衝突され、「えっ!?ウェェ〜〜〜〜イ!!??」と悲鳴を上げてギャーソリンを漏らしながら空の彼方へ吹っ飛ばされる形でフェードアウトした。
余談
CVを担当した河西氏は、今回のウェイウェイ役がスーパー戦隊初出演となる。
近年ではライドカメンズの神威為士/仮面ライダー神威役として出演していた。