※メイン画像は「亀甲縛り」です。
概要
「動物虐待」とは、動物に対し暴行などを加える、残酷に殺すなどの酷い扱いをすること、あるいはペットなどの飼育している動物の管理を怠り劣悪な環境に置くことである。
pixivでは、ガチな「虐待」というよりネタタグとして使われることが多い。
刑事的には「動物愛護法」（正式には「動物の愛護及び管理に関する法律」）により罪となるが、民事的にはあくまで「器物損壊」という扱いである。
背景と原因
飼い主による犯行の場合、しつけがうまくいかず、イライラしてやつ当たってしまったという例が非常に多い。
これは肉親による児童虐待でもほぼ同様であり、感情のコントロールに問題を抱えている人間が起こしやすい犯罪類型と言える。
多頭飼育崩壊など、本人に加害意識がなく、当該動物の習性や性質を正しく理解していないことが結果的に虐待とされる事象を引き起こしてしまったり、見た目から安易に飼育してしまい、気性の荒さなどから手に追えなくなって遺棄してしまうなどの過失犯も多々見受けられる。このような事態を防止するためには、ペットを飼育する者には正しい知識と責任感が求められ、とりわけ事前の勉強が困難なマイナーなペットの場合、専門知識を豊富に有する業者からの適切な飼育指導が行われることが好ましい。
野良猫への餌付けなどで糞害などの被害を受けた被害者が、条例などに反して餌付けをおこなっている個人ではなく、それに寄せ集められた野良猫などに「報復」として危害を加える例もあり、このような場合は行政が立ち入っての調停を余儀なくされるため、解決に多大な時間と手間を要する。
所謂「誰でもよかった」系の重大な無差別殺傷事件や婦女暴行を起こす非行少年の多くが、事件前にネコやハトをむやみに殺害する傾向があるため、直接的に個人の所有下にない個体に対する犯行であっても、動物虐待は重大事案として捜査の対象となることがある。
ズーサディズムなどの精神疾患により犯行に至るケースも多く、人身に危害を加える事態を未然に防止する都合上、加害者には医療観察法に基づく保護入院の処分が言い渡される場合がある。
尚、害獣の防除、動物実験、動物性の食材や素材の生産といった目的上やむを得ず動物を犠牲にする場合については特例的に虐待にはならないものの、これらにおいても「公式に許可を取る」「記録や報告を残す」「合理的かつ迅速な手順を守る」「あやふやな目的で行わない」といった虐待の温床にしない為の対策は欠かせない。
逆に、本当にやむを得ない目的でも虐待だとして過保護気味に批判されるケースもあり、中には相容れないどころか過激な手段に出て周囲から厄介者扱いされることも…。
