cv:小山茉美(魔界大冒険)/相武紗季(新・魔界大冒険)、松元環季(新・魔界大冒険における幼少時代)/葉月絵理乃(DS版 新・魔界大冒険)
概要
大長編ドラえもん「のび太の魔界大冒険」および「のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜」に登場するゲストヒロインである。もしもボックスによって作られた「魔法の世界」の住人。魔界大接近説を唱える満月博士の娘。
蓮のような衣装が特徴的なショートカットの美人であり、のび太たちよりも4,5歳上。
ドラえもんでは珍しい可憐にして戦うお姉さんキャラであり、のび太を助けるため自らが囮になるなど清純で真摯な人柄と言動もあいまって映画ドラえもんのヒロインとしてはリルルに並ぶ人気を持つ。
優秀な魔法使いであるが、魔界星からの侵略を予見して戦う準備をしていた父共々、魔界に警戒されており、悪魔の魔法により猫の姿に変えられてしまう。悪魔の魔法は月の光の中でだけでしか解除できず、その間は人語は話せないため、ドラえもんの翻訳こんにゃくを食べて喋れるようになった。
ペンダントから魔法道具を取り出すことができ、主な武器はペンダントから取り出す剣。現実世界では自動車に相当する魔法のじゅうたんの運転が出来(のび太のパパはじゅうたんの免許が取れない)、将来はプロのレーサーになるのが夢。
大魔王を倒した後、満月邸での祝勝会時にのび太と二人きりで邸内を歩き、彼らが別の世界(科学の世界)から来ていた事を知り、元の世界に戻る事を告げられお別れをしている(もっとものび太とドラえもん自体はこの世界でも元々存在していたはずなので彼らが元の世界に戻ってもこの世界に元々いる存在に戻るだけのはずだが...)。
リメイク版ではジャイアンやスネ夫からも好意を寄せられており、可哀想なことに鼠にされてしまったせいで、ネズミが大嫌いなドラえもんによって散々な目に遭い、静香ちゃん達の手でなんとか猫にまで変身でき、ここは旧作と異なり、その姿のみドラえもんからも好意を寄せらせた(変身解除は子供の魔力ではとても不可能だったらしく、せいぜい別の動物に変えるのが精一杯)。のび太との関係は非常に近く、彼が約束を守って助けに来た時に頰を赤らめるなど、彼に好意を寄せる一面も垣間見える。
リメイク版の現実世界では天文学者である父・満月博士の助手を務めている。
ドラえもん ギガゾンビの逆襲
第1章である「魔界編」の間のみ仲間に加わる。
ギガゾンビにより蘇った魔王デマオンにより再び猫に変えられてしまい、「ほんやくコンニャク」を使う事で仲間に加わる。
スタート地点である「星の町」から出るためには、魔法を使える者が必要なため、彼女を仲間にしないと何も始まらない。
デマオンの城で石に変えられた満月博士と話す事で、人間の姿に戻る事ができるが能力的には変わりはない。
蘇った魔王デマオンを撃破し、石化していたのび太が元に戻るとのび太と交代する形で仲間から外れる。
装備が今後の固定メンバーであるのび太に、「ぼうけん(経験値)」が第2章である「海底編」で仲間になるスネ夫に継承されるという、特殊な継承方式となる。
余談
物語終盤で悪魔に料理されかけるが、その時の拘束シーンが旧作と漫画版でなぜか違っている。
旧作では鎖で吊るされていたが、漫画では台の上にXの字拘束となっていた。「料理する」を意識して漫画ではこのような状態になったのだろうか(正確には漫画版は当初みんなと一緒に吊るされており、調理の段階で彼女が真っ先に鎖を外され調理台上でXの字拘束されるという流れ)。
見栄えを重視したのか新ではXの字拘束に変更されている。アングルでスカートの中が見えそうで見えない。
ちなみに漫画版では何度かパンチラしており、終盤にファンサービスのように豪快にパンモロしている。分かりにくいが実は新旧共に分かりにくいが1カットだけパンチラがある(新ではドラゴンのブレスを剣で打ち消すシーンが該当している)。
1994年に発行された雑誌『ドラえもんクラブ』では、魔法の世界の後日談が書かれた小説『魔界大冒険外伝 美夜子の魔法戦記(マジカルウォーズ)』が掲載され、タイトル通り彼女が主役となった。
新劇場版における中の人は前年の映画でもヒロインを演じている。
数少ない美少女キャラクターということでリルルと一緒に描かれることもある。
関連イラスト
関連項目
ミンキーモモ(空モモ) - 旧劇場版の中の人繋がりの魔法少女