概要
航空科は、陸上自衛隊に全16種類存在する職種の一つであり、ヘリコプターなどの航空機を運用する。軍隊で言うところの航空兵、陸軍航空隊である。
職種標識の色は浅葱色。職種学校は明野駐屯地の陸上自衛隊航空学校。
ピクシブ百科事典に記事のある航空科部隊
特徴
航空科は各種ヘリコプターを基本装備とし、AH-64やAH-1Sなどの戦闘ヘリによる火力戦闘、OH-1などを用いた航空偵察、UH-1やUH-60JAによる空中機動、CH-47による物資輸送や人員輸送などを行なう。
固定翼機は連絡用かつ偵察用のプロペラ機LR-2を数機だけ保有しているが、海上自衛隊や航空自衛隊と違いほぼ全てヘリコプターである。しかし、実は全自衛隊の中で最も多くの航空機を保有しているのは陸自だったりする。
運用部隊の他に整備部隊、管制気象部隊が存在する。
隊員の特徴
航空科の隊員は、人数の少なさからか濃縮された変態が多い印象がある。また、災害発生時に初動対処を行うことが多いため、災害派遣で派遣される隊員が多く、中には小さなものも含めて数百の災害派遣を経験した猛者もいる。
ちなみに海自や空自と違って、陸自には専門のパイロット養成コースは存在しない為、パイロットになるには他職種から選抜試験を受ける必要がある。しかし倍率が高く合格率も極めて低い。全自衛隊に共通して言えることだが、パイロットであることを示す航空徽章、すなわちウィングマークは選び抜かれた精鋭でしか着用することができない為、レンジャー徽章、空挺徽章、自由降下徽章と並ぶレアな徽章と言える。