「運命を変える!!」
CV:杉田智和
概要
イーリス聖王国の王子。英雄王マルスの末裔で、遙か昔から伝わり、現在は力を封じている世界に一つしか無い封剣ファルシオンを持っている。王家の一員の証である聖痕は右肩にある。
妹にリズ、姉にエメリナがいる。自警団副長であるフレデリクは彼から厚い信頼を得ており、終始共に行動している。
誕生日は五月の二十七日。軍の中で一番、訓練中に物を壊す。
剣の腕が立ち、王族でありながら自警団の団長を勤め自ら国の平和を守っている。物語は自警団として見回りをしていた彼と行き倒れていたマイユニットが出会うところから始まる。共に戦い少しずつ絆を深めていく彼等は多くの出会いと別れを体験することになるのだった…。
王子であることを気取らず仲間から呼び捨てにされることも珍しくないフランクな性格が特徴の人物。そんな王族らしくない親しみやすい人柄と自ら自警団として戦う勇ましさから多くの人間の人望を集めているが、堅苦しい話し方が苦手な一面もある(それにしてもフラヴィアといい、バジーリオといいギャンレルといい、この世界は王族らしい話し方をする人が恐ろしく少ない…)。
ユニットとして
- 初期クラスはロード、他ユニットと同様マスタープルフを使うことでマスターロードに昇格する他、チェンジプルフでロード系以外のクラスになることも可能(Sナイト系及びアーチャー系)。クラスチェンジ後のマスターロードは「天空」「王の器」などの強力なスキルを覚えるうえ槍が使用可能になる。特に今作では間接攻撃の可否が強さに直結することもままあるため、手槍が使えることの恩恵は大きい。
- 戦力的にはシリーズ恒例の標準的なロードといったところで、ステータスは全体的にバランスよく伸びるが、魔力と魔防が伸び悩むことが多く、魔法に対しては弱い。気になるようならパラディンになって聖盾を覚えれば幾分かカバーできる(王の器で発動率が上がるのもポイント)。
- 専用装備の封剣ファルシオンは使用回数無制限・兵種問わず使用可能と扱いやすいが、威力はそこそこ程度なので中盤以降だと物足りない。終盤で神剣ファルシオンへと覚醒させれば十分強いといえる威力になるが、そのころには勇者の剣などを使うようになっているかもしれない。
- デュアルアタック+などが標準で覚えられるため、デュアルを積極的に使っていきたいキャラクター。上級職になり天空と王の器を習得するとそこそこの確率で天空が出るようになるためかなり安定感が出る。
結婚相手
物語中盤である章をクリアした直後、結婚していない場合は支援レベルによって結婚相手の候補(いずれとも支援を組んでいなかった場合はモブの村娘)と強制的に結婚するイベントが発生するので注意。
主人公ながら花嫁候補は少なく、スミア、マリアベル、ソワレ、オリヴィエとルフレ(女)と5人だけである。
恐らくこれは、「クロムの子」と「母親本来の子」が兄弟になり支援会話等が変化する関係だと思われる。誰と結婚したとしてもそれぞれ利点があるが、ルキナを戦力として使いたいなら村娘と結婚させるメリットはない(母親の成長率補正、初期パラメータ補正、スキルが全くなくなるため)。
また、彼の子供に継承されるスキルについては他のキャラクターと異なり子供が男であれば王の器、女であれば天空で固定となっている。ルキナについてはロード→マスターロードになれるため自力習得可能だが、母親固有の子供(シンシア、アズール、ブレディ、デジェル、マーク(男)の誰か)については継承出来ない方は自力習得できないので注意。
ちなみに妹であるリズとは結婚出来ない。
普通なら当たり前なのであるがその疑惑や気配すら全く感じさせないのは、FEとしてはかなり珍しい。
が、マイユニット♀との支援会話でラッキースケベが発動したり告白の際、緊張でガチガチになってしまったりと残念なイケメンっぷりを発揮してくれる。
他の女性キャラとの支援会話では普通に凛々しいイケメンなだけにそのギャップがネタにされることもしばしば……。
ちなみに彼の子どもは母親に「紐」服を着せようとしたり足元の剣でこけちゃって変装がバレたり、残念な遺伝子はしっかり受け継がれているようだ。
ちなみにもう一人の子どももファルシオンを果物ナイフや懐中電灯にしようとするなどやっぱり残念属性はついて回る。
そしてスマブラ…
まさかの不参戦。
スマブラ3DS/WiiUには、ステージにフェリア闘技場があることが当初から発表されていたため、覚醒から誰かが参戦すると予想されていた。
その中では主人公の一角であるクロムの参戦が最有力と思われていた。
しかし、実際に参戦したのはもう一人の主人公ポジションのルフレとルキナであり、クロムは動画の冒頭から、動画の〆に彼らと先輩たちが4人そろって格好良くポーズを決めたのちも終始倒れたままであった。
彼らをしり目に「俺の出番はないのか・・・」とつぶやき顔を伏せる彼の姿には笑い、もとい涙を禁じ得ない。
一応出番は「なくはないです。」とのことで、最後の切りふだにてルフレのデュアルアタックのパートナーとして登場する。主人公とはなんだったのか。
…おかげで、スマブラ関連のクロムのイラストには「なくはないです。」の字幕からとられたタグがつけられている。
なお、フィギュアやルフレの勝利時の一部でも登場しているため、完全に冷遇されている訳ではないことを留意してほしい。ファイターやフィギュアはおろか、背景にすら登場していない任天堂キャラは他にも沢山いるのである。それだけ任天堂が大規模なゲーム会社であるともいえよう。
クロム参戦は有力視されながらも、同じパワー型剣士ポジションのアイクとキャラがかぶり、そのアイクは続投が発表されたことから登場を危惧する声も多かった。
今回は、ルフレがスマブラファイターの中でも珍しい魔法剣士というポジションであったことと、設定上マルスのコンパチにしても違和感のないルキナが優先される結果になったといえる。