概要
電撃G'smagazine2014年7月号より連載の開始された、爆天童氏によるコミカライズ版。
複数の四コマ漫画によりストーリーが展開されるオムニバス形式で、擬人化された怪獣少女たちのゆるい日常を描く。
2015年7月に単行本第1巻が発売予定。
これに際して、タイトルが「ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ」に改められた。
登場人物
主人公
本作の主人公の1人。一人称は「ボク」。
マイペースで少し天然ボケな性格。一方で、自分の間違いを認めたがらない頑固な一面もある。
勉強が苦手で、それ故か漢字にも弱く、「円谷学園」を「えんや学園」と読み間違えていた。早起きも苦手にしている模様。「ごもぉ」という特徴的な鼾をかく。
第10話にのみ未登場。
本作のもう1人の主人公。
ゴモラの親友……なのだが、お泊まり会に誘われて過剰なまでに興奮したり、顔を赤らめながらこっそりゴモラの寝顔をスマホで撮影したりと、若干そっちの気があるような素振りも見せている。
なお、全身に纏っている羽毛はさわった人をダメにしてしまうほどさわり心地が良い模様。
円谷学園関係者
怪獣図鑑制作部
怪獣図鑑の製作・編集を行っている部活動。第2話より登場。
ゴモラとベムスターもこの部活に成り行きで入部することになってしまった。
なお、バードンとペガッサ星人以外のメンバーは第1話のラストで少しだけ登場している。
怪獣図鑑制作部の新部長。
自分の体形にコンプレックスを抱いている。
変人揃いの部活内における数少ない常識人で、ツッコミを担当することが多い。
初期は気弱な性格だったが、最近は如何わしい行動を取ろうとするガッツ星人に鉄拳制裁を加えるなど、徐々に部長らしい行動が見られはじめている。
「先輩」と呼ばれることに憧れている。
部員の1人で、ペガッサ星人の先輩。ペガッサのことを「ペガちゃん」と呼んでいる。
かなりの巨乳の持ち主。
可愛い子が好きらしく、それが高じてストーカー染みた行動に出てしまうことも。
飄々とした掴みどころのない性格の腹黒少女。
部員の1人で、ペガッサ星人の先輩。
クールビューティーっぽい外見や物言いとは裏腹に、朝寝坊してドタバタするなど私生活はぐうたらな模様。また、体育会系の部活でもないのに「優勝を目指す」等と言い出したり、妹に煙たがられているのに気付かなかったり(照れていると思い込んでいた)と、やっぱりどこかズレている。
基本的にボケに回ることが多いが、バードン相手にはツッコミに回る。
「ゼットーン」という鼾をかく。
部員の1人。怪獣図鑑制作部の大ボケ担当。
食いしん坊で常に肉を頬張っている。また、言動も食に関するものが多い。
なお、容姿に関しては「肉を食べていなければ美人」と称されており、かなりの別嬪。
一方で、ペガッサ星人をからかうなどお茶目な一面もある。
また、お腹の鳴る音を聞かれるのを恥ずかしがるなど、最低限のデリカシーは持ち合わせている様子。
C87で配布された怪獣図鑑では、ゴモラちゃんとともに表紙を飾っているが、普段の言動とはかけ離れたセクシーな表情・ポーズだったため、番外編では部員たちから「詐欺だ」と言われてしまった。
特別な肉(後述)を食べるのを楽しみにしている。
クラスメート
ゴモラ、ベムスターのクラスメートたち。
ゼットン星人の妹。今年から私立円谷学園に入学した。ゴモラやベムスターの同級生。
ずぼらな姉の代わりに家事全般を取り仕切っているしっかり者。姉から溺愛されているが、態度はかなり冷たく、怪獣図鑑制作部に勧誘された際には辛辣な言葉を浴びせている(当の姉は照れているだけだと思い込んでいる)。
原典同様、バリアを張ったりテレポートしたりできるが、普段は全く使用しないため、本人も使い方を忘れてしまっていた(いずれも、ふとしたことがきっかけで思い出していたが)。
第1話 ~ 3話、5話、7話、9話、10話に登場しているなど、出番は多く、準レギュラーとしてのポジションを確立している。
ゴモラ、ベムスター、ゼットンのクラスメート。ゼットン星人にあこがれている模様。
第3話、5話、9話、10話、11話、12話に登場。クラスメートの中ではゼットンに次いで出番が多い。
色々な生徒と親しくしているあたり、交友関係はかなり広いようだ。
第5話に登場。ゼットンの友人で、ガマクジラのマスコットをプレゼントした。
何故か、のじゃロリ口調で喋る。
第5話、10話に登場。ゼットンの友人で、ガマクジラのマスコットをプレゼントした。
眼鏡をかけた生真面目そうな女子生徒で、その堅物そうな雰囲気から「委員長」というあだ名で呼ばれている(本人は嫌がっている)。また、お堅い性格故か笑うのが苦手らしく、ライブキングにせがまれて無理矢理笑顔を作った際には、それを見たライブキングが何とも言えない反応を見せていた。
第5話、9話、10話に登場。ゴモラ、ベムスター、ゼットン星人の友人。
目を回しているかのような特徴的な目つきをしており、常に笑顔を浮かべている(だが、本人は笑っているという自覚がない)。また、バードン並みに食い意地の張った性格。
第5話ではゼットンにガマクジラのマスコットをプレゼントしていた。
第9話では、ゴモラやベムスターと一緒に、ゼットンにバリアーを見せるようせがんでいたが、その理由は「おいしそうだから」というぶっとんだものであった。
その他の生徒
第9話で怪獣図鑑のデータとして登場。この時はバリアを展開できること以外は素性不明であった。
その後、第11話のラストで登場。ピグモンやガタノゾーアとサーベル暴君のことを噂していた。
ガタノゾーアとタメ口で話していたことから、恐らくゴモラやベムスターと同学年だと思われる。
第10話と11話で登場。ひっくり返って動けなくなっているところをガッツ星人とペガッサ星人に見つけられ、助けられる。2人を「先輩」と呼んでいたことから、ゴモラやベムスターと同学年だと思われる(クラスメートかどうかは今のところ不明)。11話ではピグモンやメカギラスとマグマ星人のことを噂していた。
第11話で登場。「サーベル暴君」の異名を持つ女子生徒。
巷では「L77学園を壊滅させた」だの「一匹狼で謎が多い」だの「屋上で暴れて生徒を病院送りにした」だの様々な伝説が噂され、畏怖の対象になっているが、実際には不器用でせっかちな性格故に様々な騒動を引き起こしてしまい、それが尾鰭をつけて広まったことでそうなっただけである(本人も自身が「サーベル暴君」と呼ばれていることは認知していない)。本人は友達が作りたくてしょうがない様子。
第11話のマグマ星人の持つ写真と回想シーンで登場。
原典同様、マグマ星人にストーカー紛いの行為(いつの間にかメールが100件送られている)をされて困っている様子。
第11話と第12話で登場(ただし、それより以前にも、彼女と思われる人物がガッツ星人に隠し撮りされているシーンがある)。バキシムの友人。
バキシムと共に屋上へやってくるが、しゃっくりが止まらなくなってしまう。バキシムに冗談交じりに「しゃっくりが100回出ると死ぬ」と言われるが、そのことがきっかけでとんでもない事態に巻き込まれてしまう。
第11話で登場。ガッツ星人の友人。ガッツ星人とサーベル暴君のことを話していた。
描写から、ガッツ星人と同学年(ゴモラたちより上の学年)だと思われる。
第11話で登場。メカギラスやガタノゾーアとサーベル暴君について話していた。
学年については言及されていないが、恐らくゴモラやベムスターと同学年だと思われる。
学校外
メトロン星人
第7話に登場。八百屋「メトロン商店」を経営している。
用語
私立円谷学園(しりつつぶらやがくえん)
作中で登場キャラが通っている学校。小・中・高のいずれなのかは今のところ不明。
建物の外観は『ウルトラマン』の科学特捜隊日本支部のものとまったく同じ。
怪獣図鑑
私立円谷学園の刊行している書籍。作中の説明から、卒業アルバムのようなものだと思われるが、謎に包まれた怪獣たちの生態がまとめられており、資料的な観点から見ても非常に価値の高いもののようだ。なお、ガッツ星人が個人的に作成している「裏・怪獣図鑑」なるものもある様子。
ガマクジラのマスコット
第5話に登場した、汐吹き怪獣ガマクジラのマスコット。
誰もが口をそろえて「可愛くない」というほど、奇天烈な外見をしているが、ハマる人はとことんハマってしまう独特の魅力があるらしく、ゼットンは知らず知らずのうちにグッズを集めていた。
姉のゼットン星人もこのマスコットがお気に入りのようだ。
タガールのマスコット
第5話に登場した、大ダコ怪獣タガールのマスコット。
こちらもやはり全然可愛くないのだが、ゴモラはなぜかこのキャラクターに病み付きになったようで、ゼットンとどちらが可愛いかで張り合っていた。
L77学園
第11話で言及された私立円谷学園とは別の学校。マグマ星人によって壊滅させられたと専らの噂。
名前の由来は、ウルトラマンレオとアストラの故郷であるL77星。
特別な肉
第12話でその存在が語られた肉。
「ケ…」で始まる動物の肉らしいが、パッと見は普通の肉と区別がつかない。
ゴモラたちは何の肉なのか知りたがっていたが、バードンは「世の中には知らない方がいいこともある」と凄んだためにそれ以上は聞き出せなかった。