あの世でおまえが来るのを楽しみに待っててやるぞッ!
概要
第4部「ダイヤモンドは砕けない」、及び第5部「黄金の風」(ブラック・サバス戦まで)に登場。
年齢は15歳(4部当時)。
東方仗助の同級生であり、彼の友人として普段から行動を共にしている。
ストーリーの最初から登場している本編の語り部でもあり、当初は普通の人間だったが虹村形兆が撃った聖なる矢に刺されたのがきっかけでスタンド能力に覚醒。
仗助や空条承太郎らと共に杜王町にひそむ悪のスタンド使いに立ち向かう事になる。
ちなみに、作者がジョジョ以前に執筆していた「魔少年ビーティー」に、麦刈公一という少年が登場する。
顔立ちが康一と極めてよく似ているほか、物語の語り部である点も共通しており、おそらくこのキャラクターがモデルになって誕生したと思われる。
またジョースター家の人間以外で唯一4人のジョジョたちと接触している他、アイズオブヘブンでは上書きされた世界で5人目のジョジョと出会っている。
性格
少々気弱で怖がりだが、お人よしで裏表のない性質の持ち主。
当初はどことなく頼りなさげな普通の少年であったが、スタンドに覚醒して仗助たちと行動を共にすことが多くなってからは、彼らの影響を受けて精神的な成長を見せていくことになる。
平素は子供っぽくコロコロと表情をよく変えるが、いざスタンドで戦うときには普段の子供っぽさが抜けて非常に凛々しい顔立ちに変わる(なぜか髪の毛まで逆立つ。その様子は正に超サイヤ人)。
頭の回転は割と速く、恐怖に立ち向かう勇気を持ち、危機的な状況でも冷静さを失わずに大胆な行動がとれるという主人公体質であり、4部において仗助に並ぶ影の主人公でもある。実際、岸辺露伴が彼をモデルに漫画を描きたいといったほどである。
山岸由花子とは、一方的な好意から拉致監禁されたこともあって苦手であったが、辻彩との一件で彼女の自分への一途な想いを改めて知り、彼女の想いを受け入れて交際するようになる。
そして最終的には仗助たちばかりでなく、承太郎からも一目置かれて信頼されるようになった。
容姿
クセのある短髪に小柄な体格。初登場時はオールバック気味だったが、由花子戦の時に立った髪を自ら切った時から少し横に広がったブラシのような髪形になった。
康一の特徴と言えば「背が小さい」と言えるほどの小柄さで、承太郎と並ぶと彼の膝ぐらいまでしかないという、高校生らしからぬ小ささである。
明確な身長については不明だが、岸辺露伴との戦いでヘブンズ・ドアーが康一の概要を読み取った際には体重は39.5kg、出生時の体重は2325gと記載されていた。
一般的な男子高校生の平均体重が61kg前後であることを考えれば、その小柄さが明確に分かる。
彼の肉体はどうなっているのだろうか……?
スタンド「エコーズ」
スタンドの矢に貫かれた際、発現したした康一のスタンド。
直接矢によって発現したのではなく、瀕死の状態からクレイジー・ダイヤモンドで治療され、その経験と矢に秘められた力が重なって覚醒したものらしい。
擬音を現実化させる能力。戦いを重ねるごとに成長していった。
詳しくは該当記事を参照。
4部以降の活躍
第5部「黄金の風」にて、承太郎から汐華初流乃(ジョルノ・ジョバァーナ)の調査を依頼されイタリアへと渡る。この時、露伴からヘブンズ・ドアーの能力でネイティブなイタリア語を喋れるようになっている。ジョルノとの接触後、承太郎に彼の印象とスタンド使いである事を報告し、調査は打ち切りへ。
その後、盗まれたパスポートを返してもらうため再度接触。成り行きでジョルノの入団試験で共闘する事となる。
番外編「岸辺露伴は動かない」では、破産した露伴が彼の家に転がり込んでいる。
隠された力(?)
周囲の人間の身長を縮ませるという本人さえも知らない秘密の力があり(一方的に)友人となった小林玉美と間田敏和がその犠牲となっている。
ただし康一本人の身長は伸びていない(むしろ縮んでいる)。
また、ちょっと変わった人から好かれるという人格の持ち主。
参考資料
その他
名前の由来は杜王町のモデル・仙台市の地名である「広瀬通り」もしくは「広瀬川」と、バビル2世の主人公・浩一から。
バビル2世は異なる能力を持つ三つのしもべを受け継いでおり、三段階に成長したエコーズはそれぞれ違った能力を持っている。
声優
夏樹リオ(黄金の旋風)※ゲーム版未使用音源
梶裕貴(テレビアニメ)