俺は不死身の、グローザムだッ!!
CV:江川央生
概要
『ウルトラマンメビウス』第43話「脅威のメビウスキラー」で初登場。
皇帝「エンペラ星人」に仕える「暗黒四天王」の豪将の地位に就いており、グランドキングに似た形状の角を携える銀色に輝く鋭利なデザインが人気の宇宙人である。
その肩書き通り強烈な冷気を放つ攻撃が可能であり、その気になれば星一つなど軽く氷結出来るほど。
口から吐く「ヘルフローズンブレス」と、両腕の剣で相手を攻撃する「グローザムブレード」が主な武器である。
攻撃もさる事ながら、その氷で出来た体はいくらバラバラに砕かれても再生する事が可能となっており、不死身のグローザムの異名を持っているのはその為である。
豪傑らしい自信満々な性格もその再生能力がある故で、かつて3万年前に引き起こされたウルトラの星との全面戦争「ウルトラ大戦争(ウルティメイトウォーズ)」においても、ウルトラ一族からその冷気や再生能力が大いに恐れられていた。
暗黒四天王が動き出した当初からメビウスとの一戦に向けて気合をいれており、第44話で一番手のヤプールが倒れたのを知った際には、早速次なる刺客へと名乗り出ようとしたが、この時は同志であるデスレムに先を越されてしまった。
そのデスレムもメビウスに倒された後、第46話で四天王三番手としてようやく指名される。
先に出撃したヤプールやデスレム、そして後にメビウスと戦ったメフィラス星人が策略を主軸とした作戦でメビウスを苦しめた中、グローザムだけは回りくどい謀は一切用いず(事前に戦いの舞台となるダム周辺を氷結させ、邪魔者避け対策を施すなどは行っていたが)に、文字通り真正面からメビウスに勝負を仕掛けた。
その自信に違わず初戦ではメビウスを圧倒し、バーニングブレイブとなって放ったメビュームバーストをもかき消す冷気でメビウスを氷漬けにしたうえでダムに磔にし、その様子を地球人たちに見せつけ絶望感を植えつけ、さらにあえて止めを刺さずにウルトラ兄弟を誘い出してこれをもろとも倒そうと企む。事実ウルトラセブンを誘い出す事に成功している。
しかしその自信過剰な性格が仇となり、格下と侮っていたGUYSにメビウスの復活を許しただけでなく、メビウスとセブンの一斉攻撃でバラバラになった所をGUYSの新兵器「マクスウェル・トルネード」によって欠片一つ残らず消滅してしまった。どこかの自称無敵の宇宙人みたいだ(加えて、メフィラス星人の「人間の力を甘く見ない方がいい」という忠告を鼻で笑い、無視するという死亡フラグを踏んでいる)
その後
『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』ではアーマードメフィラスの力によって復活させられ、他の四天王と共に「ギガバトルナイザー」を手に入れて皇帝復活を企んでいる。
ここではインペライザーを率いてメビウスに先制攻撃を仕掛けたり、ウルトラ兄弟に苦戦する四天王の元に駆け付けて一喝を入れるなど豪将らしい振る舞いも見せた。
『大怪獣バトル』シリーズの漫画版やゲームのストーリーでもグローザムは登場しており、同じく平行世界に出現したキリエロイドとバトルナイザー争奪戦を繰り広げている。
ここでも皇帝復活を目的としており、アーマードダークネスの力を授かって紫色の鎧を纏った「アーマードグローザム」としてパワーアップを果たした。
WEB漫画『ウルトラマン超闘士激伝新章』ではデスレム共々第4回銀河格闘トーナメントに出場。優勝候補の闘士ウルトラセブン21を下し1回戦を突破した。
観客席のギガス、マーゴドン、アイスロンなどの冷凍系怪獣も「なんて恐ろしい奴だ」と舌を巻いている。
過去には962もの惑星を滅ぼしている残虐な宇宙犯罪者で、「ちまちま積み上げたものをぶち壊す」のを何よりも好む。
亜空間「皇帝空間」にて闘士ウルトラマンメビウスを追い詰めるが、間一髪割り込んだ闘士ウルトラマンネオスの計略により体の大半を焼き尽くされてしまい、デスレムから見捨てられ皇帝空間に投げ込まれた火球を受け倒された(このシーンは原作者・三条陸氏の代表作『ダイの大冒険』における、グローザムにソックリな悪役「フレイザード」の末路に似ている)。
同族
『ウルトラマン列伝』内にて放送される『ウルトラゼロファイト第二部』では、同族の『グローザ星系人氷結のグロッケン』が登場。
赤く輝く瞳を持っており、『ダークネスファイブ』の一員としてウルティメイトフォースゼロの面々と激しいバトルを繰り広げた。
この時はチンピラ紛いのキャラクターになっており、グレンファイヤーと不良対決を行っている。
後日談ではダークネスファイブ随一のコミカルなキャラクターとして描写されていた。
関連タグ
グランドキング (他人の空似)