小説『仮面ライダードライブ マッハサーガ』のネタバレに付き閲覧注意‼
概要
「見ろ。これが人間の恐怖の感情によって獲得した、私の進化した姿!」
仮面ライダードライブに撃破された後も僅かに思念体としてネットワーク内で生き残っていたロイミュード005が、偶然手に入れていたアニマシステムをバックアップとして今までドライブたちに倒されたロイミュードたちや彼らと協力していた犯罪者たちの復讐心をかき集め2年間の下準備の末に蘇り、更にとある方法で集めたネットワークに蓄積した多くの人々の“復讐心”や“恐怖心”を糧に進化した姿にして、自称究極の進化態。
イラストが無い(上記のイラストはファンの方が想像で描いた物)ので具体的な姿の詳細は不明だが、全身が銃や剣などの凶器で覆われた禍々しい姿をしているとされ、全身から銃弾やダガーを一斉に発射させることのできる固有能力のほか、ネットワーク内に潜伏していた際に得たライダーとロイミュードたちとの戦いや彼らに協力していた犯罪者たちの情報を観察、吸収している為、全上級ロイミュードたちの能力も使用可能(劇中ではソード、ボルト、ガンマン、シーカーを始め幹部であるフリーズ、トルネードの能力まで使いこなしていた)とされており、その力はあのゴルドドライブすらも上回っているとされ、まさにロイミュードたちの怨念が生み出した怪物といっても差し支えないチートクラスの戦闘能力を誇る。
また、ネットワーク内を移動して瞬時に自身の意識を別の場所に移動させたりハッキング行為を行うことも可能である模様。
その目的は自身を含めたロイミュードたちを撲滅した仮面ライダー達=泊進ノ介や詩島剛、そして自分たちを生み出しておきながらのうのうと生きている人間たちへの復讐であり、小説で起きた事件の真の黒幕で、その目的の完遂を目的に自身が嘗てコピーした西堀光也をスケープゴートとして本人に気づかれる事無く支配下に置き様々な方法を使って暗躍していた。
そして最終的には詩島剛の心の闇を増幅させた上でシーカーロイミュードの能力を使って彼を操り人形に仕立て上げ、彼の手で彼の大切な者たちを亡き者にしようという醜悪で卑劣、かつ悪辣極まりない方法で復讐を果たさんと目論む。
フリーズの力で体を支配しシーカーの力で心までコントロールしようとしたが、半分チェイサーであるチェイサーマッハにフリーズの力は通用せず、最終的には様々な失敗をしながらも遂に彼が目指していた仮面ライダーとしての完成型は本当に善意の心を持って仮面ライダーとなる事は、人間とロイミュードが互いに補い合うことという結論に達し、未だに心の奥底でくすぶっていた怒りや憎しみといった心の闇を捨て去り生まれ変わった剛には最早シーカーの能力は通じず、更には自身も知らないチェイサーマッハの完成系と言える超デッドヒートマッハの前になす術も無く追い詰められて行き、最後は『ライダーキック』を受け爆散した。
が、(おそらく) アニマシステムをコピーした事の影響なのか剛の見立てでは“復讐”という感情が有る限り何度でも復活する可能性が示唆されている。これに対して剛は何度でも相手になると宣言している。
そして何より005がリベンジャーとして復活した事はチェイスを蘇らせることができるかもしれないという証明になった。
関連項目
オーガ(ファントム)→似たような能力も持った関連で
暴君怪獣タイラント、グランドキング、ジャンボキング、ファイブキング、イズマエル→同族
以下更なるネタバレの為閲覧注意‼
まさかの再登場
剛の見立て(懸念)通り、ドライブサーガ第2弾の仮面ライダーマッハ編において復活を遂げた。
映像化に伴い、姿が公開されたがその姿は「全上級ロイミュードたちの能力も使用可能」と言うにふさわしく様々なロイミュードの姿が組み込まれており、シュートのボディをメインベースに左腕にはソードの大型ブレード、右腕には096などが装備していた鉤爪、両肩にはスクーパーとオープン、胸部には逆さにしたクラッシュそれぞれの頭部を持ち、襟元には半分になったジャッジの頭部が付いているなど、文字通りロイミュードのキメラと言える姿をしている。
ロイミュード5886が仮面ライダーハートに斃された後も生き残っていた005のコアが、ネットワーク内に残されていた西堀光也の思念を取り込み復活を遂げるが、当初は下級ロイミュードとしての姿であったが、戦闘中にこの姿に変化した。
小説版と異なり、他のロイミュードの能力や全身からの武器発射能力は使用されなかったが、005同様に人間の髪の毛を触手の様に自在に操ることができる。
復活後、以前自身の復讐劇を邪魔した剛や令子に復讐しようと目論み、かつて玲子が幼い頃に熟読していた社会的地位のある人物を髪の毛を使って絞殺するという模倣犯を決行し、さらに玲子への当てつけとしてマインドコントロールしたターゲットに選んだ人物の娘の目の前で犯行を決行するという悪辣かつ陰険な方法で玲子を精神的に孤立させ、最終的には彼女の目の前で剛を殺害して絶望のどん底へと突き落として自身の融合させようと目論んだ。
しかしその目論見は剛の活躍により失敗に終わり、彼女の父親の記憶を利用して散々苦しめた事に怒りが頂点に達し、仮面ライダーマッハチェイサーへと変身した剛と激闘を繰り広げ、マッハチェイサーの怒りの必殺技で肉体を破壊されてしまいう。
それでもなんとか瀕死の状態で命からがらコアの姿として生き残っていたが、マッハチェイサーが見逃すはずもなく、最後は“二度と彼女の父親の記憶を悪用させない”と誓ったマッハチェイサーに握りつぶされ、地獄へと送り返された。