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とめはねっ!の編集履歴

2017-02-04 15:01:14 バージョン

とめはねっ!

とめはねっ

河合克敏による漫画作品。書道を題材としている。正式タイトルは『とめはねっ! 鈴里高校書道部』。

概要

正式なタイトルは『とめはねっ! 鈴里高校書道部』。作者は、柔道競艇に続きニッチジャンル漫画を描かせたら右に出る者はいないと評判の河合克敏

2007年より週刊ヤングサンデーにて連載。その後休刊によりビッグコミックスピリッツに移動して連載を継続している。丁寧で綿密な取材と精緻な画風には定評があるが、それゆえ極度の遅筆による隔週連載のため、非常に展開が遅い。2010年にはNHKドラマ化された。


神奈川県鎌倉市にある高校の廃部寸前だった鈴里高校書道部が舞台となっている。タイトルこそ、ユルい学園コメディを連想させるが、その中身はかなり本格的で濃厚な書道漫画である。同作者がこれまで描いてきた『帯をギュッとね!』や『モンキーターン』などと比較すると、ラブコメ要素が強い。


登場する作品について

作中に登場する書道作品は、誌面の募集事項から一般公募により寄せられたものであり、それぞれ採用者には名前が載せられ、記念品が贈呈される。


主な登場人物

書道部が舞台だけあって、女性キャラばかりであるのは仕方無いところだろう。


大江縁(おおえゆかり) … 主人公神奈川県鎌倉市の鈴里高校に通う1年生。ガ●ャピン似。女性らしい名前だが、れっきとした男である。あるきっかけから書道部に入部し、書の楽しさに目覚めていく。

カナダからの帰国子女英語はペラペラ。影が薄く、サエない風貌のため、周りからは『残念帰国子女』と言われてるが、書道部の女性たちとは仲が良く、宮田から熱い視線が送られ、なぜか異性嫌いの大槻からも特別な目で見られている。まさに主人公の役得である。


望月結希(もちづきゆき) … 実質主人公。縁のクラスメイト。女らしい綺麗なを書きたい一心で書道部に入部。飾らない天真爛漫性格。大江や一条、勅使河原から好意を持たれているが、当の本人は恋愛音痴。

男である縁が、自分よりも繊細な書を得意とすることが悔しく、ライバル視している。柔道部と書道部を掛け持ちしており、柔道の実力はインターハイをあっさり制するほど卓越したものである。


日野ひろみ(ひのひろみ) … 鈴里高校2年。書道部の部長。ツインテール眼鏡っ子。書道の腕は確か。真面目な性格だが、根は典型的な乙女キャラであり、恋愛話に目がなく、自分のプライベートを余所に他人の話に首を突っ込む癖がある。


加茂杏子(かもきょうこ) … 鈴里高校2年。書道部の副部長。細目元ヤンで、スタイルが良い。がさつな性格でかなり気分屋。幼馴染の男の子とデートするために女らしくなろうと ひろみに相談した事をきっかけに書道を始めたという女の子らしい一面がある。


三輪詩織(みわしおり) … 鈴里高校2年。書道部の会計。渋谷系。美人だが性格は黒く、徹底した合理主義。モテそうな割にはほとんど男性と接しない、いわば『同性に好かれるタイプ』。


大江英子(おおえひでこ) … 主人公・大江縁の祖母。おっとりした性格だが、息子・義之の前では厳しい面も覗かせる。旧姓は神林。縁の眠そうな三白眼は彼女譲り。女学生時代はかなりイタズラ好きだったようだ。かな書きの名手。


大江義之(おおえよしゆき) … 縁の父。英子にとっては放蕩息子。天才肌の料理人だが、上司と喧嘩したりして長続きせず、いつも大江家の経済事情を揺るがせている。隠れた書の名手でもあるが、作中で本人が揮毫した場面はない。


三浦清風(みうらせいふう) … 神奈川県きっての書家。厳格そうな外見とは裏腹に性格は柔軟・軟派・スケベ。『書家は儲からん』とか言っておきながら、鎌倉に使用人を随えるほどの邸を構える。縁の祖母・英子の女学校時代の恩師。女学校で教鞭をとっていた経験があるだけに、女性に対する扱いは上手い。書道歴は60年。


日野よしみ(ひのよしみ) … ひろみの双子で鵠沼高校書道部部長。ひろみに激しい敵対心を抱いている。『ブラック日野ちゃん』と呼ばれ、色々と暴走と暴言を繰り返す、煮ても焼いても食えない存在。


勅使河原亮(てしがわらりょう) … 鵠沼高校書道部ただ一人の男性部員。隠し事のできない、ストレートな性格のせいか、慇懃無礼な男といわれている。


見城美弥子(けんじょうみやこ) … ひろみより信奉を集める書道部の副部長。実力も確かだが、至って謙虚な性格。クビレもくっきりしたグラマラスな体型で、勅使河原曰く『書道部の栗山千明』。


宮田麻衣(みやたまい) …鵠沼高校書道部の部員。そば屋の娘で、今時の女子高校生。なぜか縁に好意を抱くが、全く報われず空回りばかりしている。


笠置奈津子(かさおきなつこ) …鵠沼高校書道部顧問。良家のお嬢様だが、スポーツが得意。


笠置亜紀子(かさおきあきこ) … 笠置奈津子の伯母で、鵠沼高校書道部の特別顧問。かなの書の名手。縁の祖母・英子とは女学校時代からの知り合いで、ある種腐れ縁。女学校時代の恩師・三浦清風にあこがれていた過去があり、今でも彼の前では初々しい態度を執る。


一条毅(いちじょうたけし) … 書道部の名門、大分県豊後高校のエース。高校1年生。『書の甲子園』で文部科学大臣賞(創作作品)を受賞し、母校を優勝させた。小学生時代は神奈川県藤沢市に在住しており、望月とは旧知の仲。イケメンだが、根っからの文化系で、運動は苦手の様子。


大槻藍子(おおつきあいこ) … 京都青蓮女学院書道部に所属する女子高生。一見控えめだが、「もっと崇めろオメーラ」と言わんばかりの示威的な態度をとる。かな書部門の書の甲子園覇者であり、かな書を書かせたら右に出る者はいないほどの実力の持ち主。他人の書の批評もできるほどの確かな審美眼を持つ。男性恐怖症だが、自分に肉薄した達筆を披露した大江に不思議な感情を抱く。


影山智(かげやまさとる) … 鈴里高校の書道部顧問。世界史教師中国史オタク三国志愛読者。頭髪が寂しくなってきており、よく『ハゲ山』と罵られている。鈴里高校随一の祐筆であり、漢書や篆刻を得意とする。


羽生翔子(はぶしょうこ) … 鈴里高校の新1年生。望月の追っかけで、柔道部と書道部を掛け持ちしている。


島奏恵(しまかなえ) … 鈴里高校の新1年生。書道部顧問である景山の歳の離れた従妹三つ編みと眼鏡が特徴の、真面目オーラ漂う今時らしからぬ高校生。一度スイッチが入れば、周りが見えなくなり感情の赴くままに突っ走る、典型的な文化系少女。見かけによらず前衛書を得意とする。


関連タグ

小学館 河合克敏

書道 書道部 部活動 文化部

鎌倉 湘南 ラブコメディ


帯をギュッとね! モンキーターン


はらい解せぬ

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