スーツアクター:五味涼子
CV:M・A・O
概要
ワシ座系出身。キュウレンジャーのメンバー達が乗る宇宙船・オリオン号のパイロット兼ショウ・ロンポーの秘書として作られたリベリオン製凡用アンドロイドType283。ワシピンクに変身する。
初期メンバーであるものの当初は自分のキュータマを所持していなかった。
その能力と関連してか前髪や胸元まで延びたおさげ部分には計器のようなパーツがあしらわれている(ちなみにこのおさげは胴体部と一体化しているようにも見えるが、実は上に重なっているだけである)。鷲のモチーフは彼女のスカートに意匠が見て取れる。
メカニックとしても精通しており、ラッキーが始めに乗って壊れてた宇宙飛行機を直していた(しかし彼女が失敗したのかラッキーの運なのかは分からないが、その後に再び故障し墜落した)。
任務には忠実で口うるさい面もある一方で妄想癖があり、自身の持っているタブレットに書いたりしている(これは当初スパーダにしか知られていなかった)。
上記の通り戦闘用ではないパイロット兼秘書用アンドロイドとして作られたが、ジャークマターに立ち向かうラッキー達に憧れており、内心では共に戦いたいと思っていた。
space.4でショウ・ロンポーに桃を食べたいから買ってくるようにと任務と言う名のおつかいを頼まれ、怪盗BN団以外のメンバーと共にチキュウヘ赴く。
ジャークマターに支配され荒廃したチキュウを歩いていると、ダイカーンの一人ユメパックンが子供達の夢を食べる現場に遭遇。
すぐさま戦闘に入るメンバーを見て共に戦いたいという妄想を膨らますも、それが大きな夢として出てきてしまいユメパックンに食べられそうになる。
間一髪スパーダによって助けられるが、危険に晒すわけにいかないからとスパーダに怒られてしまい、一足先にオリオン号へ帰還した(ちなみに桃は缶詰で買ってきた)。
帰還後タブレットを手に再び妄想を膨らましていると、彼女を呼び戻すために一時帰還したラッキーに見られてしまう。
しかしラッキーは「それは“妄想”じゃなくて、お前の“夢”だ!」と彼女に語りかけて励まし、再びチキュウへ連れ出す。
そしてユメパックンとの再戦の際、ラッキーの言葉に揺さぶられたスパーダの問いに対し、「私は…皆と戦いたい!」と強く願った事でワシキュータマが出現、ワシピンクへと変身を遂げた。
スペシャルムービー第3話では生真面目さと妄想癖が災いして、チャンプとガルの模擬戦を喧嘩と勘違いした結果、ちょっとした事件の原因になってしまう。
同ムービー第4話ではスパーダとのあられもない光景を妄想しており、彼に対して好意を抱いている様子。
余談
デザインは久正人が手がけているが、曰く「自身初の眼鏡っ子ヒロイン」とのこと。
名前のラプターは猛禽類を指し、283は「つ(2)ば(8)さ(3)=翼」から取られていると思われる。
今作による再登板劇
演じるM・A・Oは海賊戦隊ゴーカイジャーのゴーカイイエローでの出演(女優・市道真央名義)以来、2度目の戦隊スタメン出演になる。
(ちなみに2作品とも某国民的アニメのレギュラーキャラクターの声優が変身アイテムの声を担当している。)
本作では初期メンバーに声優起用のキャラが加わる事で話題を呼んだが、彼女の場合は初の女性声優による顔出しではない変身メンバー。
人気声優としての起用とは言え、過去に戦隊メンバーを演じた人の再登板の印象も強く、戦隊メンバー経験者が初期メンバーとして再登板したのは平成以降では男女含めて初である。
※全戦隊、追加・番外戦士を含めた場合、
- 女性で複数作の顔出しメンバーを演じたのは木下あゆ美が唯一の例。
- 男性は宮内洋、大葉健二、春田純一、和泉史郎、小川輝晃、松本寛也と意外にも多い。
- 戦隊メンバー経験者による声のみ出演での再登板は小牧リサが達成済。
- 逆に女性声優による顔出しは宮村優子と潘めぐみが登場。
ちなみに本作品の一時間後の番組には、以前ワンシーンだけM・A・Oと劇場版トッキュウジャーで共演した福原遥が声優として出演しており、同時期にニチアサ枠への出演を果たすこととなった。(更に言うと福原は、前作VS映画のゲストキャラの声も担当していた)
関連タグ
弥生ウルシェード…戦隊女性戦士初の眼鏡っ子ヒロイン(ただし伊達の上、戦闘では外す)。闘っているメンバーに憧れを持ち妄想を見られたり一緒に闘いたいという思いから戦士になる夢を叶えたという部分も共通。