「・・・にゃあ♪」※実際の彼女はこんな台詞は言わない。
「ボンレン・セギゾ・グスザベザ!!」(コノ眼ノ礼ヲ、スルダケダ!!)
概要
演:白鳥智香子/CV:西條久美子
※演者の白鳥智香子は元女子プロレスラー(全日本女子プロレス出身で出演当時現役、2001年6月引退)。のちにプロレスラー・タイガースマスクこと丸山敦(大阪プロレス⇒フリー)と結婚。
ヒョウ種怪人
身長/203cm
体重/172kg
登場話…EPISODE 3「東京」・EPISODE 4「疾走」
人間態は黒い服を着たチャラい外見の美女。ヒョウの身軽さと、変身する前ですら人間を蹴り一発でトンネルの天井に叩きつけるほどの脚力を備えており、時速270kmの超スピードで疾走する。鋭いツメを使った目潰しが得意技。
児童誌『てれびくん』に連載された漫画版では第2話に登場。人間体は毛皮のコートを着た女性として描かれていた。
黒豹をベースにした女怪人であるせいか、Pixivでかなりセクシーに描かれているのが多い。
活動記録
グロンギらしく、誇り高くまた血の気の多い性格で、下等動物である人間にタトゥを触れられたことから、激昂して怪人体となり、2000/2/1(火)都内で暴れる。
駆けつけたクウガ相手に応戦するが、警官隊の銃撃を受けて片目を潰されてしまう。
逃走した先で、ゲゲル開始前に人を殺した事を仲間に咎められるが、「片目の礼をする」と反駁した。
明くる2000/2/2(水)、警察への逆恨みのため都内を走り回って警官23名を殺害、警察車両11台と白バイ8台を破壊して暴れ回る。余りの機動力のため車では到底追いつけなかったものの、トライチェイサー2000を手にしたクウガによって廃墟に追い詰められる。最後はクウガとの苛烈な殴り合いの果てにマイティキックを受けて壁をぶち抜いて吹っ飛ばされ、空中で大爆発した。
クウガが一番最初に交戦し、倒した女怪人である。
警察の公式発表では、未確認生命体第5号。
劇中、この怪人が直立している写真が掲載されている新聞が登場していたが、誰がどうやって撮影したのかは、まったく不明。
関連イラスト
ゲーム版
放送当時発売されたプレイステーション用格闘ゲームでは、使用可能キャラの1人として登場。
隠しキャラの1体であり、ストーリーモードには登場しない。
派生作品
「仮面ライダーディケイド」ではン・ガミオ・ゼダに殺された人間が変異した個体が登場するほか、「アギトの世界」でも登場。しかしメ・ギノガ・デ共々アントロードの放ったプラズマで爆殺されてしまう。
「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」にも登場。
漫画版
2014年から月刊ヒーローズで連載されたリメイク漫画では、原作よりも顔が大きく髪も短い、いかつい外見をしている。
人間態はやや暗い印象を受ける細身の女性で、リントを特に蔑んでおり、バヂスがリントの文化に染まっていることに腹を立てていた。
一応彼の持っていたものを、自分も試しに使ってみる場面もあったのだが、タバコを吸えば口に合わず咳き込み(グロンギ族は古代人なので汚れた空気に弱い)、けん玉は使い方すら分からないという始末。
チンピラから奪ったスケボーに乗ってみるも、自分の足より遥かに遅い玩具の何が楽しいかを理解できず首をかしげるなど、コミカルな場面が目立っている。
原作とは異なり、バヅーがクウガマイティにやられて死亡した後に薔薇のタトゥの女から命令され「2日で30人を殺す」ゲゲルを実行する(なお、これ以前にも絡んできた不良を返り討ちにしているがペナルティを課せられない様に目潰しに止めている)ことになり、「メに昇格してやる」と意気込む。
とりあえず人間態でぶらついて、公園でけん玉相手に四苦八苦してきたところでナンパしてきたチンピラを瞬殺、更に原作通りの健脚を活かして車を手当たり次第に襲い運転手を撲殺するというゲゲルを開始する。
駆けつけたクウガと戦闘になるが、警視庁の応援に来た傭兵「駿河徹也」により右目を撃ち抜かれて逃走。ダメージを受けて人間態に戻っている所を五代に発見され、身柄を拘束(ただテーブルゲームしてるだけだが)されることとなった。
しかし期限が近いことを知ると自発的にゲゲルを開始して世話になったホームレスの一団を皆殺しにして逃走。残り3人にまで到達するが、トライチェイサーを入手したクウガに阻まれ、最後は時間切れとなり大爆発して死亡した。
(なお、時間切れによるゲゲル失敗者の爆死が描かれたのは「クウガ」が放送開始してから全媒体においてこれが最初である)
参考文献
Web archive「仮面ライダークウガ」公式サイト kuuga dimension GURONGI