「あら! あんた好きよ!! 結婚してっ!!!」
概要
Cv:久川綾
ローリング海賊団船長のイカツい外見の女海賊。1月27日生まれ。
義理人情に篤い性格だが、男を見るなり求婚する悪癖があり、現在4446回(ワンピースパーティも含めると4447回)破談している。
新世界出身であり、母親はものすごい有名人らしい。背中には二本の剣を背負っており、ゾンビ(後述)の強さを見る限りそれなりに腕の立つ二刀流剣士と思われる。
ゲッコー・モリアに配下共々影を奪われ、スリラーバークに軟禁されていた(影を取られた人間は日光を浴びると消滅するが、そうなると影の入ったゾンビも死んでしまうため)。しかしながら太陽の下に戻るために仲間とともに対抗策を練り続け、ゾンビから奪った影(塩を食わせると出てくる)を取り込めばその戦闘力を見に付ける事が出来るという事実を発見。偶然出会ったモンキー・D・ルフィを半ば強引にナイトメア化させ、オーズ撃破への協力を行った。
モリアの失策と麦わらの一味の尽力によりモリア海賊団が壊滅すると、無事元の影を取り戻し、後述の事情からナミと仲良くなってビブルカードと電伝虫番号を渡し、部下たちと共に去って行った。
作中でビブルカードに言及したのは彼女が最初であり、これによりアラバスタ編でエースがルフィに渡した紙切れ(勿論ビブルカードである)の謎が明らかとなった。
その後しばらく登場していなかったが、2年後の事情を描いた扉絵にてウォーターセブンのバーで元気にしている姿が描かれた。
その正体は、「四皇」ビッグ・マムことシャーロット・リンリンの娘(シャーロット家23女)である。双子の姉妹であるシャーロット・シフォンとは生き写しで、サンジからは「そっくりだな」と言われていた。
ビッグ・マムの推し進める政略結婚に辟易しており、妹のシャーロット・プリンからは「自由な恋愛を求めて海に出た大好きな姉」と慕われている(プリンはその後狡猾な本性を表すのだが、このセリフは麦わらの一味を騙すフカシではなく勝手に言っていたものなので少なくともローラに関する思慕は口八丁ではないようである)。
ナミに渡されたビブルカードはナミが敵(ビッグ・マムの手下)に襲われているときに効力を発揮。ビッグ・マムのソウルがこもったカードは淡く輝き水戸黄門の印籠の如く襲ってくる敵を足止めした。ちなみに、シフォン以外の他の兄弟姉妹や団員達は、ローラのビブルカードを見た際、最初は彼女が死んだものと勘違いした。
名前の由来は恐らくロールケーキ。
イボイノシシのゾンビ
CV:もちろん久川綾
ローラの影が入った動物ゾンビ。しかし動物ゾンビとしては異例の将軍ゾンビ職に任命されている。
アブサロムに一方的に好意を寄せているメスのイボイノシシで、ことあるごとにアブサロムに結婚を申し込もうとするバケモノ。アブサロム他スリラーバークの連中からはそのまま「ローラ」と呼ばれていた。
アブサロムがナミに横恋慕していることを知った途端にナミを抹殺しにかかるが、「実は私男なんだぜ!」という小学生レベルの嘘をあっさり信じ込み、ナミの応援(財宝の入手とアブサロムの押し付けを目論んだ方便だが)を受けて和解した。
続いてアブサロムがナミを襲った際には、ナミを攻撃するふりをして逃がそうとしたが、ばれてしまい、返り討ちに遭って気絶する。
ちなみに、ナミの嘘は分かっていたらしい。
最後は暴走したモリアのシャドーズアスガルドで強引に影を抜かれ死亡。死体はホグバックにより回収された。何に使うんだこんなの…。
関連項目
ビッグ・マムとは(ネタバレ注意)
「元気でなくて結構だよ!!死ねよ!!」
ローラが母を慕うのと正反対に、当の母親からは並々ならぬ殺意を向けられていることが判明した。というのも、かつて巨人国エルバフの王子・ロキがローラに一目惚れし、全世界の巨人族との間に確執があったリンリンがこれを解消し、かつエルバフの軍隊をわが手に収める事が出来るとしてかなり重要な政略結婚(ビッグ・マム曰はく「成立すればとっくに海賊王になれていた」ほど)を進めていたが、ローラがこれを拒否して出奔したという因縁があり、居場所さえわかれば殺し屋を送る気である事も分かった。
さらにその代わりとして姉のシフォンを差し出したが、当然拒否されて巨人族との関係がより険悪になってしまい、これが元でシフォンにまで暴力を振るうようになるなど、姉妹そろって母の身勝手の犠牲者になってしまった。
シフォンによれば当のローラはもとより能天気なため、そのような憎悪を抱かれている事など全く知らないらしい。