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瀬戸内海放送の編集履歴

2017-09-17 06:47:58 バージョン

瀬戸内海放送

せとないかいほうそう

瀬戸内海放送は、香川県・岡山県のテレビ朝日系民放テレビ局。略称KSB。マスコットキャラクターはハリネズミのスパーキー。キャッチフレーズは「はじける Park KSB」

概要

1967年11月に新日本放送(MBSテレビの前身の新日本放送とは別)として設立し、1968年2月に瀬戸内海放送に社名変更された。香川県域のNET系列単独ネット局であった(当初、岡山県域でのNET系列局は岡山放送だった。なお、該当局は本来はフジテレビ系列局なので、いわゆるクロスネット局というスタイルを取っていた)が、1979年4月に岡山県と香川県のテレビジョン放送の相互乗り入れにより、当局は岡山でも放送できるようになる。また、フジテレビ系列および(NET改め)テレビ朝日系列のクロスネットだった岡山放送もフジテレビ系列単独局に移行された。

ちなみに「瀬戸内海放送」の名前は、元々はを挟んで北西隣の先輩兼お友達の設立時の名称であった。


MBSテレビがNET系列だったこともあってか、MBSテレビや毎日新聞との関係が深く、MBS・ABCのネットチェンジでも、MBS・毎日新聞の資本はそのまま残っており、現在も毎日新聞のCMが必ず放送されている(全国のテレビ朝日系列局ではこの局だけ)。朝日新聞のCMは下記の株主の関係により、「ドラえもん」など全国ネットのスポンサー番組以外は全く流れない。また、テレビ朝日系列フルネット24局のうち、テレビ朝日ホールディングス、朝日新聞社両社の資本が無い唯一の放送局でもある。


現在の筆頭株主である大洋商事は、香川県高松市にあるホテル業などを行っている企業(大阪にある重鉄鋼業の同名の会社ではない)。かつては筆頭株主が加藤汽船だったので、系列のジャンボフェリーや宇高国道フェリーのCMがよく流れていた。2017年現在、加藤海運グループ創業者の孫がKSBの社長であり、その親族の一人もKSBの会長にして主要株主である。要するに加藤海運グループ創業者一族による同族経営である(全国のテレビ朝日系列局はKSBだけである。おそらく大洋商事も加藤海運傘下系列だと思われる)。


KSBの【K】は加藤(上記の加藤海運グループのこと)のKと地元では揶揄されることがある(むろん本来は株式会社を意味する「K.K」のK)。当時の「ニュースステーション」で、久米宏氏がKSBの記者に、KSBの【K】は何ですか?の質問に、KSBの記者が即答できなかったという逸話がある。


グループ企業にFM香川、キャストKSBパートナーズなどがある。特に前者はKSBによって経営支配している状況である。


1986年から2016年まで行われた「高松冬のまつり」に主管として全面的に参加している。大晦日近くになると1時間のドキュメント番組が組まれる。また開幕前夜からは夕方のニュースでも生中継される。


2014年で当局は開局45周年を迎えた。


番組構成

資本関係やスポンサーセールス・放映予算等の関係か、テレビ朝日系列のややマニアックな番組がネットされなかったり、早期に打ち切られたりする傾向がある。

  • 世界の車窓から」は、当初は23:10頃にネットされていたが、ローカルニュース「KSBニュースView」放送により打ち切り。中四国エリア4局で唯一未ネット局になった。
  • 平日10:25に放送される情報番組「ワイド!スクランブル」は、放送開始当初はフルネットだったが、度重なる番組編成により午後からの飛び乗り放送になっている。2017年3月までは10時30分から「暴れん坊将軍」の再放送(時代劇再放送枠)、11時28分からは「にこまるワイド」(ローカル情報番組枠)の編成で長らく午後のみ飛び乗りネットのままだったが、2017年4月より第一部の放送も行うことになり、フルネットに復帰した。なお、2016年3月まで日曜正午に放送していた姉妹番組の「サンデースクランブル」も一時期ネットされていたが早々に打ち切りになった。
  • テレビ朝日の土曜朝の情報番組「週刊ニュースリーダー」をネットしている数少ない局である(他方の系列局はドラマ、アニメ再放送枠かローカル情報番組のどちらか)。
  • 近畿地方と隣接していることもあって、ABCテレビの番組を放送される傾向が多い。ABCテレビの深夜バラエティ枠「ナイトinナイト」は時差ネットではあるが枠内の全ての番組がネットされている(全国のテレビ朝日系列では当局のみである)。
  • 平日深夜23時台の番組(ネオバラエティ)は同時ネットであるが、深夜24時台の番組(ネオネオバラエティ)は遅れネットで放送している(一部3か月~半年遅れの番組もある)。2017年4月中旬より、水曜深夜24時台の時間にローカル番組を放送されることになり、水曜深夜24時台のネオネオバラエティ(遅れネット)枠は事実上廃枠になった。このため、優遇されている上記のナイトinナイト枠とはちがい、こちらは枠内の番組が全てネットされていない。
  • お願い!ランキング」(深夜放送版)も金曜版を放送していたが、2013年4月の番組編成で終了。再び未ネット局になった。金曜25時20分の情報番組(「GO!オスカル」「オスカルはなきんリサーチ」など)は引き続き同時ネットで放送していたが、2016年7月からは、第一週金曜日限定でローカル枠を設けたことで、遅れネットになった。現在放送中の「オスカルはなきんリサーチ」は、当局では2017年3月24日放送(関東では2017年2月17日放送分)を以って放送打ち切り。現在はローカル番組(下記参照)に切り替わった(「朝まで生テレビ」が放送される最終週金曜日は「朝生」終了後に放送)。
  • 再放送枠は刑事ドラマ、サスペンスドラマの再放送で占められ。日曜日も2013年10月より、正午からドラマ(テレビ朝日の木曜ドラマ、金曜ナイトドラマほか。2017年現在は「相棒」最新シリーズ再放送)の再放送枠を設け、平日、土日共に完全毎日放送されている。バラエティ番組再放送枠もABCテレビ制作の番組のみとなっている。
  • 金曜深夜に放送されている「タモリ倶楽部」は、当初は同時ネットだったが、1994年4月頃に「探偵!ナイトスクープ」が23:20に同時ネットされてからは、遅れネットになった。放送時間を転々としながら現在は土曜深夜に3週間遅れで放送。ただし、2013年4月から始まったKSBオリジナル番組「報・動・力」が放送される週は休止の措置をとっている。なお、休止した回の振替放送は行わない。
  • 金曜日の深夜に、ローカルバラエティ番組(「ばちこい」「ポイチョ!」など)を放送していたことがある。また、深夜番組「トゥナイト」が放送されていた時期に、木曜日の深夜に限りローカル番組に差し替えていた。
  • ビートたけしのTVタックル」の放送日時が2016年春の改編で変更になった際に打ち切った。該当番組の系列局での打ち切りは、福井放送以来(最もアソコは、歴史的経緯から、テレビ朝日系列と見なされないことの方が多いが・・・・・・・・・・)。系列外でも約1局(因みに赤坂のお友達、しかも同じ四国地方に存在)放送しているのに、どういうことなの・・・・・・・・・。もっとも、忘れた頃に、ゲリラ的に放送することはある、と思いきや、2016年夏の小改編で、遅れネットながら放送を再開。2017年現在は日曜16:30に放送している(時差遅れネットを行っている局は正午にローカル番組を放送している九州ブロックのテレビ朝日系列局とこの局ぐらい。ちなみにこの局では正午の時間は刑事ドラマの再放送である)。
  • 2017年10月より日曜朝の番組改編で新しく始まる報道番組「サンデーLIVE」(毎週日朝5:50~8:30)に関しては、KSBでは5:50より「テレメンタリー」を放送しているため、6:20からの飛び乗り放送になる。また、2017年10月7日よりローカルネットに切り替わった「題名のない音楽会」は、KSBでは2017年10月16日(2017年12月15日深夜)より8日遅れで放送を再開する(他局は、制作局よりも時差先行、時差遅れまたは一日遅れで放送するが、KSBだけが最も遅れて放送することになる)
  • テレビ朝日制作のTV番組の番宣CMに必ず【KSB5CH】マークが表示される。2014年はKSB開局45周年を迎えたため開局45周年マークに切り替わった。ただし、自社製作番組(下記参照)とABCテレビ製作のTV番組(「劇的ビフォアアフター」「みんなの家庭の医学」「こんな所に日本人」など)の番宣CMには【KSB5CH】マークは表示されない。
  • 朝の番組の時刻の隣に表示される気象情報は、香川(高松、観音寺、丸亀など)・岡山(倉敷、津山、美作、笠岡など)両県のエリアのみ表示。広島、鳥取、兵庫など隣県および大阪、東京の天気は一切表示しない。また、「KSBスーパーJチャンネル」などローカルニュースでの天気予報のコーナーや、気象情報番組「お天気レーダー」でも香川・岡山両県のエリア天気のみ。隣県・全国の天気は一切行わない。(岡山・香川の民放5局ではこの局だけ。)

  • 機動戦士Vガンダム」はネットされていたが、後枠の「機動武闘伝Gガンダム」は予告はあったものの、翌週は東映特撮ドラマ「特捜ロボジャンパーソン」(再放送)に差し替えられ、以降アナザーガンダム初期3部作は、ANN系列では唯一未ネット局になっている。
  • 土曜夕方に放送されていた「勇者シリーズ」も、「高校野球岡山・香川大会ハイライト」などのローカル番組の編成で休止し、休止した話の振替放送は一切行わなかった。
  • 秘密結社鷹の爪」シリーズも当局では未ネットで、後年、テレビ東京系列のテレビせとうちで放送された。もっとも、該当作品は、テレビ朝日系列でも、テレビ朝日、朝日放送、東日本放送でしか放送されていない。
  • そもそも深夜アニメ自体、元々はフジテレビで放送されていた「頭文字D」、独立局作品の「らき☆すた」とテレビ朝日作品の「勝負師伝説哲也」と「タイガーマスクW」の4作品しか放送実績が無い。香川県および岡山県をエリアとするテレビ局は(テレビせとうちも含め)どこも深夜アニメに関しては熱心ではないが、流石にこれは極端であると言える。ところで2017年10月から、第5の深夜アニメとして、元々はTBSの作品であった「結城友奈は勇者である」が放送されるそうな。
    • 実は「哲也」に関しては、放送時間をめぐる東映アニメーションテレビ朝日の「対立」から多くの系列局が放送拒否を行った中、あえて放送した珍しい例であり、「らき☆すた」はテレビせとうち以外の在香川・岡山民放で初めて放送された独立局作品だったりする。さらに「結城友奈」に至っては、「本来」の縄張りである香川県がネタにされた作品であるうえ、映画版が香川県内のシネコン約1館で上映されたこともある(映画版が実は「本編」のプレストーリーであるため)。
    • その一方で、「結城友奈」のホスト局は毎日放送であり、さらにはアニメの制作そのものにも1枚噛んでいたため、KSBと毎日放送との関係の絡みもあるのでは?と言う考察もある。
  • ニチアサキッズタイムは?大丈夫、ちゃんとやっている。しかし、朝6:30のアニメ枠は、「デジモンクロスウォーズ」からネット開始され「祝!ビックリマン」「ガイキング」以前の番組はネットされていなかった。また、全国枠からローカル枠に切り替わったアニメ作品(「あたしンち」「ボボボーボ・ボーボボ」など)も当局では早々に打ち切りになっている。

  • だがその一方で、ほとんどの系列局がまともに放送せず(6時台と7時台、それに加えて5時台後半しか放送してくれないところが多い)、それどころか放送拒否を行っている系列局が2局存在する、平日朝の情報まとめバラエティ、「(松尾由美子の)グッド!モーニング」を、6時前のミニコーナー「見出しまとめ」以外の全てのコーナーを放送している(2016年秋の改編以降)。なお、山口朝日放送も日頃はこの瀬戸内海放送と同じ放送形態を実施しているが、こちらは博多祇園山笠中継や放送機器メンテナンスの都合などで6時または5時25分スタートになってしまうことが稀によくある

KSBオリジナル番組(2017年現在)

  • 報・動・力(第3週土曜 深夜24:30~25:25、再放送:翌週月曜26:50~27:40)
  • にこまるカフェ(毎週金14:00~14:30、再放送:金曜25:20~25:50、最終金曜日は「朝まで生テレビ」放送終了後)
  • にこまるインフォ(平日9:55~10:00、14:00~14:05)
  • ヒルペコ(毎週水曜24:20~24:50、再放送:土曜15:00~15:30)
  • 未来人・会社人(毎週土曜 17:25~17:30)
  • KSBうぃる(平日月~金18:56~19:00)
  • with盲導犬(毎週日曜16:25~16:30)
  • キテマス!BONSAI(不定期。現在は「KSBスーパーJチャンネル」の特集コーナーで放送。)

ほか。


公式サイト

KSB瀬戸内海放送

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