──月が真円を描く時こそが 我々サイヤ人の本領を発揮できる時──
概要
大猿とは、漫画「ドラゴンボール」に登場する宇宙人サイヤ人の変身形態の一つ。
サイヤ人は、尻尾を有した状態で、満月またはそれを模したパワーボールを目を通して見ることで、1700万ゼノ超のブルーツ波を吸収し、大猿に変身する。戦闘力は通常時の10倍にはね上がる。
全高6メートル以上。身体つきは東宝映画の類人猿型怪獣のそれらに比較的近いが、ヒヒのような顔立ちと尻尾が特徴。髪の毛が多かろうが少なかろうが、個体差はほとんどない。尻尾を切られる、またはブルーツ波の発生源が無くなる（月を破壊される等）と元のヒューマノイドの体形に戻る。
大猿化すると、出生時戦闘力の低かった下級戦士は理性を失い凶暴化するが、戦闘力の高いエリートは理性や知性を保ったまま行動することが出来る。
…にも関わらず、生まれたばかりで戦闘力10000の超エリート戦士であるブロリーは大猿になって理性を失ってしまう。
更に大猿ラディッツは今まではしゃべれなかったがスーパードラゴンボールヒーローズで普通にしゃべっている。バーダックもヒーローズで普通にしゃべっているが原因は不明。
作中でラディッツはサイヤ人の本領と語っているが、ベジータやターレスは大猿の姿を嫌っていた。
（ターレスは大猿化によって理性を失うのを嫌ったのだと思われる。ベジータは「醜くてイヤだが」と言っているので美意識の問題であろう。）
しかし、ベジータ達は満月の日を選んで地球に来ていることから、惑星侵略の手っ取り早い方法として扱われているらしい（実際、アニメオリジナルシーンではサイヤ人戦士たちが大猿に変身してツフル人などの先住民族を殲滅するシーンがある）。
ベジータ達が着ていた戦闘ジャケットやアンダーウェアは大猿化にも耐えられる超伸縮自在な素材でできている。
黄金大猿
黄金大猿はいわば大猿版超サイヤ人とでも呼ぶべき形態であり、原作には登場せず『ドラゴンボールGT』以降の作品にのみ登場する。
この形態は大猿や超サイヤ人3を上回る戦闘力を有し、この形態を完全に理性でコントロールできるようになると超サイヤ人4に変身できるようになる。
作中で変身できたのは悟空とベジータのみだが、ゲームではゴジータ(黄金大猿ゴジータ)、ブロリー(大猿ブロリー)も変身している。
変身したことがある方々
- 孫悟空（カカロット）
- 孫悟飯
- ベジータ（アニメではベジータベビー含む）
- バーダック、セリパ、トーマ（※アニメ・ゲーム）
- パンブーキン、トテッポ（※アニメのみ）
- ラディッツ、ナッパ、ベジータ王、ターレス、ブロリー、ゴジータ（※ゲームのみ）
その他の大猿
・白土三平の漫画「サスケ」の登場人物、大猿大助。
・「十兵衛ちゃん」の登場人物。
・近藤勲-劇中で何度もゴリラ化し、終いには黄金大猿にそっくりな姿に変身する能力まで備えた。
