CV:沢りつお
概要
テレビとハエを合成したデストロン怪人。鳴き声は「フラーイ」(英語でハエ=FLY)。
第一総合病院の院長・関三郎に憑依して病院をそのまま乗っ取ってデストロン附属病院にし、通院する患者を催眠光線で洗脳してデストロンの手先にする一方で、仮面ライダーV3のデータを収集してそれを基にV3より強い改造人間を作ろうとする。
そうして作られた対V3用の刺客怪人イカファイアとのタッグでV3を苦しめるも、ライダー遠心キックで2人まとめて倒された。
ちなみによく間違えられるが、関三郎を素体として誕生した怪人ではない。その証拠に冒頭で病院のインターホンを押すシーンで怪人の手のみが映っている。なお、関三郎は怪人に憑依されるのと同時に死亡している。
派生作品
すがやみつるによる漫画版では、『テレビマガジン』版・『冒険王』版どちらにおいてもコイツの体内に核爆弾が仕込まれており、原作におけるカメバズーカの役割を担っている。また、両目からテレビ光線なる破壊光線を放つことができる。
『別冊冒険王』掲載の読切版ではデストロン暗殺部隊#2として登場。#1マシンガンスネークの弾幕を躱し跳び上がったV3を空中で捕獲するも、逆に目を蹴破られてしまい、ブン投げられてマシンガンスネークと正面衝突し爆発四散した。
『仮面ライダーSPIRITS』では蘇ったドクトルG配下の怪人として高知県を制圧。バーナーコウモリと共に「アマテラス」の身体を魔法陣にぶつけ、JUDOの時空間牢獄を破壊する任務を仰せつかった(速い話が捨て石)。しかし、死を覚悟したV3の最強必殺技「V3火柱キック」の直撃を受けてアマテラスは爆発。それに巻き込まれてバーナーコウモリ共々何もしない内に跡形もなく吹き飛んだ。
OVA版『仮面ライダーSD』ではグランショッカー八鬼衆の一人・ジャーク将軍配下の怪人として登場。蜘蛛男の改造人間素体拉致計画を援護すべくタイホウバッファローと組んでアジト警護にあたった。目のテレビからはビームを出し、相手を宙に浮かべることが出来る。
基地に殴り込んできた1号、ZXを追い詰めるも、おやっさんに呼ばれて駆けつけたスーパー1にバイクで跳ね飛ばされてからは形勢逆転。1号とZXに放り投げられてタイホウバッファローの角で画面をぶち割られてしまい、ZXキックでタイホウバッファロー共々谷底に突き落とされて転落死した。
漫画版仮面ライダーの続編『仮面ライダーEVE』ではイカファイア共々ショッカーミュージアムに展示されていた再生怪人として登場。「蛹」を強奪するために進藤昌少年に襲いかかったが、仮面ライダー2号のライダーチョップで画面を叩き割られあっさり撃破されてしまう。
余談
てれびくんのハイパーバトルビデオ『仮面ライダーディケイド 超アドベンチャーバトルDVD』ではこいつにソックリなてれびバエくんという怪人が登場。ショッカー戦闘員を率いてディケイドとディエンドに襲い掛かった。
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