概要
東京23区の東部にある特別区。隅田川と荒川に囲まれた地区の南半分(北半分は墨田区)。
区内は、門前仲町や木場、新木場、豊洲に代表される深川地区、砂町や亀戸、夢の島に代表される城東地区に二分される。深川地区の北部は江戸の昔からの市街地であるが、隣接する城東地区や墨田区ともども、大戦中に激しい空襲を受けて壊滅、数万人の死者を出す甚大な被害を受けた。
縦横に走る運河に江戸の面影をわずかに残す下町あり、埋立地の工業地帯あり、タワーマンションが林立する人口密集地あり、広大な公園やオフィス街もありと様々な表情がある地域。
元々は都心への移動には東西を横断する交通手段しか存在せず、江戸川・杉並と似たような惨状だったが、2000年代に都営大江戸線開通・半蔵門線が延伸した事で南北の縦断も容易になった。
その結果区内に(同じ住所の別路線の駅をまとめて1つと数えても)26もの駅があり、千代田区・中央区・港区にほど近く、また世田谷区ほど広くない分乗り換えにも苦労しないので副都心(亀戸〜臨海)に認定されベッドタウンとして順調に区民を増やしている(2015年に住民が50万人を突破)。
湾岸部にはコミックマーケットが開催される東京ビックサイトや豊島区のアムラックスから移転したMEGA WEB、ダイバーシティ東京プラザやZepp東京(ただし台場の住所は港区)、豊洲PITなどがある。
また、最近移転問題で騒がれている豊洲市場もここにある。
かけ祭とも言われる深川祭は、江戸三大水祭りの一つでもある。
江東区の駅
乗換駅は多いが区内に亀戸方面と臨海副都心方面を繋ぐ鉄道が存在しないため、同区でありながら亀戸〜新木場間のアクセスは滅法悪い(一応、錦糸町駅始発の都営バスが亀戸駅前~新木場駅間を直通しているが、本数はお世辞にも多くはない)。
一箇所京葉線と大江戸線が交差する箇所(越中島)があるものの、土地のスペースの関係上大江戸線に駅を作れなかった。
乗換駅
- 新木場駅(京葉線・東京メトロ有楽町線・りんかい線)
- 豊洲駅(ゆりかもめ・有楽町線)
- 国際展示場駅/有明駅(りんかい線/ゆりかもめ)
- 亀戸駅(中央・総武緩行線・東武亀戸線)
- 森下駅(都営新宿線・都営大江戸線)
- 住吉駅(都営新宿線・半蔵門線)
- 清澄白河駅(都営大江戸線・半蔵門線)
- 門前仲町駅(東京メトロ東西線・都営大江戸線)
単独駅
船の科学館駅、テレコムセンター駅、青海駅、国際展示場正門駅、有明テニスの森駅、市場前駅、新豊洲駅(ゆりかもめ)
東京テレポート駅、東雲駅(りんかい線) 越中島駅、潮見駅(京葉線) 辰巳駅(有楽町線)
亀戸水神駅(東武亀戸線) 西大島駅、大島駅、東大島駅※(都営新宿線)
※隣の江戸川区をまたぐように駅舎とホームが作られている。