概要
木場駅(東京都/現役)
駅構造
島式ホーム1面2線。東西線で最深となる地下約22.4mにホームがある。
当駅を含む門前仲町駅終端〜東陽町駅始端間のおよそ1.8kmの区間は、軟弱地盤地帯であったことから、当時の営団地下鉄で初めての、全円断面の単線シールド工法によって建設が進められ、当駅の両端に設けたシールドマシンの発進基地をそのまま駅施設及び昇降施設として流用した。その結果、円形シールドトンネルの中に各線のホームがあり、ホームの両端に改札階へと結ぶ階段・エスカレーターやコンコースを設けた構造で、それ以外の場所ではホーム間の行き来はできないだけでなく、シールドトンネルの中にホームを設けたことから、ホーム幅も片側3m程と狭い。
このような余裕のない駅空間の拡張を目的として営業を続けながら円形シールドトンネルを解体しつつホームとコンコースの拡張を行うという世界初の工事が行われていた。もっとも、COVID-19の流行により地面を3.5m掘り下げたところで工事がストップ。更に乗客減により2022年に工事の中止が決定、路面も再度埋め戻される事となってしまった。再開の目途は立っていない。
壁の階段付近には、黒色で木場の角乗のイラストと「KIBA」の文字が施されている。
利用状況
2021年度の1日平均乗降人員は60,085人である。
木場駅(新潟県/廃駅)
1999年4月の廃線時は新潟市ではなく、合併前の西蒲原郡黒埼町に所在していた。
相対式ホーム2面2線の地上駅であると共に、少数ながら東関屋方面との区間列車が設定されていた。
現在は、新潟交通による路線バス【W80/W81】青山駅〜味方・白根(新潟市南区。旧・白根市)線に「木場駅跡」バス停が設けられている。