概要
奇蹄目ウマ科の哺乳類の総称。野生種(家畜が野生化したものではない、本来の野生種)はシマウマ、ノロバを除き絶滅している。
主に競走馬、農耕馬など、家畜として馴染み深い一般的なイエウマの祖先も現存しない。モウコノウマが、シマウマやロバではない野生種の「馬」とされていたが、近年の研究で古代に家畜化されたのが逃げ出し野生化したものだと判明した。
走るのに適した1本指の四肢(後述)、長いタテガミと尾(実際は短い尻尾に長い毛が生じている)が特徴。牛とは違い反芻を行わないため、食料を牛より多く必要とする(牛飲馬食)。
かつては乗用(乗馬)に用いられることが多く、ユーラシア大陸やアフリカ大陸では騎兵の乗り物としても使われていた。
馬の飼育に適した草原地帯の遊牧民の軍事力を支えていたが、自動車の普及とともにその優位は失われていった。
また、食用にもなり、肉は桜肉と呼ばれる。アメリカ合衆国やイギリスなど食のタブーとする地域も多く、日本でも競馬関係者にとっては馬肉食はタブー。遊牧民でも「食べるなんてとんでもない」派と「貴重だから大切に食べる」派に分かれている。
馬の蹄の数の秘密
現在の馬の蹄は一本だが昔は3~4本あった。進化し続けた結果、蹄が一本になるように進化したのである。
4本(原始的な馬)
- ヒラコテリウム(始新世)
3本(進化途中の馬)
- メソヒップス(漸新世)
- ヒッパリオン(中新世~更新世)
1本(現在に近くなった馬)
- プリオヒップス(中新世)
pixivでは
本物の馬のイラストの他に、馬の特徴を持ち合わせた空想上の動物(幻獣)や馬系獣人のイラストにもこのタグが見受けられる場合がある。
馬のマスク
ニコニコ動画では、動画に出演する際、素顔を隠す為に馬のマスク(馬マスク)を使用するユーザーが多い。ある意味素顔よりもインパクトが強い。