曖昧さ回避
- 動物の一種。⇒「熊」
- 健康を害すると眼の下に出てくる黒いモノ⇒「隈」
- 『ペルソナ4』のキャラクター⇒本項で説明
- 鉄拳シリーズのキャラクター⇒クマ(鉄拳)
- 『プリパラ』のキャラクター。スカウトマスコットを参照。
プロフィール
概要
アトラスより発売されたプレイステーション2ソフト『ペルソナ4』の登場キャラクター。
主人公たちがテレビに飛び込んだ時に出会った、テレビの中の世界に住む謎の存在。
一人称は「クマ」。主人公の能力や器の大きさを尊敬し、主人公を「センセイ」と呼び慕う。
稲羽市で起こった連続殺人事件が原因でシャドウの動きが活発になったので、平穏に暮らすために主人公たちに犯人捜しを依頼する。
人(?)物
青と赤のカラーリングが特徴的な謎の着ぐるみ。
首(?)にあるジッパーを解くと頭がとれてしまうが、中には何も入っていない。
性別がよく分からないナリをしているが、おそらくオスのようで女性キャラに愛を囁くこともしばしば。
また、りせと似た悩みを持っていたり、菜々子と一緒に遊ぶ約束をしたりと、女性キャラとの絡みが多い。
かなりマイペースでお調子者な性格をしており、可愛らしい見た目とは裏腹に言動はちょっと・・・少し・・・かなりウザい。しかしそれ以上に寂しがりやで義理堅い一面を持っており、特に約束事に対しては非常に律儀に守ろうとするクセがある。また、なんだかんだで愛嬌があるため、まだ年端のいかない学生同士で行動している主人公達にとっては、(一応)連続事件による陰鬱な空気を和らげるムードメーカーでもある。
たまに日本各地の方言が混ざったようなスチャラカな言葉をしゃべる。
特別捜査隊メンバーがテレビの中でかけている眼鏡はクマのお手製。霧を見通し体への負担を軽減する機能を備えた優れものであり、デザインにも拘っているとのこと。
ペルソナ覚醒後には、ジッパーの中から金髪碧眼の美男子を発現させる。「頑張って生やした」らしい。
見た目は王子様のようだが、衣装を着せられてもやはり中身は相変わらず。
主人公達のいる外の世界にきてからは、陽介の家に居候しており、「熊田」として、ジュネスのバイトにも勤しんでいるようだ。
熊田となった後も戦闘時は着ぐるみを着る。これは目が主人公達の眼鏡と同じ働きをしているため。
文化祭では…
八十神高校での文化祭イベントである女装コンテスト『ミス?八校コンテスト』に飛び入り参加し、白鐘直斗との共同戦線で女装した。
結果……↓
「ハートをぶち抜くゾ?」
どう見てもアリスです、どうもごちそうさまでした(^q^)。
戦闘能力
武器は爪。
物語の序盤では素の戦闘力は皆無に近かったが、後述での出来事があってからはそうでもなくなった模様。
久慈川りせが参戦するまではダンジョン攻略のバックアップや、戦闘でのナビゲートを担当していたが、りせおよび自身のペルソナ覚醒後は前線で戦うようになる。
魔法系を中心に非常に手広いスキルを修得する、陽介に負けず劣らすの名サポーター。
全ステータスがバランスよく伸び、何でも器用にこなせる一方、ちゃんと目標を定めて育成しないと器用貧乏になってしまうので注意。
追撃はウォーズマンの「スクリュー・ドライバー」を彷彿とさせる回転突進攻撃。
ペルソナ
得意な属性は千枝と同じく氷結属性。物理特化の千枝のトモエとは逆に魔法に特化したスキルを覚える。
魔法でのサポート力は天城雪子のコノハナサクヤに次いでNo.2の位置だが、同時に物理耐性も雪子と同じぐらいに低く、カムイにランクアップしてもジオ系への弱点が消えないのがちょっと痛い。
「ペルソナ4ザ・ゴールデン」では仕様変更により、元から弱点を持たない直斗以外は全員弱点が消えなくなり、さらに転生後に弱点属性に対応した真・見切り系スキルを習得するようになったので、防御面の弱さ・不遇さがいくらか解消された。
カムイモシリ転生時に習得する専用スキルは「カムカムミラクル」。
所謂「パルプンテ的な博打スキル」で、効果もメリット・デメリットの幅が大きいため、かなりクセが強い。
P4Uシリーズ
その虚空 全てを呑み込む! 色欲の猛獣(ビースト・オブ・リビドー)、クマ!!
クマ総統を名乗り、仲間たちの同士討ちを煽っているが、コレは偽物。
本人はテレビの中に誰かいることに気づいたのだが、「仲間たちの誰かが勝手に向こうに行った」と勘違いして向こうの世界へ向い、その結果クマ総統に捕まってしまう。
その後なんとか自力で脱出し、途中で出会った生徒会長を名乗る少女のナイトになろうと奮闘するが……。
長いリーチとバッドステータス付与などの特殊な効果を持つアイテムでトリッキーな攻撃を得意とする。
ただし接近戦とガード崩しは苦手。ペルソナ依存度も高い為ペルソナブレイクには気をつけて戦いたい。
ペルソナ強攻撃でキントキドウジがアイテムを投げる。これは一見ランダムのようだが順番は固定である。
回復アイテムは相手も回収できる為注意のこと。
何種類かのアイテム以外はしゃがんで投げると遠距離に、立ち上がって投げるとクマの近くに投げる。
また、ボタン溜押しで、順番通りに2種同時に投げるが、溜めている間はキントキドウジが出現しっぱなしなので、ペルソナブレイクの確率があがる(溜めている間はキャラ攻撃と移動は可能)。
P4Uでは全キャラにメガネが設定されているがクマの場合はHTFのスプレンディドのようなハチマキ風になっている。
ちなみに、スキルの中にパペックマという状態異常を付与するスキルがあり、Bボタン(キャラの強攻撃)で出した時にシャドウクマが出てくる。<付与される状態異常は恐怖>。
ペルソナ4 ダンシング・オールナイト
PlayStation Vitaで発売のダンスゲーム。いわゆる音ゲー。
夏休み終了後、りせの要請で芸能イベント「絆フェス」のバックダンサーを務める事になった自称特別捜査隊のメンバー。そのレッスンのため都会の芸能事務所に訪れた一同は、またしても異世界に関する事件に遭遇する。
スタジオ入りは熊田だったハズなのに、異世界に落ちてからはいつの間にはクマ毛(ダンスver.)に着替えている用意周到さ。ダンス時もきぐるみスタイルで踊るが、途中で熊田に変身。その突然の変わり身に驚き操作をミスるプレイヤーがいたとかなんとか。
ペルソナQ
ニンテンドー3DSにて発売のスピンオフゲーム。
存在しない鐘の音に誘われ、異世界の「やそがみこうこう文化祭」へと迷い込んだ自称特別捜査隊。
そこで出会った特別課外活動部と共に迷宮探索へと乗り出す。
迷宮で出会った玲や活動部の女性メンバーに相変わらずの猛アタックを仕掛けるが安定のスルー。
またマスコットポジションとしてコロマルに対抗心を燃やす。
続編「ペルソナQ2」にも参戦決定。
コロマルに加え「喋るマスコット」であるモルガナとの絡みが予想され、PVではマスコットトリオでの特殊演出攻撃が見られる。
その他
ニコニコ生放送にて放送された『マヨナカ生テレビ』にて実物大のクマの着ぐるみが精巧に作られ、クマ役の山口勝平氏が中に入っていたことがある。(その際、『これが本当の中の人』と、番組の進行役で鳴上悠役の浪川大輔氏に対し言っていた。)
『ペルソナストーカー倶楽部 第9回』にも(熊田のコスプレで)クマの着ぐるみの中に入っていた。
関連イラスト
関連タグ
ペルソナ4 ペルソナ4ザ・ゴールデン P4U P4U2 P4D ペルソナQ ペルソナQ2
鳴上悠 花村陽介 里中千枝 天城雪子 巽完二 久慈川りせ 白鐘直斗
コロマル:P3における準マスコット枠。クマのような不思議生物ではなく純粋な犬なため喋れない。ただし秘めた男気はクマ以上。
モルガナ:P5におけるマスコット枠。クマ同様 正体不明の不思議生物であり会話も可能。異世界への先導役という共通点もある。ただし女性に対しては見境なしのクマとは違い、モルガナは杏一筋で紳士的。
クマのシャドウ
※(注意)ここからはネタバレ要素の強い記事になります |
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「我は影、真なる我」
空っぽな自己認識が生み出したブラックホール
りせの影を捨て身の一撃で撃破したのちに、りせの「"本当の自分"なんてどこにもいない」という発言に触発されて発生した。
この頃からクマは"自分が誰か分からない"という悩みを持つようになり、りせの何気ないつぶやきがその苦悩を直撃してしまう。
りせがペルソナに目覚めて一段落が付いた直後に突如として登場し、クマのみならず自称特別捜査隊の面々を挑発するような言葉を放つ。見た目こそクマそのものだが、大きさはクマ本人よりも一回り大きく、目はシャドウ独特の鈍い金色をしている。
またその話し方もクマとは真逆で、非常に威圧的で厳格な言葉づかいを用いる。
クマに否定されて暴走すると、地面に巨大な穴を形成してそこから体を半分出した、顔がぼろぼろに砕けた巨大なクマの姿となる。
その迫力たるや、これまで登場するシャドウの中でも最大級の大きさを誇り、砕けた顔から覗くホログラム調の不気味な眼と相まって、かなりの不気味さを演出している。
強力な全体攻撃とステータス低下・状態異常付加スキルなど、オールラウンダーで戦える強力な特性と鉄壁の防御力が非常に厄介。また2ターンを要する「ウルトラチャージ」から、特大ダメージの物理スキル「魔手ニヒル」のコンボが強力。ただ「魔手ニヒル」は、防御コマンドで容易に防げるため、チャージが終わるタイミングさえ忘れなければ攻略は容易。
むしろ鉄壁の防御こそ最大の難関であり、長期戦化しやすく、SPやアイテムの残量に気を配りながら慎重に戦うことを迫られる。
ホラーな見た目とそれに違わない凶悪な強さから、プレイヤーの多くからみんなのトラウマ認定を受けている。
クマの中の違和感
りせは直感的にクマの影に対して「なにかの強い干渉を……」と発言している。
また本来、クマのアルカナは『星』なのだが、クマの影のアルカナは何故か『月』に所属している。恐らく星と対立していると思われる。
月のアルカナには『見えない敵・裏切り・絶望』という意味合いがあり、クマのシャドウにはまったく別の何かの存在が示唆されている。アニメでは#10、#25でその姿と原因が確認できる。(#25での足立の目の色を見れば確信できる)