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ゲムデウスクロノス

しんのらすぼす

『仮面ライダーエグゼイド』第43話より登場する仮面ライダークロニクルの運営者にして、真のラスボス。

「檀正宗は、人としての命を終えた……クロノスとゲムデウス両方の力を手に入れたこの私こそが……仮面ライダークロニクルの運営にして、真の……ラスボス」

CV:貴水博之

概要

仮面ライダークロニクルの運営にして真のラスボス仮面ライダーエグゼイドTV本編におけるラスボスでもある。

第42話の終盤で、仮面ライダークロニクルを終わらせないために、檀正宗こと仮面ライダークロノスが自らの手でゲムデウスを葬り去り、そのデータをガシャコンバグヴァイザーⅡへと収集した後、そのバグヴァイザーⅡを自分に突き刺して自らゲムデウスウイルスに感染。ゲムデウスと文字通り融合して人間としての生涯を終え、バグスターとして転生する事で誕生した。

変身時は通常のクロノスと同じくクロニクルガシャットをガシャコンバグヴァイザーⅡに挿入して変身。通常のクロノスの変身エフェクトにくわえ、金と黒の禍々しいオーラ、そしてゲムデウスの影が重なるという何とも物々しい演出がかかり、まさに真のラスボスといった雰囲気。

外見はクロノスの緑色の部分が赤と金色に彩られ、目の部分は血走ったような赤い線が見える他、下半身のローブも形状が変化しており、色も金色になっている。

武器はゲムデウスと同じく宝剣「デウスラッシャー」と宝盾「デウスランパート」を装備する。

ライダーであり怪人でもある者

クロノスと異なり「仮面ライダー」の名は冠していないが、テレビ朝日公式ではクロノスの派生形態の1つとして紹介されており、各種スペックについても記載されている(本編では「ゲムデウスクロノス」とは名乗っていないためか、第44話冒頭のあらすじのナレーションでは「仮面ライダークロノス」と呼ばれていた)。

似たような存在とは対照的だが、彼らがライダーから怪人になったのに対して、こちらは怪人がライダーになったとも言えるので扱いが異なるためだろう。なお、次作の仮面ライダービルドでは物語の終盤の頃に、ライダーになる前の怪人としての各種スペックがライダーの項目に追加されている。

なお、装動の公式ブログでは厳密には「ライダー」ではなく「怪人」とされている。

これに対して、S.H.Figuartsでは仮面ライダーゲムデウスクロノスと表記している。

スペック

パンチ力119t
キック力124t
ジャンプ力108m(ひと跳び)
走力100mを0.89秒

戦闘能力

通常のクロノスの能力はそのままに、ゲムデウスの持っていた全てのバグスターの能力を行使することのできる能力や自己再生能力を継承し、スペックも若干上昇するなどより強力な存在となっている(装備の関係上、ガシャコンウェポンとの連動機能は無くなっている)。

その強さはなんとクロニクルゲーマーをも初敗北に追い込んだエグゼイドムテキゲーマーに加え、ブレイブレベル100スナイプレベル50の最強フォーム3人をまとめて地につけるほど(ムテキゲーマーは自身の能力で変身解除にこそならなかったが、これまでの戦闘では無敗を誇っていた)。

また、自身がウイルスその物であると同時に感染者でもあることを利用した、攻撃を受けることで感じるストレスでウイルス=自分を活性化させ全能力を強化する、平たく言えば被ダメージによるバフ能力まで追加されており、この能力で更なる戦闘形態へ変身することも出来る。更にはこれまでライダー達と戦ってきたバグスター怪人を召喚する事も可能で、劇中ではソルティアランブラリボルカイデンの4体を召喚している。

劇中ではデウスランパートを用いて、なんとマキシマムマイティクリティカルフィニッシュを無効化している。ちなみにこの技は当たったが最後、強制的に効果が発動する仕様のため、これまで劇中ではこの攻撃を防御できた前例はなかった(そもそもリプログラミングするべき要素がなかったために不発に終わったならいるが)。劇場版のラスボスが最終的にムテキゲーマーとの真っ向勝負で敗北している事も考えると、このゲムデウスクロノスが如何に規格外の存在かが窺い知れる。単純な戦闘力ならエグゼイド本編において最強のライダーと言えよう。

しかし、そんな最強の存在であるゲムデウスクロノスには致命的に相性の悪い相手が存在した。

それはバグスターウィルスの進化とバグスターのレベルアップと戦闘の激化によって、患者をバグスターから切り離さずにバグスターを倒すという方法を取らざるを得なくなった事で次第に出番をなくしていっていた各仮面ライダーのレベル1形態である。

バグスターウイルスで消滅した後に復活した結果、肉体と精神が完全にデータ化した事でバグスターとなった檀黎斗九条貴利矢とは違い、ゲムデウスクロノスはあくまでバグスターになった檀正宗の肉体とゲムデウスが融合したことで誕生した存在であり、基本構造としては最初期のバグスターユニオンのそれに近い。そのため、人間の身体からバグスターウィルスを分離させるレベル1の攻撃はこれ以上無いほど効いてしまうのである。

必殺技

  • クリティカルクルセイド

足元に巨大な時計を投影し、針の回転を模した反時計周りの回し蹴りを繰り出す。

ドライバーのBボタンを2度押すことで発動。必殺技炸裂後の音声は「終焉の一撃!」

第43話では花家大我が変身したクロノスと同じ技で対決、力の差を見せつけた。

劇中での主な動き

第43話の冒頭から、貴利矢を含む多くのゲムデウスウイルスに感染した患者達のゲーム病を再発(ウイルスの抗体を手に入れた黎斗は無事だった)させる。

そして全てのガシャットロフィーを集めたライドプレイヤーであるニコをゲームエリアに拉致し、彼女を抹殺しようとするが、クロノスの変身資格を得た大我に阻まれ、1対1の一騎打ちで彼を変身解除させ追い詰める。

しかしその後、黎斗の手助けにより永夢飛彩もゲームエリアに入ってきたため、3人のチーム医療を前に敗北。パンデミックも収まる筈だったが……

なんとゲムデウスクロノスも強化されており、ゲーム病感染はさらに広まってしまったのである(具体的には、ウイルス感染者が戦闘員としてのバグスターウイルスに変化し、更には戦闘員が触れた人々はゲムデウスウイルスに感染していなくてもバグスターウイルス化してしまうというもの。二重の意味で完全にバイオハザードである)。

更に自身はゲムデウスの巨大形態・超ゲムデウスに変貌した。

しかし、第44話ではポッピーの犠牲により全ての感染者が治療され、自身はレベル1に変身したCRのライダー達のチーム医療、そしてパラドの捨て身の行動もあり、檀正宗の中からゲムデウスが分離してしまった。

なお、パラドが分離した後も永夢の中にパラドの残滓(=天才ゲーマー「M」の人格)が残った時のように、ゲムデウスが分離した後もゲムデウスの残滓が正宗の中に少なからず残っていた為か、最終話では姿こそクロノスに戻っているが、デウスラッシャーとデウスランパートは引き続きクロノスの武器として使用されている(ちなみにゲムデウスクロノス登場以前に『あるある晩餐会』にてこちらの撮影風景が放送されたため、一部ではゲムデウスクロノスはCG処理などをされたものと推測されてしまっていたが、ゲムデウスクロノスは新造スーツである)。

余談

最強のプレイヤーキャラクター最強のラスボスの融合体という極めてゲーム的な展開で登場した存在であり、いわゆるゲームクリア後などに明かされる隠しボス(あるいは裏ボス)ともいうべき存在とも言える。

また正宗自身が言っていたように、第二戦や第二形態が存在するラスボスでもある。

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