概要
「どんな設定だ」とは作品の設定が不条理すぎる・意味が不明などの理由から言われる言葉。
誉め言葉になるかどうかは人次第なので、タグをつける時は注意してほしい。
一例
属性過多
キャラ属性がてんこ盛りとなり、キャラクターの方向性が行方不明になっているパターン。
特に性格における特徴(いわゆる「ツンデレ」「ぽんこつ」「アホの子」など)が重複したり、キャラクターの権能(職業・能力・特殊な加護)を特盛りしたことで、そもそものキャラクターの在り方がぶれやすくなってしまう。
世界設定の矛盾
ファンタジーにスペースオペラをぶち込んだり、時代劇なのに20世紀以降の文明の利器が存在したりといった、一見すると要素が乖離しすぎていて合致しないものを掛け合わせたもの。
もっとも監督や構成を筆頭とした脚本陣営が、世界設定をしっかり活かして「持ち味」とした場合は、むしろ強みとなって作品を一層面白いものにしてくれる。
壮大な設定群
数千年(場合によっては数万年)単位の歴史的な背景、よくわからないけど偉業を達成した英雄や賢者たち、もう何十年も続いている戦争や二つの国による鍔迫り合い、何世代にも及ぶ輪廻転生、神話クラスの超常現象の応酬など……。
作品の世界規模に対して、その背景が異様なまでに誇大になると、さすがに「どんな設定だ」とツッコミを入れられることになる。
自分を人間と思っているどう見てもロボットなロボット、男嫌いのはずなのに男に騙されやすいツンデレに見せかけたアホの子の男の娘、世界征服を目指す割には片田舎の町で町内会のボランティア活動に精を出す悪の組織など、ツッコミどころ満載な矛盾の塊。
ほとんどはナンセンスなギャグとして意図的に盛り込まれるのだが、ときに監督や脚本の都合でどんどんキャラクター性がブレていくと、同様の現象が発生しやすい。
商業面での失敗
本来計画していた玩具の売れ行きが悪く、上層部からゴリ押しされた新設定を使わざるを得なくなってしまうことが多々ある。
このため、事前にリークされていたネタバレとは異なる販促展開を余儀なくされたり、合体ロボの正式な合体形態が差し替えられたりするなどと迷走していく。
ほか、視聴率が伸びず予定されていた放送器官を保てず打ち切りとなり、尺の都合で後半に控えていた場面をねじ込むため、唐突な設定開示を始めて視聴者を置いてけぼりにするケースもある。逆に人気が出て放送期間の延長や続編が決定したものの、続けるために無理矢理に設定を増設してツッコミ待ちをやらかす事例もある。
「どんな設定だ」と突っ込まれやすい作品群
一次創作
- バカゲー全般
- カードゲームアニメの一部(カードゲームではよくあること)
- エイプリルフールネタ全般
二次創作
後付け設定全般
ヘイト創作全般
こんな設定だ!と開き直ったもの
- おとなはウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……
- オトナの事情にツッコむ奴は馬に蹴られる
- きのこの発言を鵜呑みするのは型月厨としては二流