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鎧伝サムライトルーパーの編集履歴

2019-06-25 21:44:23 バージョン

鎧伝サムライトルーパー

よろいでんさむらいとるーぱー

サンライズによるテレビアニメ作品のひとつ。

概要

鎧伝サムライトルーパー」はサンライズが制作し、名古屋テレビ制作・テレビ朝日系列などで1988年4月1989年3月に放送された集団ヒーロー(装着変身)アニメ。


聖闘士星矢」の大ヒットを受け、その影響下で企画された「美少年+バトルスーツ」ものの最大のヒット作である。

コミカライズがコミックボンボン講談社)に掲載されたことがある。ほしの竜一が手掛けた。


しかしながら放送開始当初は全く人気を集められず、中盤の視聴率や、スポンサーのタカラ(現在のタカラトミー)が手掛けた子供向けの玩具の売れ行きが振るわなかった。特に玩具はアクションフィギュアシリーズ「超弾動」シリーズが主力商品となったものの、玩具問屋で過剰在庫として積み上がった。

設定の不足分やプロフィールはアニメ雑誌の特集や小冊子によるマンガ、短編小説などで詳細な部分を補っているのだが、アニメ雑誌が出て来るあたり、子供から相手にしてもらえていないことをスタッフも自覚していたようだ。

状況が一変したのは、番組が終盤にさしかかってからで、特に最終回放送後に突如大ブレイクを果たす。

番組が終了してから突然人気が爆発するという、アニメでは珍しいケースである。

このような経緯で、1990年代はじめに特に女性の絶大な支持を獲得し、主要キャラ5人で結成された声優ユニットの先駆けと言えるNG5は大人気を博した。

玩具はまったく売れなかったのにTV放映終了後にOVAを3作品出すまでの人気作に発展したのは、こうした女性人気の現れである。

ちなみにこの両極端さは、1989年に毎日放送・TBS系列で放送されたドキュメンタリー番組「地球発19時」で取り上げられた。NG5を取り上げた際に彼らの人気とは裏腹に玩具が売れなかったことが語られ、当時のタカラの担当者のコメントとともに不良在庫となった様子が流れた。


史上最も開き直った結界の張り方と破り方をやってのけている。また開始2話でいきなり散り散りになってしまうなど、よく5人はバラバラになりやすい。


ちなみに主要キャラ3名(当麻、征士、伸)は戦国武将の子孫という設定で、遼は真田忍軍の末裔。秀だけは「随の時代に渡来した武術家の子孫」だったり「モンゴルに渡ってジンギスカンになった源義経の子孫」だったり時期によって設定が異なる。敵側の朱天など魔将たちは、戦国時代の人間である。

それらを元に再構築したノベライズ『鎧正伝サムライトルーパー』が勁文社で刊行され、エピソード0に相当する『乾坤編』も合わせて綴られた。また、月刊OUTでも寮が鎧戦士になる経緯を記した異聞-夕日の果て-も掲載。


2018年12月5日、OVA3作品も網羅したBlu-ray BOXが東映ビデオから発売される予定。放送開始30年の区切りという意味合いもある。


キャラクター

真田遼/烈火のリョウ(CV:草尾毅

羽柴当麻/天空のトウマ(CV:竹村拓

伊達征士/光輪のセイジ(CV:中村大樹

毛利伸/水滸のシン(CV:佐々木望

秀麗黄/金剛のシュウ(CV:西村智博

ナスティ・柳生(CV:日下部かおり

山野純(CV:渡辺久美子

迦遊羅(CV:勝生真沙子

朱天童子(CV:梁田清之

那唖挫(CV:二又一成

悪奴弥守(CV:松本保典

螺呪羅(CV:小杉十郎太

阿羅醐(CV:笹岡繁蔵


関連イラスト

勢いで作戦会議

いざ!出陣二人の姫と四魔将


主題歌

オープニングテーマ

「スターダストアイズ」/「Star Dust Eyes」(1部)

作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 加藤みちあき / 歌 - 浦西真理子

「サムライハート」/「Samurai Heart」(2部)

作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 森口博子

エンディングテーマ

「Far away」(1部)

作詞・作曲 - 辛島美登里 / 編曲 - 加藤みちあき / 歌 - 浦西真理子

「BE FREE」(2部)

作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 森口博子


玩具及び模型

前述通り、タカラから玩具が発売されていた。

また、プラモデル童友社から発売されている。


二重放映事故

1988年9月3日、名古屋テレビの手違いにより、放送済みだった第17話「明かされた鎧伝説」が放映される放送事故が発生した。

当時、メ〜テレ、テレ朝、テレビ信州など12局で本作が土曜17:30-18:00に放送されていたのに対し、大阪のテレビ局・朝日放送では『部長刑事』を土曜19:30-20:00に放送していたため、19:30-20:00にテレ朝系列12局(テレビ信州を含む)で放送されていた『鉄拳チンミ』を土曜17:55-18:25に先行放送し、本作は前日である金曜の17:00-17:30に先行放送していた。

前日の9月2日にメ〜テレがABCへ第18話「恐怖の妖邪帝王」の裏送りを行ったが、裏送りに使用した第18話のテープの取り扱いを誤り、第17話のテープをセットしてしまった。放送中にメ〜テレの技術担当者が気づいたものの途中で止めるわけにもいかず、当日は最後まで放映し、エンディングと次回予告時にお詫びのテロップを挿入した。第18話は12局で9月10日に放送され、オープニング前にお詫びのフリップと当時のメ〜テレ女性アナウンサーによるお詫びのアナウンスが流れた。ABCは9日の放送を穴埋め番組で対応した。


関連タグ

トルーパー 装着変身 バトルスーツ

サンライズ英雄譚

ブレイブサーガ

聖闘士星矢:同時代の「鎧もの」。本作品も影響を受けている。

天空戦記シュラト:上記同様の『鎧もの』。こちらも上記作品の影響を受けている。

スーパービックリマン:同じく『鎧もの』。ちなみに主役の声は同じく草尾さん。

ガイストクラッシャー:同じく『鎧もの』。

マジンボーン:同じく『鎧もの』

新機動戦記ガンダムW:監督(池田成氏・高松信司氏)、キャラデザイナー(村瀬修功氏。OVA版)が同じ。ヒイロたちの特徴もトルーパーに通じる部分がある。

声優ユニット NG5中の人の人気も作品を支えた。

新世紀GPXサイバーフォーミュラ:似たような経緯をたどった作品。また、製作会社・メインスポンサーが同じ。

タカラ…スポンサー。玩具販売。

童友社プラモデル販売。


名古屋テレビ制作・テレビ朝日系土曜17:30アニメ

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