概要
『吸血鬼すぐ死ぬ』における、吸血鬼の駆除・捕獲を生業とする人の事。主人公であるロナルドもこの一人。
吸血鬼退治人になろうと思った場合、まず近隣の吸血鬼退治人組合（バンパイアハンターギルド）の門を叩くことが推奨される。ギルドに加盟することで吸血鬼の情報をいち早くつかみ、依頼人との契約を行いやすくするためである。
ギルドで充分実績を積むと、個人事務所を経営することもできるようになるらしい（主人公ロナルドがいい例である）。
個人事務所にしろギルドにしろ、そこに所属する退治人は民間人であり、国からの援助などは特に明かされていない。一応、司法上は警察の吸血鬼対策課の管轄下にあるが立場は対等であり、吸血鬼が出現すると一時的に提携することもある。
ロナルドを始めとして年中ハロウィンパーティーみたいな外見の奴らが多いが、これはハンターにとって「名が知れる」事が大事なためであり、キャラ立てのためにわざわざヘンな外見にしているハンターも多い。彼らは人気商売の浮草稼業なため、依頼人に対して傲岸不遜な態度を取ると（ネットで炎上するなどして）人気が下がってしまうらしい。
後述の新横浜の他、東京にもギルドは存在する。
新横浜吸血鬼退治人組合
ロナルドの事務所の近く、横浜ハイボール内に存在するギルド。昔はロナルドやその兄・ヒヨシ（現神奈川県警吸血鬼対策課のトップ）もここに所属していたようで、ロナルドやドラルクもたびたび訪れている。
新横浜は作中世界でもかなりたくさん吸血鬼が出現している、らしい。
ちなみにショットが上京した時の回想シーンで、同じ横浜市南部（横浜エリア）にも別にギルドが存在することが語られている。
ゴウセツ
ギルドマスターを務めるダンディな男性で横浜ハイボールのオーナー。かつては横浜最強のハンターだったらしく、サテツは弟子にあたる。常にひょうひょうとした笑みを崩さないナイスミドルだが、娘がらみになると暴走する。遊び心は豊かで、意外と抜け目ないところも…？
コユキ
マスターの娘で美人。大人しい性格だが、火炎放射器の使い手。普段はマスターとおそろいの黒いベストを着てウエイトレスとして働いているが、料理がありえないくらい下手。
ヴァモネ
常に鴨の着ぐるみを被った無口な男性。ギルドNo.1の腕前を持つ優秀なハンターで、ロナルドの師匠。武器は特殊大太刀「葱」。
サテツ
2つ名は「鉄の左手」。だからサテツ。
実は左腕は義手ではなくアームカバー。現在は怪力を有するも心根が大人しく引っ込み思案だが、元は不良少年であり、子供や動物をいじめる外道に対しては昔の凶暴な人格が現れることもある。ただし凶暴化しようと根はお人好し。外見に見合わず書類仕事や地味な下等吸血鬼殲滅なども幅広く手掛ける。
マリア
2つ名は「熊殺しのマリア」
常に修道服を着た美女。サバサバした性格で、実家は秩父の山奥。シスターなのにプロの猟師で、熊を簡単に仕留める。かなりおっぱいがでかい。羞恥心は皆無で、よくひん剥かれる。
ショット
2つ名は「鉤爪の蜘蛛」
フックショットを扱う退治人。イソギンチャクのようなドレッドヘアーが特徴。なかなかカッコつかない退治人。ターチャンに絡みに行く描写が多いがいつも舌戦でボコボコにされる。
ホームランバッター
常に野球のユニフォームに身を包んだアッケラカンとした性格の男性。ヘルメットを深くかぶっており鼻から上が見えない。バットはともかくボールで闘うのは結構大変らしい。登場は早かったが出番は少なく、96話目で初めて近所の野球大会に出た時には「野球回を心待ちにしていた」と書かれた。
ター・チャン
2つ名は「マシマシ中華娘」
中華料理店の娘でトンファー使い。外見は小柄で可愛らしいが恐ろしく口が達者で、ふとしたやさしさの言葉にすら毒が潜む毒舌職人。巻を増すごとに乳が盛られている。
シーニャ・シリスキー
2つ名は「ゲテモノ調教師」
ギルド内でも古株のマッチョなオカマ。常にボンテージにグラサンの変態で、捕まえた吸血鬼を自分好みに調教する。ドラルクやジョンをいたく気に入っている。仲間の退治人や街の人からは女性扱いされている。
実は超イケメンであり、下積み時代のショットの師匠。
メドキ
ドラルク曰く「よく背景にいる人」。吸血鬼退治グッズショップを営む線の細い男性。「貧乳を気にしている子はエロい!」
ショーカ
消防士のような外見をしたクールな男性。水圧を利用して戦う。水は不思議な力で湧き出るらしい。「腰骨のラインが重要」
ロビン
三つ編みのおさげ髪とそばかすが特徴の中性的な容姿の男性。武器は弓矢。
スリーエイト
新人の吸血鬼退治人である男性。武器はナックルダスター。
その他名前が明かされていないモブハンターは数知れず。
その他の退治人
かつて御真祖様（ドラキュラ？）のライバルだった世界最古の吸血鬼退治人。既に死して霊魂となり、聖剣バンパイアハンターに乗り移って現世に残っている。聖剣を鞘から抜いた者に乗り移り正義のシシャとして復活することを目論むが･･･
篭目原ミカヅキ
都内某所のギルドに所属するダンピールの青年。眼鏡の似合うイケメンだが、若干中二気味。吸対同様刀で戦う。プライドが高いが、毎回新横浜のおバカ吸血鬼にひどい目に遭わされる。最初はロナルドをバカにしていたが次第にロナ戦のファンになる。
タビコ
はぐれ吸血鬼退治人。腹筋と巨乳の見事な女性であるが、「吸血鬼は肌身離さず持っている衣服を奪われると苦しむ」という弱点に偶然気づいて以来、吸血鬼から靴下を分捕ることで倒そうとする靴下泥棒になり、「靴下コレクション」の2つ名を持つようになった変態。ゴウセツの元弟子。
