「じゃれつく」には以下の意味がある。
1.動物などが甘えて遊ぶさま。
2.ポケモンの技の1つ。
ここでは後者を説明する。
技データ
登場 | 第6世代 |
---|---|
威力 | 90 |
命中 | 90 |
PP | 10 |
タイプ | フェアリー |
わざ分類 | 物理 |
効果範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
追加効果 | 10%の確率で相手の攻撃力を1段階下げる |
概要
第6世代から存在する、フェアリータイプ唯一の物理技。
相手に激しいスキンシップを行い、もみくちゃにしてしまう形で攻撃する。
習得できるポケモンは比較的小柄で軽いポケモンが多い(グランブルでも50kg以下)。
他にもリングマ・ツンベアー・ドラミドロ・ケッキングまで覚えてしまう。
こいつらにじゃれつかれたらフェアリーとか関係なく危険な気がするのだが。
一方、カプ・コケコやカプ・ブルルのように物理攻撃力は高めながら覚えられないフェアリータイプも存在している。というよりこの二体はそもそも守り神のイメージに合わないからという可能性もあるが。
煙と共にハートやら星やらが飛び交う演出や、「ポコポコ!!」という可愛らしい音が鳴るなど、一見するとは微笑ましい光景が繰り広げられるが、威力は驚くなかれなんと90もある。
特に特性ちからもちであるマリルリやメガクチートのじゃれつくはフェアリー弱点のポケモンはもちろん、中途半端な耐久のポケモンならば一撃で粉砕してしまう。
最早じゃれつくと言うか「邪烈苦」である。
ゲップと言い、やたら威力の高いポケモンの日常行為は何かがおかしい……。
前述の通りフェアリータイプ唯一の物理技である為、物理型フェアリーには必須技となる。
また対ドラゴン・かくとう・あくタイプ対策に採用するのも悪くなく、上記のドンファンやリングマなどの攻撃が高いポケモンやアブソルやスカタンクなどのあくタイプ技がメインのポケモンの相性補完として採用される。
忘れがちだが10%の確率で相手の攻撃力を下げる効果もある。
実感が沸かないのはやはり一撃粉砕してしまうからなのだろうか……。
唯一の欠点は90%というやや不安な命中率。
要するに肝心な時に外れる。
しかし、(表向きは)和む行為なのにかわされる可能性があるということは、ポケモンにはこの技に対する危険性が分かっているということなのだろうか。
なお「じゃれつく」を覚えるポケモンは「ムーンフォース」を習得することができないと言う謎の仕様があった。
第7世代のUSMでようやくチルット(チルタリス)が両立可能になった。
一応フェアリーになれるとは言え、唯一両立可能な系統が非フェアリータイプなのはいかがなものか……。
ただしガーディならレベルアップでも覚える。没収されたインファイトの補填なのだろうか?
またピクシーが覚えたことで、ようやくフェアリータイプ内で「じゃれつく」「ムーンフォース」の両立が叶った(最新作に適応されるかどうかは不明だが)。
ポケモンGO
第2世代のフェアリータイプの追加と共に実装された。
本作ではゲージがたまると使用できるスペシャルアタックとしての扱いを受けており、原作同様、威力は90で、分割ゲージであるためある程度連射が効くなど、技としては比較的優秀。
フェアリータイプの分割ゲージ技には威力110の「マジカルシャイン」があるが、そちらと比べると威力が低い代わりに発動時間が短く、全体的なダメージ効率ではこちらが上回る。
一応プクリンを除いて同時習得するポケモンはいないが。
最大の特徴として攻撃発生速度(モーションから攻撃に移るまでの速度)が圧倒的に短いことがある。「マジカルシャイン」より速いどころか「ストーンエッジ」「ハイドロポンプ」と肩を並べるほど。
つまりこの技を防衛ポケモンが使うと回避が非常にしづらいため、この技を被弾しやすい。
よって防衛ポケモンに覚えさせるのが最適と言え、特にケッキングは攻撃種族値の高さから攻撃側のかくとうタイプを返り討ちにできてしまう。
pixivでは
イラストではマリルリが行うものが多い。