解説
「新マスタールール」登場。
新ルールの発表に対する反発より逆風の中スタートを切った。
(その際のリーク騒動を受け、VJのリーク対策に遊戯王JPが発足)。
「デュエリストパックレジェンドデュエリスト編」等による過去作のキャラデッキ強化も引き続き目立つ。
スリーブやストラクチャーデッキなど投票企画も多かった。
星遺物のストーリーがイラスト内で展開された。
先攻ワンキル(破滅竜ガンドラX)や遅延戦法(魔鍾洞)の流行などもあったが群雄割拠な環境を評価する声もある。
それに伴い同じデッキが環境にいる期間が9期に比べると若干長かった。
9期とは逆にノーエラッタでの禁止解除も多い。
主人公のエース(ファイアウォール・ドラゴン )や射出モンスターなど息を吐くような禁止カードの排出はいつもの遊戯王である。
10期だけで40枚近く出たらしい(関連魔法罠を含むかは謎)。
その結果、5種類のHEROを組み合わせた構築が主流になる。
エクシーズ・リバイブ・スプラッシュやNo.39 希望皇ホープ・ダブルなどの登場で相対的にRUMの価値が低下。
ブースターSPがデッキビルドパックに変化。
この影響で10期は美少女テーマが多いとよく言われる。
新マスタールール
- フィールドが大幅に変更された。
EXモンスターゾーンの追加によってEXデッキからの特殊召喚が制限された。
Pゾーンは魔法&罠ゾーンと合体した。
- リンクモンスターが登場。
上述の特殊召喚の制限がこのカードによって広げる事ができる。
そのためリンクモンスターが圧倒的に有利なゲームデザインとなっていた。
それに伴いシンクロモンスターやエクシーズモンスターの相場が安めだった。
守備表示を持たないリンクモンスターの登場により【スパイダー】や【ゴーストリック】のような形式変更テーマはは地獄を味わうこととなった。
- 新種族としてサイバース族が登場。
主な出来事(加筆歓迎)
1年目(2017年度)
DP18が発売。仕様が変更され過去作テーマにオリジナル新規を排出する形になった。デュエルリンクスで活躍したカードを再録するも評価は得られず。
DP19が発売。おジャマ、アームド・ドラゴン、VWXYZを組み合わせる戦術的意味がようやく誕生する。
FLODでマルチフェイカーが登場、結果から言えばオルターガイストは10期終了直前まで環境で健闘した。トロイメア剛鬼もついでに誕生。
LVP1のカードが環境で活躍。
植物リンクやSPYRALの流行。「ドロール&ロックバード」によるハンデスが暗躍。
新ルールの影響が少ない真竜も引き続き活躍。
2年目(2018年度)
CYHOが発売。10期における最高峰のフィニッシャーヴァレルソード・ドラゴンが登場。
この商品以降現行アニメの収録枠が若干減る。
サイバー・ドラゴンが立て続けに強化される。
SOFUが発売。転生炎獣、サンダー・ドラゴン、オルフェゴール、ダイナレスラー・パンクラトプスが登場。
10月1日の改訂で黎明期の火付け役をになったサモン・ソーサレスがその役目を終えた。
SASTの発売。長らく不遇だったE・HEROネオスがようやく強化された。
DANEが発売。「星遺物の胎導」が登場。レベル9デッキの方向性が決定された。
3年目(2019年度)
「抹殺の指名者」の発表に前後して公式ツイッターが凍結された。VJ買占め騒動も。
SD36が発売。リボルバーのキャラデッキがようやく実践レベルになる。
EP19発売。「未界域」「ドロドロゴン」「冥王結界波」「ワルキューレ」「原始生命態ニビル」が登場。あっという間に完売した。
IGASが発売。OCGのカード数が1万種突破。
SD37の発売でシャドールが強化されるも地力が高すぎてしまったため新規は5枚に留まった。
20PPの発売によって遊戯王R出身のカードが6年ぶりにOCG化された(鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード)。
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズが登場し環境でも活躍。
「冥王結界波」の相場が上昇した。
ETCOが発売。転生炎獣、サンダー・ドラゴン、オルフェゴールに新規が登場。
終末の騎士を制限送りにしておいてオルフェゴール専用墓地肥やしだと?やることがきたねえぜ!
ドラグーンを採用した様々なデッキが活躍する。対策として時械神が注目される。
SR10が発売。戦線復帰×2、神の通告、トラップトリックなど再録が非常に豪華。マシンナーズが強化される。
SD38発売。三幻魔が超絶強化……と見せかけて杜撰な構築では普通に事故る。