データ
CV: | 関智一 |
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その他の基本スペックはバロッサ星人の項を参照。
概要
初代の敗北からしばらく音沙汰がなかったが、遂に第16話「獅子の声」のラストに二代目バロッサ星人が登場。
第10話で語られた9999人いる弟の個体の1体であり、第17話では「来たかウルトラマン、兄者の敵!」と叫んでいた。
初代とは打って変わって普通に地球語を喋りまくり、言動に人間味が増している。口癖は「イヤンなっちゃう」。
第17話の予告によると、何とベリアロクの奪取が目的らしいが…。
第16話
上記の通り巨大化能力は持たないはずだが、今回も何らかの方法で巨大化した状態で上空から現れ、メツボロスを倒してホロボロスの魂を救った後のデルタライズクローを、右腕に装着したペダニウムランチャーで奇襲する。
第17話
「禿山の一夜」をバックに乗せて地上に着地したはいいが、着地と同時に足腰を痛めるというあんまり格好つかない出オチをやらかす。
「聞いて驚け!」の口上と共に自己紹介、直前に倒されたメツボロスのパーツであるギルバリスの左腕を左手に装備し、「派手にいくぜ!」と叫びながらデルタライズクロー形態のゼットと対決(下のイラストがその時の姿)。
メツボロスとの戦いで疲弊していた事もあってデルタライズクローのゼットを追い詰め、ベリアロクを手に入れようとするが、ベリアロクから放たれた電撃にゼット共々吹き飛ばされる。
ベリアロクの「俺様を手にして、お前は何をする?」という問いかけに対しては、「お前を使って、宇宙の全てを手に入れる!」と豪語しベリアロクを一時的に入手する形でファイナルブレイクを放ったが、ベリアロクに「お前の攻撃はつまらん」と早速飽きられて逃げられた上に、(時間切れで)ゼットにも逃げられる結果となった。
その後は小型化したベリアロクを追いかけるべく自身も体を縮小して(彼らの場合は元々の大きさに戻っただけとも解釈できるが)剣を回収しようとし、追跡してきたハルキに対してはギャラクトロンMK2のギャラクトロンベイルを使用した。ジャグラーに興味を示したベリアロクに半ば適当な人材として使われ、「行くぜ行くぜ行くぜ!」と挑みかかるも流石に相手が蛇心剣の達人であることもあってかファイナルブレイクのエネルギーをそのまま新月斬波に逆利用されるなど、根本的な実力の差を見せつけられた。
邪魔なハルキや、ベリアロクを持ち去ったジャグラーを全員一度に倒すべくジュランの種を食べて(この時は目と目の間にある渦巻きから触手のようなものを出して丸飲みしていた)巨大化、アルファエッジ形態のゼットと対決する。コレクションを見せつけておきながら大して剣の扱いが上手くなかった兄と異なり、地球に来てから初めて回収したギルバリスの碗部を用いてかつて兄を倒した技であるM78流・竜巻閃光斬を直接相殺するなど先代より実力は中々の物で、ゼットにも「この前の奴よりウルトラ切れ味が良いぞ…!」と言及されていた。
ただし、実力は兄より上といっても本質的に狡いのは共通のようで、目から閃光を放つキーラフラッシュで目眩ましを行うなど先代と似て非なる汚さを持つ。ウインダムのレーザーショットにもそこそこ怯んでいた辺り、弱くもないが決して強くもないという評価が正しいだろう。しかし防御力に関しては割と目を見張る物があり、ジャグラーの蛇心剣による斬撃を一回だが耐えたり、ウインダムの奥の手であるウインダムヨウコインパクトをモロに食らった際に「頭部を破壊するのは止めてくれ!!」と叫んだものの、頭が焦げる程度のダメージで済んでいた(この時、煙がまるでアフロヘアーのようになっていた)。
ゼットがデルタライズクローになると危険を感じて空中からペダニウムランチャーを放つが、全て避けられた上に連続キックを食らって地上に撃墜、ギルバリスのアームから紫色のムチを使うも虚しくゼットに組伏せられて倒されかけてしまうが、ウインダムをムチで拘束して人質に取る卑怯な手を使って難を逃れる(ゼットの「正々堂々と戦え!」という罵りにも「卑怯もラッキョウもあるか!」と返し開き直っていた)。
しかし調子に乗って攻撃している隙を突かれてゼットのパンチを受け、ウインダムの拘束をみすみす解いてしまう。また、ベリアロクがハルキ達の元に戻ってきたこともあり完全に劣勢に逆戻りし、デルタライズクローの光線を受けて倒された…と思いきや序盤に使っていた蝶の翅で再び逃げ出そうとするも、最終的にはデスシウムファングにより丸ごと噛み砕かれて爆死した。
ちなみに、ゼット曰く最期の言葉は「大海賊、地球に死す」らしく、ベリアロクには「散り際も面白くない奴」と言われてしまっていた。
余談
何気に再登場した怪獣・宇宙人の表記に二代目とつくのはかなり久しぶりであり、TVシリーズに登場する宇宙人では『ウルトラマン80』のバルタン星人六代目以来であり(それ以外を含めるならovシリーズのウルトラセブン誕生30周年記念3部作に登場したガッツ星人二代目が最後となる)、平成シリーズ(『ウルトラマンコスモス』まで)以降の再登場の別個体と言えば怪獣にはⅡ表記が付けられる事があり、ニュージェネレーションシリーズ以降の宇宙人には個別名が与えられる場合が多く、〇代目表記の必要がなくなった事が理由に挙げられる。
怪獣では少々変化球になるが、SSSS.GRIDMANの怪獣少女アノシラス(二代目)がいる。
二代目の声を演じる関はウルティメイトフォースゼロのグレンファイヤーや『ウルトラマンギンガ劇場スペシャル1』のイカルス星人の声を演じており、第17話放送の1ヶ月後の11月22日に配信予定の『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』では、ウルトラマングレートとエンペラ星人の声を演じる事が予定されている。演じているCVの影響で今回現れた二代目はよく喋り、中の人ネタもいくつか見受けられる。
関自身が関わった作品以外でも、二代目の登場回は「聞いて驚け!」「行くぜ行くぜ行くぜ!」など、他社作品ネタが満載であった(特に後者は関違いだと一部視聴者にツッコまれている)。あちらも最近の作品で円谷ネタを多用しているのだが。