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アニメ提督の編集履歴

2021-02-19 20:39:14 バージョン

アニメ提督

あにめていとく

アニメ『艦隊これくしょん』の1期に登場するキャラクター(?)

概要

ブラウザゲーム艦これ』のプレイヤー、もしくはそれに基づく二次創作上のキャラクターとしての提督は提督(艦隊これくしょん)の記事を参照。



アニメ艦隊これくしょん -艦これ-』の舞台となる鎮守府の「提督」。主人公吹雪の前任地や、第7話での別艦隊所属先など鎮守府はそこ以外にも存在している。

作中では秘書艦長門に作戦の指揮を一任しており、約15時間の入渠時間を誇る赤城に対し高速修復材(バケツ)を投入するなどは提督の命令。


アニメ提督は視聴者そのものを指す人物と位置付けられている(詳細は後述)。

そのため劇中では視聴者視点や画面外、艦娘の後ろ、影として登場し、作中では姿どころかセリフすらない。性別・年齢、そもそも人間であるかさえも不明(影の形は一応人のように見えるが)。


作中での扱い

第1話

赴任した吹雪を執務室で出迎えたが、この場面で姿を現さない姿勢が明らかになった。

赴任間もなく航行することも危うい吹雪に初陣を与え、第三水雷戦隊として泊地棲姫との戦いに参加させる。吹雪のいきなりの初陣には夕立も「いい加減っぽい……」と提督に対して愚痴をもらした。

その後に花畑で落ち込む吹雪に提督は言葉をかけ、吹雪を元気付けた。


その言葉の衝撃的な内容は10話で明らかとなる。


第2話

訓練がなかなか上手くいかない吹雪に周囲は「何故提督は吹雪を鎮守府に招いたか?」という疑問を起こしていた。これについて長門は、提督が吹雪に目をかける理由について特型駆逐艦はこれからの戦いに必ず必要となる艦隊型駆逐艦であり、提督が期待するのも分かる」と推察している。

またこの時、W島攻略の人選を長門に一任していたことが3話で明らかになっている。


第3話

W島攻略作戦!」が開始され、艦娘たちは出撃し、作戦そのものは何とか成功したが、この作戦で如月が轟沈。提督は長門よりその報告を受けていた。 → 如月ショック


第4話

この回で初めて登場した金剛が提督に飛びついた、と思ったら大淀だった、という場面を見せ、金剛はブラウザ版と同様に「提督LOVE」という設定が採用されていることが分かる。


第5話

艦娘に対して、艦隊の総入れ替えが長門を通じて命じられた。艦娘一人一人を面接形式で執務室に招き、新たな艦隊編成を命じた。それによって吹雪は「第五遊撃部隊」に配属された。が、配属メンバーは性格が合わない者ばかりで、作戦遂行どころか旗艦も決まらず、一時は瑞鶴が再編成を申請しようとしたほど。それでも最後には、吹雪が指揮官としての隠れた才能を発揮し、彼女が旗艦に決まった。


第7話

第五遊撃部隊旗艦として経験を積む吹雪を呼び寄せて、「深海棲艦に暗号を察知されている事」を伝える。

なお、この回以後は時々「別の鎮守府」の存在も示唆されているが、こちらに提督が居るかは不明である。


第9話

FS作戦の準備が進む中、吹雪は第五遊撃隊の旗艦の任を解いて鎮守府に戻るよう命令が下され、吹雪は提督が自分に失望したのではないかと大きなショックを受けた。

吹雪は睦月最上ともに鎮守府へ戻るが、その直後に作戦中止が長門たちに伝えられ、さらに手薄になった鎮守府が深海棲艦の機動部隊の攻撃を受け壊滅。長門はこの攻撃を考えて作戦中止を判断したと推察した。鎮守府の艦娘たちは提督の指示で脱出して彼女らに被害はなかったが、提督は執務室に最後まで残り、行方不明となってしまう。この際、提督の身は艦娘達から一切心配されていない。

長門は鎮守府再建に勤しむ艦娘たちに、提督が残した指令書を元に新たなMI作戦を準備すると宣言。そして吹雪は指令書の指示により、改になるよう告げられた。


第10話

吹雪は提督の意志を胸に訓練に励んでいたが、吹雪を鎮守府に呼び戻したのはそのためであったことが明らかになった。

吹雪は睦月に第1話で言葉をかけてくれた提督が、なぜ吹雪を選んだかについて話をしてくれたことを打ち明けた。それは、夢で晴れ着姿の吹雪が提督に微笑んで話しかけたからだという。また赤城も提督から自分の護衛艦は自分が選ぶよう言われたことを加賀に打ち明けた。

そして、指令書には吹雪が作戦によって重要な存在になると記されていた。


第12話

MI作戦が続く中、指令書では「全ては見せかけ」というキーワードを出し、各艦隊が敵を欺くような動きをさせた。さらに大淀からの無線で提督の生存が明らかになり、再着任したことが前線に伝えられ、これによって奮起した吹雪たちは作戦を成功させる。そして、大淀が涙を流して帰還を喜び、鎮守府に戻った吹雪が「おかえりなさい、司令官」と笑顔で出迎えている。


劇場版

舞台のショートランド泊地には赴かず、何度か存在が語られるのみ。


余談

その演出や行動原理に不可解な点が多いアニメ提督であるが、監督を務める草川啓造氏によって、提督の行動の意図については少しばかり言及されたことがある。


〈以下引用部分〉【出典:アニメージュ2015年5月号】

Q.”抗えない大きな流れ”というのは、第11話において赤城が言っていた、「私たちをある方向へと常にいざなう何か」ですね。これは実際のところ、どういったものだったのでしょうか?

A.艦娘たちは、在りし日の艦艇の魂を宿した存在ですが、その艦艇が辿ったであろう歴史の流れみたいなものが、アニメで描かれていた世界でも再現されようとしていたんです。


Q.提督は、それを断ち切ろうとしていた?

A.はい、そうです。


Q.そのために吹雪を育ててきた、ということでしょうか?

A.そうですね。そのために提督は吹雪を呼び寄せ、鍛え上げていました。そして、第9話で姿を消したあとは、”抗えない大きな流れ”の集結地点である棲地MI攻略作戦のために鎮守府外より大鳳を呼び寄せたり、トラック島から大和を出撃させたり、AL陽動作戦を仕掛けていたりしたんでしょうね。


Q.その結果、第12話は大量の艦娘が登場したわけですが、当初からここまで出す予定だったのですか?

A.最初から、全勢力を一箇所に集めて敵本拠を撃破する流れは考えていました。ただ、本当に全員登場させると決まったのは、シナリオ作成の中盤あたりです。逆に大鳳の参加は序盤の段階で決まっていました。棲地MI攻略作戦、つまり史実におけるミッドウェー海戦の時、大鳳は未就役でしたから、”抗えない大きな流れ”を覆すのに適した艦娘でもありました。

〈引用おわり〉


このことから、アニメ制作側の考え方として、アニメ提督は、艦娘の悲劇的な運命を断ち切るため、そして鎮守府の勝利のために存在する人物として位置付けられていたようである。


なお吹雪が夢で見たという夜景は東京のとある場所から見た背景と一致することが後に判明している。その場所は田中謙介が社長を務めるC2プレパラート本社が置かれているビルの…


頭上に瞬く星の海


関連イラスト

「人物設定が非常に不可解」「本人の画が存在しない」という性質上イラストは少ないが、アニメ提督に対する批判的な創作が散見される。

艦これ第三話感想


別ジャンルだが艦これアニメと同時期に放映していたソーシャルゲーム出身アイドルアニメの『オリジナル男性キャラ』であると引き合いにされることもある。


艦これ第一話で描かれなかったところ


3話で死んだメインキャラ繋がりで某魔法少女アニメ彼らを連想するものも多い。彼らは後にぶちギレた悪魔によって叛逆され、首切られた先輩も実質復活するのだが、しかし「魔法少女達が死んで魔女になっても何か思う感情がない」という事が視聴者と劇中キャラのヘイトを意識的に集めていた。



なお8号氏シリーズのような、「アニメ提督は死亡し、終盤の展開は代役の貢献によるもの」とするように、終盤の展開について二次創作で様々な解釈がなされている。


頭上に瞬く星の海


関連タグ

艦隊これくしょん 艦隊これくしょん(アニメ) 提督(艦隊これくしょん)


他作品における似た立場の人物

アニメ審神者(刀剣乱舞):こちらも破天荒な作戦を決行したが、『花丸』の性質上さほど問題にはされていない。

その後に放送されたシリアスな「活撃/刀剣乱舞」の審神者は、容姿・声付きのいちキャラクターとして登場。


赤羽根P:ゲーム『アイドルマスター』におけるプレイヤーの分身。こちらもゲームでは「声・姿なし」だったが、本作とは逆にアニメで声と姿がつけられ、独自の性格なども肉付けされた。


武内P:ゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』におけるプレイヤーの分身。こちらも赤羽根Pと同様のアプローチが取られたが、よりインパクトの強いキャラクター設定がされ、大きな話題となった。


結城理鳴上悠:ゲーム『ペルソナ』シリーズ『3』『4』における主人公。こちらはゲーム版の時点でキャラ絵、音声(戦闘時の掛け声など)ともに存在するが、シナリオ進行上における台詞は選択肢以外存在しない。しかし、アニメ版で登場人物としてきちんと性格付けがなされ、前述の赤羽根P、武内Pと同様にプレイヤーの分身でなくなった事への反発と、独立した一キャラとしての人気を獲得した。


アーマード・コアシリーズ:主人公は「声・姿なし」だが、それ以外のキャラも作中では声のみで全く容姿が出ない。そのためプレイヤーは想像力を駆使してキャラの容姿や作中語られていないバックストーリーを構築していくのが恒例となっている。


北郷一刀:ゲーム『恋姫†無双』シリーズの主人公だが、本作とは逆にアニメ版では存在を抹消された。しかしヒロインの中でも人気の高い関羽愛沙)を主人公に据え、それ以外にも出番や活躍を増やすために時系列やヒロイン達の設定を一部改変した結果、それはそれで成功と言える成果を出している(しかし一刀の代わりとして登場し原作にも登場した劉備や戦国無双主人公の扱いについては…もはや言うまい)


火星年代記:アニメ提督を連想させるエピソードがある。


ピーナッツ:全編を通して登場する大人キャラ全員が姿を見せず、バルタン星人の声に似た文字化不能な謎の言語を発しており、視聴者は子供キャラのリアクションや相槌がなければ彼等が何を喋っているのか判断出来ない


かばんちゃん:アニメ『けものフレンズ』における主人公。元々放送直前にサービスを終了していたアプリゲーム版とは大きく異なるストーリーで、登場するキャラ達アプリと全然違う性格や声だったが、彼女を主体に置きつつ各話のゲストキャラとの交流や問題の解決をしっかり描写した結果、独特の作風も相まってアプリがあまり話題にならなかったにもかかわらず大ヒットを果たした。1部ではそのヒットぶりを本作と比例し、「ゲームの人気をアニメで台無しにした艦これに対し、鳴かず飛ばずに等しかったアプリの下馬評を覆したけもフレ」とも言われ、また製作スタッフに対しても本作が(田中他主に脚本や演出関係の)スタッフの更送と一新を希望する声が多いのに対し、監督はもちろん脚本を始め全面的に関わっていたたつき監督がカドカワ側から2期制作の担当を降板されたことを報告した結果、国内外問わず監督の続投希望とカドカワに対する非難が大規模な騒動となった

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