曖昧さ回避
- かつて大日本帝国海軍が運用していた駆逐艦の艦級、「松型駆逐艦」のこと。タグ検索においては、部分一致検索での一部例外を除きほぼ全てがこちらの用法(艦そのもののイラスト及び後述の艦娘を含む艦船擬人化イラスト)である。
- 光琳松などの松の木に茂る葉を模した文様。キーワード検索(特に小説)においては、この文様が主要登場人物の衣服にあしらわれた関係でアニメ「おそ松さん」関連の作品がヒットする場合もある。
概要
2020年6月26日から27日未明にかけて行われたアップデートで開始された2020年梅雨&夏イベント侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦第四海域突破報酬で実装
尚、最初の松実装から日が浅いこと、並びに未実装艦が多数残っていることもあってか、2021年5月10日現在、本タグ(完全一致)の付けられたイラストの8割以上が公式デザインの松・竹・桃以外のイラスト(うち7割がオリジナル艦娘、それ以外もほとんどが非艦これ系艦船擬人化イラスト)である。
艦娘
実装済みの艦娘のうち松と竹については、イラストを渡辺明夫氏が、CVを竹達彩奈氏が担当。
実装済み
1番艦:松
(画像左)
長女。2020年6月26日深夜(27日未明)、梅雨&夏イベント侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦第四海域突破報酬として実装。
現在実装されている駆逐艦娘の末妹ポジにも当たり此れまで一番下扱いだった清霜を「さん」付けで呼ぶ。
同海域でドロップ実装された海防艦第四号海防艦(画像右)から「あねご」と慕われている。
2番艦:竹
次女。2020年12月10日、秋&冬イベント護衛せよ!船団輸送作戦最終海域突破報酬として実装。
実装前より松の時報において「私達の自慢の妹」として言及されていた。
こちらも清霜の事を「僚艦であると共に信頼できる先輩」として「さん」付けで呼ぶ他、史実でマタ30船団にて関わりのある春風に対しては最敬礼で接している様子。
月刊コンプティーク2020年10月号にて2020年度中に実装予定と予告されており、後に同年12月4日に開催された「提督&艦娘 Special Live for 呉鎮守府 in 横浜みなとみらい」内において具体的な実装日時が公表された(CV担当の苗字が「竹達」という事もあって、若干の強調があったとか)。なお担当絵師はコンプティーク誌にて、担当声優はスペシャルライブ内にて公表されている。
4番艦:桃
四女。2021年5月8日、春イベント激突!ルンガ沖夜戦第一海域突破報酬として実装。
自称「駆逐隊のアイドル」。
実装前の時点で松の艦娘【お花見】ボイス内にて名前だけが呼ばれていた。
未実装
19番艦以降は船体構造がより簡略化されており、また速力や装備についてもそれ以前の者に比べて差異がある事から、非公式ながらこれらの艦のうち最初に就役した21番艦「橘」の名前を取って「橘型」と呼ばれる事も多い。艦これでも改設計型が原型タイプと別グループに分類されている前例があるため、仮に実装されたとしてもこれら橘型に属する艦が松型として扱われるかは不透明。
3番艦:梅:松・竹の艦娘【お花見】ボイス内及び桃の時報にて言及あり。
6番艦:桐
7番艦:杉:礼号組の追加メンバーとして実装に期待が寄せられている。
8番艦:槇
9番艦:樅
10番艦:樫:杉と同じ。
11番艦:榧:杉・樫と同じ。
12番艦:楢
13番艦:桜
14番艦:柳
15番艦:椿
16番艦:檜
17番艦:楓
18番艦:欅
(以下、非公式に「橘型」と称される改設計型)
19番艦:柿
20番艦:樺
21番艦:橘
22番艦:蔦
23番艦:萩
24番艦:菫
25番艦:楠
26番艦:初桜
27番艦:楡
28番艦:梨:艦これサービス開始当初の時点で、後述の戦後の姿を含めて将来的に実装したいとの構想が田中Pから語られている。
29番艦:椎
30番艦:榎
31番艦:雄竹
32番艦:初梅
なお、未成艦として欅と柿の間に「八重桜」「矢竹」「葛」の3隻が、樺と橘の間に「桂」「若桜」の2隻が、榎と雄竹の間に「梓」が、初梅以降は「栃」「菱」「榊」の3隻がそれぞれ存在していた。
この他にも更に33隻が建造される予定だったが、これらは建造取りやめとなっている。こちらは秋月型とは違い艦名として使える植物の名前が豊富にあったためか、(「〇梅」「×菊」「△草」といったネーミングもちらほらあるものの)ネタ切れの気配は一切見られなかった。
海上自衛隊に継承された「松型」
他の駆逐艦グループ同様、松型(橘型含む)の艦名は戦後の海上自衛隊の艦艇に継承されているものがいくつかある。なお、その全てが米軍からの貸与艦であり、先代の松型よりも次代の自衛艦艇の方が先に進水していたなんて例もざらだったりする。
- くす型護衛艦(旧米海軍タコマ級フリゲート):なら(楢)、かし(樫)、もみ(樅)、すぎ(杉)、まつ(松)、にれ(楡)、かや(榧)、うめ(梅)、さくら(桜)、きり(桐)、かえで(楓)、けやき(欅)、まき(槇)
- ゆり型警備艇(旧米海軍上陸支援艇):はぎ(萩)、すみれ(菫)、つた(蔦)
なお、現在の自衛艦の命名規則としてはミサイル艇や哨戒艇といった哨戒艦艇の命名基準のひとつとして「草の名」というものがある。過去にこれらの基準に基づいて草の名を冠した哨戒艦艇が建造された例はないが、2019年の31中期防での主要装備調達計画では2023年度までに4隻の「哨戒艦」建造が計画されており、そちらに命名されるという可能性はなくもない。
ただし、この記事を読んでいる提督達にとっては周知の通り、松型・橘型の場合はこれ以外にも海上自衛隊に継承されたものがもうひとつある。そう、艦そのものである。28番艦(橘型10番艦)の「梨」は、大戦末期に米機動部隊所属の艦上戦闘機によるロケット弾攻撃で撃沈されたものの、戦後の1954年9月21日にサルベージされ、その後諸々あって1956年5月31日より1971年3月31日までの間、警備艦(護衛艦)「DE-261 わかば」として再就役を果たしている。
関連タグ
関連する駆逐隊
第五二駆逐隊:桑 杉 樅 樫 檜 楓 + 樺 萩 楡 梨
第五三駆逐隊:楢 桜 柳 椿 欅 橘
駆逐艦級名