ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ケートスの編集履歴

2021-08-30 15:17:56 バージョン

ケートス

けーとす

ギリシャ神話に登場する化け鯨。

概要

本来はアザラシ等の海獣を指す言葉であり、鯨類を指すCetacean も Cetus / Ketos が由来である。海の女神ケートーも語源は同じである。


ギリシャ神話に登場する化け鯨であり神獣イルカの様な大きく膨れた胴体にの頭部を持ち、下半身がで尾鰭が扇形で2つに分かれた姿を持つ。


その出自については様々な説があり、ゼウス或いはポセイドンに生み出されたとも、テュポーンエキドナ子供とも言われている。

アンドロメダのくじら

エチオピア王国の王妃であるカシオペアが自身の美貌をヘラや海のニュンペー達より美しいと言った為にポセイドンの怒りを買ってしまい、王国を滅ぼす為に送り込まれたという神話が有名。


王女アンドロメダが生贄に捧げられたが、エチオピアに立ち寄ったペルセウスによって討伐されている(諸説あるが、有名なのはメデューサの首を掲げてケートスを石に変えた)。

余談

ティアマトに共通点を見出す資料も存在し、ケートスの名称を「ティアマト」としている媒体も多い。特に星座関連の書籍では顕著。


一説にはエキドナの息子ともされるがエキドナの父親はペルセウスがメドゥーサを斬首した時に産まれたクリュサオルと言う巨人であり、ケートスがペルセウスと遭遇したのはメデューサ討伐の後なので、時系列的に全く合わない。

他の神話との関連性

星座の彼

東洋龍西洋竜もどちらもルーツはギリシャ神話で、ケートスが東洋竜マカラのデザインのルーツと推測されている。

  • 東洋竜の究極体である応竜が翼を持つのも、ギリシャ神話への先祖帰りとも言えるだろうか。ドラゴンの語源もギリシャ神話に由来する。

ケートスのデザインはラクダのおかげで開通したシルクロードを経て中国等に伝わって竜やマカラに影響した。

  • 竜王として崇める文化が古代中国等にある。
  • 中国の竜の頭のデザインの由来はラクダであり、ケートスの一部のデザインやギリシャ神話のイルカ(海)の頭はイノシシであり、中国竜の最初期の姿は猪の頭を持つ「豚竜」である。
  • 鯨と駱駝麒麟と猪が分類学上の親戚なのも因果を感じる。
  • ペルシャ等の他の国では十二支の辰が鯨や鰐なのも、ヨウスコウワニも中国の竜伝説の由来の一つとされており因果を感じる。

ちなみに、鯨類の故郷もギリシャ周辺のチテス海であり、鯨類が人間を助けるという記録がされているのも古代ギリシャ時代。

関連キャラ

幻獣ケイトス拳ゴウユ獣拳戦隊ゲキレンジャー

白鯨星座のメンカル聖闘士星矢Ω

白鯨星座のモーゼス聖闘士星矢

ケタス

関連タグ

ギリシャ神話 くじら座 水妖

ポセイドン ペルセウス

フォーエバーブルー:続編にて、ギリシャを中心としたエーゲ海にて鯨と竜の伝説を併せ持った特殊なクジラが登場する。初代でもクジラが海に棲む者の母として登場する。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました