曖昧さ回避
- "Demon"。デモンとも。悪魔、悪霊、鬼神などのこと。項目①で解説。
- "Deamon"。ダイモーン、ダイモン、ディーモンとも。1と同語源の古英語、別綴り。項目②で解説。
- "Damon"。デイモン、ダモンとも。英語圏の姓、男性名。項目③で解説。
①"Demon"の概要
いわゆる悪魔を指して使われる言葉の一つ。デモンとも。悪霊・鬼神といった語が訳としてあてられる。
基本的に元天使の悪魔(堕天使)を指すことが多いが、後世では「フィーンド」程ではないにせよ指す範囲が広がり、例えばインド神話のアスラや日本文化における鬼も「demon」と訳される例(『鬼滅の刃』の英題「Demon Slayer」)がある。
ファンタジー等の娯楽作品の世界においては、デビルやインプなどとされる単なる(小)悪魔キャラよりも大柄でイカつい姿として描かれ、しばしば上級悪魔といった設定で扱われる事が多い。しかし、デビルとの力関係は世界観によりけりである。
語源
元々は項目2の"Deamon"で表記されるダイモーンという存在を指していたが、これよりデーモンという単語が派生していった。
デーモンを冠する有名キャラ
悪魔王ゼノン、シレーヌ、ジンメン - デビルマン(デーモン族)
デーモンと関係のあるキャラ
②"Deamon"の概要
ダイモーンの項目も参照。
ディーモンとの表記もある、"Demon"と同語源の古英語または別綴り。語源は古代ギリシアやヘレニズムにおける神話や宗教及び哲学に登場する“人間と神々の中間に位置する、あるいは善性あるいは悪性の超自然的存在で、下位の神格や死んだ英雄の霊など”を示す単語。
守護神とも訳され、現代ではメールデーモンなど、主にバックグラウンドで作動するプログラム、バックグラウンドプロセスのことを示す場合が多い。この語源は、エネルギーの大小で分子や原子を選別可能な「エントロピー増大則」を破りうる思考実験上の仮想的存在、「マクスウェルの悪魔」"Maxwell's demon"に由来するとされる。この「悪魔」のように機能するプログラムのことを、原語に戻りスペルを捻って"Deamon"と表記する。
③"Damon"の概要
英語圏の姓、男性名。デイモン、ダモンとも。マット・デイモン、デーモン・アルバーンなど。ギリシャ語の「飼いならす」"to tame"(δαμαζω、ダマゾ)に由来。英語圏ではデーモン閣下がこちらに勘違いされることがある。
関連タグ
悪霊 鬼神 魔神 守護神 ダイモーン ダイモン デモン Damon