データ
初出 | 第1世代 |
---|---|
威力 | 95(〜第五世代)→90(第六世代) |
命中 | 100 |
PP | 10 |
タイプ | こおり |
ぶんるい | 特殊 |
直接攻撃 | × |
備考 | 10%の確率で相手をこおり状態にする |
英語名 | Ice Beam |
概要
初代から存在する技。氷のビームを放ち、相手を攻撃する。
永遠のわざマシン13…と言いたいところだが、第2世代のわざマシン13はいびきである。また、第7世代のピカブイではわざマシン55、第8世代ではわざレコード05になっている。
威力・命中・PP全てが安定したこおりタイプの主力技で、同様の威力や命中率を持つでんきタイプの「10まんボルト」、ほのおタイプの「かえんほうしゃ」と共に昔から重宝されている(かつては「三種の神器」と呼ばれることがあったが、優秀な技が増えた現在ではほぼ死語)。
初代では、あまりにもぶっ壊れた性能を誇った「ふぶき」のせいで威力でも追加効果でも劣るこの技をわざわざ採用する理由が無く、この威力でありながら影の薄い技であったが、第1世代の後期では「ふぶき」の追加効果の確率が1割に下がったことで安定性のあるこの技に乗り換えて成果を出した例もある。
また、シナリオにおいてはこの威力に反して4つ目のジムのあるタマムシシティと比較的早めに手に入る他、タマムシジムのくさタイプに弱点を突けるため入手できれば大きな助けとなるだろう。
第2世代でふぶきが大幅に弱体化したことにより、高い安定性を持つこの技が一気に主力になった……が、前述のとおり技マシンの技から外れてしまったため、プレイヤーはわざわざ初代のソフトで覚えさせて持ってくるか、泣く泣く「ふぶき」を使うかの2択を迫られた。
さすがにまずいと判断したのか、『クリスタル』で教え技の1つとして復活し、多くのポケモンが救済された。
本格的にこの技が広く使われるようになったのは第3世代からである。わざマシン13に復活したことで、多くのポケモンに用いられるようになった。第4世代以降「ふぶき」が「あられ」時に必中という効果を得たことで霰パでの活路を見出したが、それ以外の場面ではこの技が使われることが多い。
第6世代以降威力が90に下がったとは言え、まだまだ安定性は高いので採用の余地は十分ある。
実のところこおりタイプでの採用率は近年低下気味にある。というのも、威力は20下がるがみずタイプにも抜群が取れる「フリーズドライ」の存在が大きく、この技が登場した第6世代以降覚えられるポケモンはこちらに乗り換えるケースが増えているため。
この技が採用されるのは主に他タイプのサブ技としてであり、特にみずタイプの技とは相性補完に優れ、みず技が今一つになるくさ・ドラゴンに抜群を取ることができる。
殆どのみずタイプは習得できるのだが、能動的な攻撃技を一切覚えない某海鼠、そして何故かガマガエル、聖剣士見習い、洗濯機も習得できない。何が問題なのだろう。
ついでにスチームをぶっ飛ばすキャノン砲も習得不可。炎複合だからか……(アローラガラガラはほのおタイプでありながら習得できたりするが)
対戦でよく見かけるポケモンの4倍弱点を狙い撃ちにできることも魅力で、代表的なポケモンとしてはガブリアス、ランドロス、ボーマンダ等が挙げられる。
そして忘れがちだが1割の確率で凍る。この技に限らずこおり技を受けに出したポケモンが凍ってしまい、そのまま何もできず倒されて泣きを見たトレーナーは後を絶たない。
ゲームのエフェクトでは細身の一直線の光線であることが多いが、アニメ(と一部ゲーム)等では青白い稲妻のような光線を放つ攻撃になっている。第3世代では一直線の光線ではなくさながらウルトラマンのスペシウム光線のような太さになっていた他、ポケモンコロシアム、ポケダン救助隊、探検隊では氷の小さな塊を発射しているなど世代やメディアによってばらつきがある。
関連項目
オーロラビーム ソーラービーム シグナルビーム チャージビーム シンプルビーム メテオビーム ムゲンダイビーム はかいこうせん バブルこうせん サイケこうせん てっていこうせん……ビーム、光線技仲間
かえんほうしゃ 10まんボルト エナジーボール サイコキネシス だいちのちから むしのさざめき いてつくしせん……同威力、同命中率、追加効果発生率同等の特殊技仲間