CV:柴田明良
スーツアクター:岡元次郎
概要
正式名称は「第三世代型対未確認生命体戦闘用強化外筋及び外骨格簡易生産化試験版」である。バイクはG3、G3-Xと同様にガードチェイサーを使用する。
装着者は尾室隆弘。
G3-X同様オートフィット機能とG3-Xと同規格のバッテリーを搭載し、誰にでも扱えるスーツを前提に開発された。
戦闘能力はG3に劣り、その活動はG3-Xのサポート、現場先行、被害者の保護などを目的としている。
開発に小沢澄子は携わっておらず、対アンノウンにおける後手の対応と、氷川誠が装着するG3-Xの戦力依存への改善及び脱却をコンセプトにしている。
開発コンセプト自体は悪くなかったのだが、劇中ではビートルロードに一発KOされてしまった為に、正式採用が見送られてしまった。
それでも、ビートルロードに殺されかかった警官を救出したり、G3-Xのバッテリー交換を行うなど、本来の目的は果たしている（そもそもビートルロードは、G3-Xどころかバーニングフォームのアギトですら圧倒されるほど強力なアンノウンなので、G3マイルドでは時間稼ぎも厳しいのは仕方ないとも言える。もっとも、それらを差し引いても「機転を利かせてバッテリーを交換する」という尾室の行為はTVSPにおける「陰の功労者」と評しても差し支えないのだろうが）。
TVSPとTV本編はパラレル設定なので、TV終盤ではマイルドに改造されなかったG3が再び登場している。
なお、『仮面ライダージオウ』ではG3の方が量産化されている。
マイルドのコンセプトは主力のサポートなので、量産の優先順位が低かったと思われる。
sicの造形は、頭部が新規造形でボディがG3-X、それ以外がG3のリペイントとなっている。
更に、オリジナル武装としてショットガンも付属している。
スペック
| 身長 | 185cm |
|---|---|
| 体重 | 125kg |
| パンチ力 | 1t |
| キック力 | 2t |
| ジャンプ力 | ひと跳び5m |
| 走力 | 100mを13.5秒 |
名前の由来
実はG3マイルドの名の由来は、当時尾室を演じていた柴田明良が吸っていた煙草だとか。
軽めのマイルドに変えたのを井上敏樹が目撃し、その会話の中で「軽め、誰でも着れる、人に優しい」というコンセプトを思い付いたらしい。なお、それまでは変身させてもらえず、変身させてもらうよう直談判したが、聞き入れて貰えず、その時の遣り取りが脚本にも取り入れられた。
余談
- NHKの「全仮面ライダー大投票」では投票枠が儲けられていなかったが、この投票は武神鎧武がいなかったりアークワンが個別カウントされていたりとミスが多いため恐らくこれも単なるミスだろう。
関連タグ
仮面ライダーアギト 仮面ライダー G3MILD 尾室隆弘 最弱フォーム
関連・類似項目
- ライオトルーパー、黒影トルーパー、量産型マッハ：同じく量産型ライダーで、それ故に戦闘能力が低い点も同じ。量産型マッハとは2号ライダーの試作機である点も一致する。
- 仮面ライダーバース・プロトタイプ：平成二期第2作目の2号ライダーの試作機。但し、こちらは(2号ライダーとの連携とはいえ)幹部怪人を撃破したり、雑魚敵を足止めして撃破するという活躍を見せている。
- 仮面ライダーゼロスペクター、プロトブレイブ：同じく青い2号ライダーのプロトタイプ。
- 特空機1号セブンガー：ウルトラマンZに登場するロボットで後継機へのバッテリー交換を行う近いシーンがある。また、本編のパイロットは尾室のような素人パイロットではなく氷川のような熟練者が使い強敵に一矢報いる点も共通する。
