概要
敵性ナビの1種。全員がオペレーターを持たない自立型ナビである。
ダークチップシンジケート「ネビュラ」に所属し、ダークチップを売りさばき広めようとしている。
倒しても闇の力がある限り復活する。特にシェードマンが復活しまくるのが有名。
また、ダークチップを惜し気もなく使用する。ただし、全く影響が無い訳ではなく、「たとえダークロイドであっても、ダークチップを使い続ければ、いずれ闇の力に飲まれて消滅する」という公式設定が存在しており、これはアニメ版も共通している(アニメ版では、ダークチップを使い続けたナビは、麻薬依存症の様な状態に陥っている描写がある)。
ゲームではロックマンエグゼ4から登場する、というか4ではシェードマンしか出ない。
ロックマンエグゼ5にてネビュラが本格的に動き出し漸くシェードマン以外のダークロイドが登場。ネットワークの各エリアを占拠し、チームオブブルース(チームオブカーネル)と敵対する。
ちなみに、ダークマンは関係ない。ダークチップと暗黒チップが別物であるのと同じ。
そして、レーザーマンはDr.リーガルのナビではあるが、ダークロイドではない。
アニメ
第二期であるロックマンエグゼAXESSから登場。ゲーム同様、自立型ネットナビでオペレーターを持たない。
ダークチップを使う点も同じだが、使い続けた末に暴走して他のダークロイドに始末されたりする事もある。
ゲームとの違いは、ネビュラとダークロイドが明確に別組織で手を組んでいるという点であり、第二期ではシェードマン、第三期ではダークロックマンが、ダークロイド達の一派を率いる首領をしている。
科学省に所属する科学者である光祐一朗の推測では、ロックマンやブルースを始めとする通常のネットナビが人間の手で生み出された疑似人格プログラムであるのに対し、ダークロイドは人間の手を介さず電脳空間の奥深くから自然発生した一種のデータ生命体ではないかとされている。ただし、ネットナビとの共通点が非常に多い事実からも、ネットナビに関するデータが、電脳空間の奥深くにまで流れついた結果、ダークロイドを自然発生させるに至ったのは確かと思われる。
一方、ダークロイドの中には、元は通常のネットナビだった者がダークチップの使用やダークロイド因子の感染によってダークロイド化した後天的なケースも存在する(前者はダークブルース、後者はボウルマン等で、また劇中で言及されてはいないが、ダークチップによる強化が行われている描写のあるニードルマンも、後天的ダークロイドの可能性が高い)。
一種の突然変異的存在であるが故なのか、通常のネットナビに比べて科学省でも完全な解析が困難なまでにデータが高度かつ複雑化しているとされ、ダークチップ使用による副作用の進行速度が遅いのも、この事が大きく起因している模様。逆に言えば、それ以外の点に関しては通常のネットナビとあまり変わらないと言え、戦闘能力に関してもシェードマンの様にダークロイドの中でも圧倒的な存在もいれば、バブルマンの様にザコレベルの実力しかないダークロイドもいる等、ピンからキリまでとなっている。また、ダークチップによる副作用の進行速度に関しても、やはり個体差があるといっても良い。
第二期では、首領であるシェードマンの方針によってDr.リーガル率いるネビュラと結託し、彼の開発したディメンショナルエリアを用いて現実世界に実体化しているが、ダークロイドこそ至上とする傲慢な選民思想の持ち主であるシェードマンは、最終的にネビュラを裏切った上で人類を滅ぼし、ダークロイドのみによって支配された世界にしようと目論んでいた。
しかし、所詮はシェードマン本人の力と、彼がリーガルから得ていたダークチップを餌にする形で統括されていたに過ぎなかった。
実際、自分達を優れていると評しているシェードマンでさえ、見下している人間であるリーガルの技術や彼の製造出来るダークチップ、科学省やWWWの施設等を利用しなければロクに目的を達成させられない有様となっている。当のリーガルからは「所詮人間無しでは何も出来ん無能な電脳世界の産物共」と酷評され、リーガルのナビであるレーザーマンからもダークロイド全体が「低能な存在」、「人間よりも優れているなどと間違っても思い上がるな」と痛烈に批判されており、実際にダークロイドは全体的に見ても、人間で例えるなら自分達を根拠無く優れた存在と勝手に思い込み、自分達以外の全てに対し敵対・攻撃意志しか見せようとしない「蛮族」に等しい有り体であったと言わざるを得ない。
また、バブルマンを除くダークロイド達は、ダークチップによって自分達を強化する事しか考えておらず、シェードマンの掲げている理想には欠片も興味を持っていない。そもそもバブルマンの提案したナビ同士の絆によってもたらされるソウルユニゾンを手に入れる事に関しても「くだらない」と一蹴している点から、ダークロイド達は馴れ合いそのものを嫌悪している節もある。その事を証明するかの様に、シェードマンを省いてダークロイド達がリーガルと交渉を行った際は、「ダークチップを貰えれば、シェードマンは関係無い」と言い切っている者までおり、中にはバーナーマンの様に傲慢で尊大なシェードマンを内心では嫌っている節のあるダークロイドまでいたのだが、シェードマン本人は気付いていなかった模様。
その為、次第にシェードマンが失態を繰り返してからは、付き従う者はバブルマンを除いて居なくなり、リーガルへの直接的な攻撃にも失敗してダークチップの供給が完全に出来なくなってしまったシェードマンを完全に見限ったダークロイド達は、ダークチップを直接提供してくれるリーガルのネットナビであるレーザーマンに忠誠を誓う事になっている。
最終的に、殆どのダークロイドが死亡。最も実力のあったシェードマンもレーザーマンによってあっけなく倒された結果、起こす事件がイタズラレベルでしかないバブルマンだけを残してダークロイドの組織は完全崩壊した。
その後、バブルマン以外にも僅かながらダークロイドが生存し、それらは『Stream』にてリーガルの陰謀によって手駒として生み出されたダークロックマンの配下として登場。
こちらも最終的には全滅し、ダークロックマンもまたロックマンとの戦いに敗れ、デューオの彗星にアクセスしようとした所でスラーに致命傷を負わされる形で死亡。
これ以降、バブルマンを除いてダークロイドは全く登場しなくなった。
アニメのダークロイドは、ボウルマンとスワローマン以外は、
・ゲーム版のダークロイド(ダークカーネルは除く)
・トランスミッションオリジナルのナビ(大園ゆりこのナビのニードルマンは除く)
・3のWWWのナビ(フレイムマン、1期に登場したドリルマンは除く)
・4のトーナメントで戦ったナビの内ソウルユニゾンが発現しなかったナビ(ケンドーマン、タップマンは除く)
となっている。
ダークロイド一覧
ゲーム
アニメ
シェードマン (CV:中村秀利)
ダークブルース (CV:松風雅也)
ダークロックマン (CV:木村亜希子)
ブリザードマン (CV:陶山章央)
クラウドマン (CV:志村知幸)
コスモマン (CV:田中総一郎)
ソードマン (CV:稲田徹(赤)、桐井大介(青)、最上嗣生(黄))
以下は、『Stream』にて何故かダークロイド軍団の中に存在していた。
カットマン(CV:芝原チヤコ)