データ
進化
ワンパチ→パルスワン(Lv25)
概要
ポケモン剣盾に登場するポケモンの一種。ワンパチの進化形。
犬系ポケモンの中では特に犬感のある見た目をしており、今作のポケモンの中では特に正統派の進化をした。電気で足を刺激することで遠くまで歩けるらしい。しかも三日三晩休まずに走れるスタミナもある。
上記のような勇ましさのみならず、ポケモンキャンプでボールを投げると満面の笑みで取って戻ってくるワンパチ時代の可愛らしさも残している。牧場のポケモンの餌や卵を掠め取るフォクスライとは敵対関係にあるが、パルスワンの方が様々な面で有利を取れてしまうので宿敵と呼べるのかすら怪しい所。(ただフォクスライは特性がにげあしとかるわざなので、こと逃げることに関しては一枚上手なのかもしれない)
名前の元ネタはゲームフリークが過去にリリースしたアクションゲーム『パルスマン』と思われる。
黒くなった四肢、胸部の黄色いV字型の模様など、デザインにもパルスマンを意識した意匠が見受けられる。なお、残念ながら「ボルテッカー」は覚えない。
元ネタはワンパチが牧羊犬として飼育されていた事からシェパードであると思われる。第8世代ポケモンにはイギリス由来のものがモチーフになっているものが多いことを鑑みると、ボーダー・コリーがベースになっているのかもしれない。
また、ガラル地方のモデルであるイギリスでは狐狩りが盛んであり、それ専用に飼育された猟犬いわゆる『フォックスハウンド』が飼育された歴史があったりと狐と犬には密接な関わりがある為、フォクスライの天敵がパルスワンというのも納得のいく話である。ギリシャ神話でも誰にも捕まらない狐を追いかけ続ける獲物を必ず捕らえる能力を持つ猟犬の話がある。
特殊攻撃も得意な電気タイプだが、レベルアップで一切特殊技を覚えない珍しい存在。
ゲーム上での特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
69 | 90 | 60 | 90 | 60 | 121 | 490 |
でんきタイプらしく素早さが最も高く、攻撃・特攻が次いで高い。耐久面は紙も良い所なので、恐らく持ち物は「きあいのタスキ」が最も適しているだろう。「ほっぺすりすり」を覚えるのだが、覚えるポケモンの中では最速。その為、上から麻痺+タスキ潰しが出来るという利点を持つ。また、その高い素早さから旅パでも優秀なまさに忠犬とも言うべきポケモンでもある。
攻撃と特攻は90と少し低めだが、特性でそれらを補う事が可能。
物理型なら「がんじょうあご」で、「サイコファング」・「かみくだく」・「かみなりのキバ」・「ほのおのキバ」といった技を強化できるため火力の向上を図る事ができ、特殊型なら「かちき」で特攻ランクを上昇させられる。但し、「かちき」は相手の行動に応じて発動する特性である以上どうしても受け身になりがちなので、積極的に攻める場合は「がんじょうあご」の物理型の方が良いだろう。
物理型の最大火力技は「かみなりのキバ」となり、同じくでんきタイプの物理技の「ワイルドボルト」に比べて反動ダメージが無く、自ら先述の「きあいのタスキ」を潰さずに済むのが嬉しい。
ただ残念なことに、でんき技の通りが悪いじめん・くさ・ドラゴンの3タイプに有効で、でんきタイプにとって最もサブウェポンに適しているこおりタイプの技は何一つ覚えてくれない…。(レントラーはこおりのキバを覚えたのに…)しかし、対くさタイプでは先述の「ほのおのキバ」を、対ドラゴンタイプでは「じゃれつく」をそれぞれ覚えるため、何とかならない事も無い。但し、肝心の対じめんタイプの技は何1つ覚えず、不利なままなのが痛い所である。
また、特殊型に至っては、でんきタイプの他にはノーマルタイプの技を幾つかとバークアウトしか覚える特殊技が無いため、技範囲が狭いどころの話ではない。物理型の中に役割破壊用として忍ばせておく位が丁度良いかもしれない。
ちなみに、現環境トップであるエースバーンよりも少しだけ速いのは地味な利点。更に素早さを上げたい場合は、こうそくいどうやニトロチャージを用いると良いか。
使用トレーナー
余談
犬がモデルのポケモンはこれまでのシリーズにもそこそこ存在したが、意外にも分類が「いぬポケモン」なのはパルスワンが初であり、現状唯一の例でもある(「こいぬポケモン」や「ちゅうけんポケモン」などはいたが)。
関連タグ
エレズン、ストリンダー、ミブリム、テブリム、ブリムオン:電気袋組以外でほっぺすりすりを覚える。
ライボルト:電気の犬繋がり。
ジンオウガ:イヌ科の動物(オオカミ)がモチーフ、電気を操るという点が共通する(ただし、外見はどちらかといえば上記のライボルトの方が近い)