※この記事には単行本最新刊103巻以降のネタバレが含まれております |
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概要
国際統治機関世界政府が凶悪犯や危険組織の調査を行うための諜報機関。世界中に8つの拠点を持ち、構成員はいずれも黒いスーツを着込んでいる。
ただ、潜入活動の時は潜入先に応じた服装に変装して周囲の環境に溶け込む。
組織
CP‐0、CP1、CP2、CP3、CP4、CP5、CP6、CP7、CP8、CP9の10の部署に別れている。
CP1~CP8
世界中で諜報活動をするサイファーポールの基本的な部署である。トップの役職は主官で、CP1~CP8にそれぞれ1人ずつ置かれている模様。
CP9
CP1~CP8も行う普通の諜報活動に加えて、政府と敵対する者や非協力的市民への暗殺も行う組織で、その超法規的活動を行う一面から、世間には公表されていない部署となっている。
メンバーは超人的体技「六式」を基本戦闘術とし、それぞれ道力(ドウリキ)と呼ばれる単位で戦闘能力を数値化されているが、この「道力」はライフルを持った普通の兵士1人を10道力と換算して数える。つまり100道力なら10人分、1000道力なら文字通りの百人力というわけ(ただし作中明らかになったのは素の体技のレベルを測ったもののようで、武器や悪魔の実の能力は含まないらしい)。
トップの役職は司令長官で、同時に政府所有の司法機関エニエス・ロビーのトップも兼ねている。現在の司令長官はスパンダム。
→詳細はCP9へ。
CP‐0
サイファーポールの最高峰に位置する世界貴族直属の機関で、"世界最強の諜報機関”と呼ばれる。ちなみにスーツは白。
→詳細はCP‐0へ。
主要人物
CP1~CP8
ジェリー(CP6)
プロフィール
海列車の車両内にまっすぐ立てない(大体腰の部分が天井の高さ)ほどの長身の男。
当然ドアも窓もこいつより小さい。折りたたもうが横になろうが入れそうにないのだがどうやって乗車したのかは謎。というかそこまでしてコイツが乗ることになったのが何故かも不明。
南の海『カラテの島』出身のボクシングチャンピオン。語尾に「~ジャナイ!」と付ける陽気な男。
仮にもボクサーを名乗る割にはボクシングのルールなどガン無視の変なスタイルであった。
- オーロラフリッカージャブ
「ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)」よろしく相手の頭上から両腕で無数のパンチを繰り出す技。
ただ普通は左右どちらかで打つのをジャブと呼ぶ(構え方や利き腕次第で変わるのでどちらかは選手次第)。
- ヨガスタイルボクシング
「尻を地面に付けた状態で足を上げ後頭部で組む」というヨガのようなポーズの構え。
しかしながら組んだ脚が肩より前に来ているため、拳を繰り出せる範囲が極端に狭まるという何のために採用したのか判らない戦法。
サンジにも「リーチ短くなったぞ」と突っ込まれた。
しかもボクシングは足の裏以外の部分が地面に着くとダウン判定であり、そのまま10秒経過で判定敗けとなる。
- スクリュードロップキック
前述の「ヨガスタイルボクシング」で油断を誘ったところに打ち込む、回転を加えたドロップキック。あくまでもボクシングだというのなら言うまでもなく反則なのだが、ホントにボクシングチャンピオンなのだろうか?
こんな具合で「カラテが盛んな島故競技人口がコイツ一人だからチャンピオン名乗ってるだけなのでは?」という疑惑が生まれ、後に本職のボクサーとして登場したイデオとは比べるまでもない。
更にそのイデオの登場でこの世界にも階級制度があることが判明し、大半の選手とまともに競えないだろうその体格から自称チャンピオン疑惑はますます深まっている。
ほんの数ページの間に大量に突っ込み所をばら撒いたがサンジに一撃でやられた。なんでこんな目立つ奴が諜報員やれてるのかは不明。
『ワンピースパーティー』で再登場した際には柔道が盛んな島で修業し、卓球のチャンピオンになって帰ってきたが、結果はお察しの通りであった。
ワンゼ(CP7)
飛び出た両目に出っ歯、バカボンのような頬の渦巻き模様にパーマ頭という独特な容貌の戦う料理人。
口で小麦粉を捏ねて鼻から麺を出し、盛り付けた器には指が入っているというトンデモ料理人。
CP9
スパンダム(司令長官)
元CP5主官。古代兵器プルトンの設計図を奪取せんと暗躍する。短気で粗暴な上にドジで性格も悪い。
新世界編ではCP-0に移籍。
ロブ・ルッチ(CP9史上最強の男)
CP9のリーダー格にして最強の男。カクと共にスパンダムの命を受けガレーラカンパニーに潜入していた。弱い者に人権すら認めない冷酷無情な男。ネコネコの実モデル豹の能力者。
新世界編ではCP-0に移籍。
カク
四刀流剣術を使う鼻のとんがった男。CP9メンバー最年少だが喋り方はじじ臭い。
司法の塔でスパンダムから渡された悪魔の実を食べウシウシの実モデル麒麟の能力者になった。
新世界編ではCP-0に移籍。
ジャブラ
ルッチと幼い頃から鎬を削った拳士で、彼を一方的にライバル視している。メンバーの中で唯一、全身に鉄塊をかけたまま動き回ることができる「鉄塊拳法」の使い手。イヌイヌの実モデル狼の能力者で、残忍な性格。
ブルーノ
牛のような姿の怪力無双の大男。身分を隠し酒場の店主に扮してウォーターセブンで諜報活動を行っていた。ドアドアの実の能力者。
新世界編ではCP-0に移籍。
クマドリ
歌舞伎役者のような風貌の巨漢。一々芝居がかった大仰な言動をとる。錫杖術と身体の器官を自らの意志でコントロールする「生命帰還」で闘う。
フクロウ(通称“音無しのフクロウ”)
「チャパパ」が口癖の軽薄で口の軽い丸々太った男。体格に見合わず俊敏で暗殺に長けている。
カリファ
ガレーラカンパニーで社長秘書に扮していたセクシーな美女で、組織内の紅一点。
茨のムチでの格闘に加え、司法の塔でアワアワの実を食べて能力者になった。事務能力は非常に高いが若干天然。アワアワの能力をとても気に入っている様子。
新世界編ではCP-0に移籍。
退役
スパンダイン(元CP9)
スパンダムの父親。20年前にオハラの考古学者たちに死刑宣告を下した張本人。エニエスロビー陥落の責任をCP9に押し付けて療養中の息子が「お礼」に怯えているのを知り、親子で協力して迎え撃とうとする。
除名者
ネロ(元CP9)
「海イタチ」の異名を持つ粗野な青年でCP9の新入り。四式(剃・紙絵・月歩・嵐脚)と二挺拳銃で闘う。任務を忘れてフランキーを遮二無二殺そうとしたためルッチに粛正される。
フーズ・フー(元CP9)
現在は四皇カイドウが率いる百獣海賊団の幹部真打ち最強とされる6人の猛者飛び六胞の一人。最低でも約12年前まではCP9に属していた模様。ゴムゴムの実を巡るとある任務に失敗し、その責任で投獄されるも後に脱獄、海賊に転身したとされる。