曖昧さ回避
- 阿修羅の、ひらがな表記、アシュラも参照。
- アニメ「マジンガーZ」の登場人物「あしゅら男爵」、劇中では単に「あしゅら」と呼ばれる事が多い。
- ゲーム「桃太郎伝説」シリーズの登場人物、本項に記述。
- ゲーム「妖怪ウォッチ」に登場するキャラクター。→あしゅら(妖怪ウォッチ)
「桃太郎伝説」の、あしゅら。
構成
スレンダーな長身に形良く整えた紫の長髪を持つ桃太郎シリーズ随一の美男子であり、手、足、首を飾る金環に細手の絹のみを着けた姿を基本とする裸同然の奇抜なスタイルと相まって女性を中心に高い人気を誇る。
衣類と言えるものは細手の絹地一枚しか無いものの、この絹こそあしゅらの股間に対して鉄壁のガードを誇る「ハドソンの良心」という名の最後の砦であり、何があっても決してその内側を晒さない。
人物
桃太郎伝説シリーズ
「えんま大王の懐刀」と呼ばれる智将であり、風神と雷神に並ぶ腹心の1人。
己の身の危険を顧みずたった1人で敢然と立ち向かった桃太郎との闘いを通じ、愛と勇気の強さを悟って改心したえんま大王に愛想をつかし、再び地上侵略に乗り出した地獄王(『新桃太郎伝説』では伐折羅王)の勅命を受け、希望の都を闇で閉ざす。
1998年にリメイクされたプレイステーション版でハード元のソニーがこのデザインに難色を示し、阿修羅像に近付けたオリジナルデザイン(単髻に条帛と裳を併せた一面六臂の姿)に描き直した妥協案の提出で決着した。この影響から、2001年に開発されたカップリング作品『桃太郎伝説1→2』でも着衣はそのままに本来の頭部と腕を差し戻した折衷デザインが採用され、伝説シリーズに登場する男性キャラクターとしては2回に及ぶ異例のモデルチェンジが施された。
ただし、これらのモデルチェンジについては概ね不評を買っている。
味方参入後は体力と防御力に難を抱えるものの、それを補う優れた攻撃力、素早さ、術を持ち、特に術については序盤で修得する全体回復の「まほろば」と全体鈍足の「とまどい」、中盤で修得する分身の「かりそめ」と特殊攻撃封印の「まどろみ」、終盤で修得する連続攻撃の「つまびき」など強力な戦闘支援術を揃えており、誰と組んでも万遍無く活躍できる魅力を秘めている。
桃太郎電鉄シリーズ
電鉄シリーズ初期から登場する上級キャラクターの1人であり、認定段位は七段(後に六段→九段)。
電鉄シリーズの原則「主要出演者は何らかの洋服を着用する(※)」に従い、派手な色合いと形のスーツ(赤ネクタイに金地のスリーピース、黒ボウタイにワインレッドのタキシードなど)に身を包む。
(※)例外は「2010」の天邪鬼や「2020」の餓鬼など。
堅実、且つ高潔を第一とする経営理論を持ち、目的地への最速進行と貧乏神の回避を前提に行動する(『X』以降、リストラされたかぐや姫の思考パターンを引き継いだ)ために赤字や貧乏、卑怯を徹底的に嫌い、例えば物件買収では資産に余程の蓄えが無ければ安易な買い占めに踏み切らない、進行では道先に貧乏神を抱えた社長がいれば遠回りをしてでも避け、反対に自身が貧乏神を抱えていれば逸早く誰かに擦り付けようと近隣の社長目掛けて猛追する、カードでは進行系カードこそ積極的に使うものの便利系カードのうち相手への妨害行為を含むものはその場で捨てる場合もあるほど使いたがらない。
絶好調時
このように、老獪な手練手管でプレイヤーを翻弄することが多い上級キャラクターの中では過剰とも取れるクリーンファイトを好む傾向にあるが、『桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻』から搭載された「絶好調システム」が発動するとシリーズ屈指の難敵と化す。
行動名 | 内容 |
---|---|
サイコロ追加 | サイコロが2個になる。作品によっては年数経過でもっと増える。 |
三面六臂 | 毎ターン3回サイコロを振る。確定。 |
武器よさらば | 絶好調発動直後に「武器よさらばカード」(自分含む全社長が持つ攻撃カードを処分)を入手(使うとは限らない)。確定。 |
貧乏神よさらば | 絶好調発動次中のターン開始時に貧乏神を連れたプレイヤーが5マス以内にいると発動。貧乏神連れのプレイヤーを吹き飛ばして移動させる。 |
ご覧の通り、「サイコロ追加」と「三面六臂」で最低でも6ターン分の行動が確約というチート級の性能である。これが5ターン程度続く。運が悪ければその間は目的地に誰も入れずじまい…なんてことも。やはり多くの作品で九段を張る実力は伊達ではない…
二次創作上の扱い。
「どんな事があっても絹が下腹を遮る」という事は、裏を返せば「その先にはあるべきものが必ずある」という事実の強調に等しく、その意を汲んだ二次創作上ではR-18作品への登板が多い。
尊崇するえんま大王、鬼ヶ島に住まう鬼族や極卒、電鉄シリーズの社長連中を相手にする受け、桃太郎を相手に積極的に迫る攻めの両刀に加え、伝説シリーズの基本戦術である「かりそめ」の存在から「自身と全く同一の分身体と絡み合う」という一風変わった同性愛描写にも対応するものの、肝心の陰茎については身体不相応の巨根で描かれる事例、さらには淡い想いを寄せているはずの夜叉姫を相手にした異性愛描写の絡みは極めて少ない。
全年齢作品では、伝説シリーズの優等生振り、電鉄シリーズの敏腕社長振りを誇張して辺り構わず自惚れに満ちた鬱陶しさを撒き散らす、あるいはその対比表現として徹底的にいじられる役に回る場合が多い一方、ニコニコ動画の投稿作品(主にさ技師系列の実況)から生まれた『ハリあしゅ』のカップリングでハリケーンボンビーと戯れる作品も数多く描かれている他、ごく少数に留まるが「ナルシスト」「才色兼備」「美しい長髪」などの共通点を持つ『忍たま乱太郎』の平滝夜叉丸や『賭博破戒録カイジ』の一条聖也とのキャラチェンジ作品も存在する。
関連イラスト
- えんま様大好きっ子
「えんま様の実に聡明なことと言ったら、それはもう惚れ惚れとうだうだうだうだ…。」
- 宋襄の仁
「ぬあっ?!あれだけじっくり待ったのに一斉攻撃なんて、皆さんひどい!!」