概要
癖のある長い髪が特徴的な蠍座の黄金聖闘士(原作は金髪、アニメでは青髪)。派生作品ではカミュと親友設定になっている。
主人公の星矢たち青銅聖闘士が、十人の白銀聖闘士を倒した直後、新たな刺客の候補として教皇の間へと獅子座のアイオリアと共に招集されるも、アイオリアの申し出により青銅抹殺の任務は彼が一人で遂行することになり、初登場時のミロの出番はほんの顔見世程度で終わる。
十二宮での出番が後の方なのでちょっと気付きにくいだろうが、実は、『守護星座、聖衣の形状』といった情報の開示が、黄金聖闘士の中でも特に早かったキャラだったりする。アイオリア・老師・ムウといった初期から登場している者もいるが、彼らが黄金聖闘士である事・守護星座・聖衣が判明するのは、ほんのタッチの差ではあるがミロよりも後の事になる
天蠍宮にてキグナス氷河と戦い絶命寸前まで追い込むが、とどめのアンタレスを打ち込む前に絶対零度の拳を受けていたことや(黄金聖衣を纏っていなければミロが先に倒れていた)出血多量で残り少ない命をあくまで前進に使う氷河に心を打たれ、血止めの急所・真央点を突いて命を救い天蠍宮を通した。
その後、師を失った氷河の後見人となり、破損した白鳥聖衣を直すために自分の血を供給している。
気性が激しく敵には容赦ない面があるが、その反面、自分が認めた相手には情に篤い。
ハーデス編では、沙織が止めるのも聞かずに、改心した双子座のカノンにスカーレットニードルを打ち込み、とどめをさすと思いきや、最後の15発目は血止めの真央点として撃って聖闘士として迎える。
また、かつての仲間であった黄金聖闘士たちが裏切ったときは容赦なく3匹皆殺し発言で天蠍宮から飛び出して戦いを挑んでいった。
その手のキャラファンに突っ込まれたのかOVAではカミュとの絡みが追加されており、彼らが裏切った怒りでその首をしめるが殺すことができずに涙を流している。
初期設定では氷河の師匠の予定で、ジャンプ掲載時にはシルエット姿で「マザコンが抜けぬようだな」と氷河に手厳しいコメントをしている。
足元を凍らされても気付かない・盲目の紫龍でさえ反応したサガのギャラクシアンエクスプロージョンにムウが警告を呼びかける(OVAでは青銅一軍の出番が増やされているので星矢が警告している)まで気付かない等注意力散漫な面が見られ、その直情的な行動も相まってアイオリア共々ファンに脳筋扱いされやすいキャラである。
しかし一方、十二宮戦において氷河との対戦時に「お前を死なせたくない一心で氷漬けにしたカミュの気持ちを無下にするな」と説得したり、氷河にとどめを刺す前に小宇宙通信でカミュに断りを入れたり、ポセイドン戦のさいにアイオリアとムウが海底神殿に加勢に行く行かないで険悪になったとき、「よせふたりとも!!」と仲裁に入るなど、黄金聖闘士の中では比較的他者への気遣いができる(他のメンバーがしなさすぎるという事情もあるが)性格でもある。
ハーデス編では、冥闘士襲来のさなか、黄金聖闘士の中で彼だけがアテナの身辺に異常がないか神殿まで確認に赴いている(他の聖闘士たちは戦闘中だったこともあるが、うら若い女性が標的にされているのだから、一応顔くらい見に行って安心させるとか、もうちょっと気遣いがあってもよさそうなものである)。またカノンに紅い針地獄をお見舞いするくだりでも、他の黄金聖闘士たちの納得を得るために、自ら制裁役を買って出ている。
(派生作品での設定ながら)黄金聖闘士仲間にカミュという親友がいるのも彼だけであり、「直情的で思慮に欠ける」という点ばかり強調されがちだが、意外にも人間関係を構築・調整する能力に長けた(他のメンバーがこの方面に能力がなさすぎるのでそう見えることもあるのだが)一面を持っている。
黄金魂
他の黄金聖闘士同様、復活してアスガルドに降り立つ。直情さ故に蘇ったメンバーの中で最も積極的かつ活発に行動しているが、逆に最も負担が大きい道を行くこととなる。アンドレアス派の兵士達を締め上げて情報を得てカミュと再会するも、エイクシュニルのスルトに引き込まれた彼とは戦闘になり滝底へ落下、シャカに救出される。再度対決するもスルトの策略に嵌りサガに救出される。
ムウから伝えられた情報を元にグレートルートを目指し、テレポートで送られた黄金の短剣を媒体に神聖衣を発現。アルデバラン、アイオリアと共にグレートルートを撃破したが、力を全て使い果たして倒れてしまった。
倒れてしまった後、アフロディーテのロイヤルデモンローズの効果を受け、仮死状態となって生存、12話において復活を遂げている。
復活を遂げた際、一度は敵対したものの結局アテナの聖闘士として戻ってきた親友のカミュが「聞いて欲しい」と告げるのに、「目的は果たせたのか」と問いかけたのみで、繊細で思い詰めやすいカミュに多くを語らせない気遣いを見せ、和解する。
肉体が消滅する瞬間には残す言葉もなく浄土へと去っていった。
エピソードG
主人公であるアイオリアとは同期で、「バカ猫!」・「んだとサソリ野郎!」と罵り合うケンカ友達の仲。
しかしケンカこそしているものの友人としてミロなりに気遣っているらしく、決戦に向かうアイオリアに対してツンデレまがいの態度をとっている。
LegendofSanctuary
キャストが女性ということで、当初は「すわ性転換、女体化か」と騒がれた。しかし直後に中の人のコメントで性別は男性設定のままと判明…かと思われたがとある雑誌の公式サイトで「女性」とされ(すぐに修正されたが)さとう監督も明言を避けるコメントをしたため性別論争で大きな話題を呼んでいる。
主に世論では女体化なら他にも適任がいそうな中でミロに白羽の矢が当たったところにツッコミが入っている。
公式サイトで公開されたヴィジュアルでは赤い角パーツの付いた兜のようなマスクで顔を覆ったデザインの聖衣となっており、露出している目元には化粧がほどこされている。性格も「頭が切れ戦士であることに誇りを持つ」「聖域に忠実」と設定されている。
また髪も赤くなっており、手指も細くやや小柄な体格になっていたり、「フィギュア王」で公開された予告動画では口調や技のかけ声の調子なども大幅に異なってお姉様じみていたため上記の性別論争と混乱に拍車をかけており、女性説を支持する層およびネタ半分で女性説を弄る者達には「ミロ子」と呼ばれるようになった。
蠍座の黄金聖闘士女性化として「聖闘士星矢Ω」のソニアを彷彿させる特徴が多い。
以下ネタバレは「ミロ子」の項目を参照の事。
セインティア翔
主人公である翔子の夢にミロと思われる聖闘士が彼女を抱えてる図が出てくる。
響子・翔子の幼少時にエリスの手の者に襲われた現場に現れ彼女達を助けており、そのことが響子を聖闘士の道に導いた。
エリス復活による異変を察知し白銀聖闘士を派遣しようとしていた教皇に直訴し、エリス神殿への出撃の任務を受け、単独で乗り込む。翔子がフォノスに襲われていた現場に登場しフォノスを一蹴、吹っ飛んだフォノスが「母様」とエリスを呼んでいたのを「マザコンか」と言い捨て、アテと対峙する。
技
- スカーレットニードル
- スカーレットニードルブレイズ
「セインティア翔」で使用。スカーレットニードルの応用技。
- リストリクション
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作品・キャラクター
LegendofSanctuary セインティア翔 エピソードG