曖昧さ回避
- 「S-Train」:韓国鉄道公社(KORAIL)が運行する「南道海洋観光列車」の通称(Wikipediaの記事)。
概要
西武鉄道の座席指定列車の1つ。西武鉄道~東京メトロ方面への通勤・着席需要と、西武鉄道~東急電鉄(横浜高速鉄道)方面の観光需要に応えるため、2017年3月25日に運行を開始した。
東急では初めての有料列車となった。東急線内は土・休日のみの運用であり、東急大井町線で運行中の座席指定サービス「QSEAT」とは設定経緯が異なっている。
運行本数
始発駅 | 行き先 | 平日 | 土休日 |
---|---|---|---|
所沢 | 豊洲 | 朝に2本(102・104号) | 0 |
豊洲 | 小手指 | 夜に5本(101~109号) | 0 |
元町・中華街 | 西武秩父 | 0 | 朝に1本(1号) |
元町・中華街 | 飯能 | 0 | 夕方に1本(3号) |
元町・中華街 | 所沢 | 0 | 夜に1本(5号) |
飯能 | 元町・中華街 | 0 | 朝に1本(2号) |
西武秩父 | 元町・中華街 | 0 | 夕方~夜に1本(4号) |
平日ダイヤでは過去に夕方~夜時間帯に所沢発豊洲行きが設定されていたが、当該列車は利用率が悪いことから、2019年3月16日のダイヤ改正以降は営業列車としての扱いを取りやめ、回送列車として運転されている。
座席指定料金
座席指定料金は会社・区間により異なり、跨ぐ場合は合算される。ただし乗降どちらも可能な駅が存在する副都心線内のみ(渋谷〜池袋間のみ乗車)の指定券は発売されず、また全区画にて車内で精算した場合は一律200円加算される。
会社 | 区間 | 大人 | 小人 |
---|---|---|---|
西武 | 所沢以東~西武秩父 | 500円 | 250円 |
それ以外 | 300円 | 150円 | |
東京メトロ | 全区間 | 210円 | 110円 |
東急 | 全区間(みなとみらい線含む) | 350円 | 180円 |
デュアルシート車を用いたライナー列車としては、座席指定料金が割高になっている。
また1時間の遅延で料金の払い戻しがある西武線内の特急列車(「Laview」「小江戸」)とは違い、長時間の列車の遅延が発生した場合でも運休にならない限りは料金の払い戻しは行われない。
3社直通運転の為に運休率そのものは低いものの、逆に言えば大幅遅延であっても運行されている限り、購入済みの場合は返金はされない。そのために遅れている指定列車を待つしかないという欠点がある。
又、ラビューは422人着席可能なのに対しS-TRAINは編成と椅子の質の割に、着席人数が少ないのでこれも敬遠理由とされている。
同様に東武伊勢崎線や日比谷線で運用されているTHライナーも更に料金が高い(最大680円)ことでこちらも低迷しており、京王ライナーもS-Trainや自社線内のみの運用でも明大前駅停車に加わるまで低迷していたので都営新宿線に乗り入れていない。
停車駅
●:乗降どちらも可能 ▲▼:乗車のみ可能(三角形の向きのみ) △▽:降車のみ可能(三角形の向きのみ) ↑:通過
平日
土休日
横浜高速鉄道みなとみらい線~東急東横線~東京メトロ副都心線~西武有楽町線~西武池袋線~西武秩父線
駅番号 | 駅名 | 備考 |
---|---|---|
MM06 | 元町・中華街 | △▼ |
MM03 | みなとみらい | △▼ |
TY21・MM01 | 横浜 | △▼ |
TY07 | 自由が丘 | ●● |
TY01・F16 | 渋谷 | ●● |
F13 | 新宿三丁目 | ●● |
F09 | 池袋 | △▽ |
SI10 | 石神井公園 | ●● |
SI17 | 所沢 | ●● |
SI23 | 入間市 | ●● |
SI26 | 飯能 | ●● |
SI36 | 西武秩父 | ▲▽ |
※東京メトロ線内のみの乗車は不可。
※菊名駅・武蔵小杉駅・中目黒駅・小竹向原駅・練馬駅にて運転停車を行う(乗降不可、ただし平日下り列車は練馬駅降車のみ取り扱い)。
使用車両
デュアルシートを搭載する西武40000系0番台がクロスシート状態で使用される(それ以外の列車ではロングシート)。