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ムラサメライガーの編集履歴

2023-06-13 03:21:18 バージョン

ムラサメライガー

むらさめらいがー

タカラトミーのプラモデルシリーズ『ZOIDS』に登場する機械生命体。

概要

ZOIDS』シリーズ伝統のライオン型ゾイドの一体。


背中に背負った巨大な日本刀「ムラサメブレード」を武器とする接近戦特化のライガー系ゾイド。その巨大なブレードと軽装備によって可能となった高い機動力を武器とした一撃必殺の斬撃を得意とする。


超軽量機体」の名に恥じず、通常のゾイドなら絶対に装備を躊躇するような巨大な太刀を背負っていながら、最高速度は310km/hと他のライガーにも劣らない。このことから、機体重量を抑えながら出力とパワーを叩き出せるほどに機構が効率化されていると思われる。ただし、劇中ではその重量が仇となったのか、小型ゾイドの体当たりで跳ね飛ばされて火山の火口に落下するという姿も晒している。


手と爪の形状が、歴代のライオン型ゾイドよりもリアルになっている。アニメの最初のEDでは「」がきちんと動いていた。


後述の通り、パイロットの思考に反応するという特性を持つ。


武装

クラッシュバイト

特徴的な形状を持つ牙。歴代のレーザーサーベルと異なり、噛み付きと同時に電撃を流すため、「古代トラ型ゾイド」やイヌ科型ゾイドの武装に近いコンセプトである。


アニメでは、バイオゾイドとの戦いでは効果が薄いためか、噛み付きを行った場面自体がかなり少なく、超小型ゾイドを文字通り「クラッシュ」させたことはある。


ストライクレーザークロー

爪や歴代のライオン型ゾイドよりも小さくなったために攻撃力が低下した様にも思えるが、実際の運用を考えると運動エネルギーを効率良く使えると思われる。また、理論上では、指を閉じたり開いたりして、ブレードライガー系統のハンマー系の打撃や、ライガーゼロ系統の引き裂きや剥ぎ取りもできる事になる。


劇中では、クラッシュバイト同様に、ストライクレーザークローが効果を発揮した場面はない。


カウルブレード

タテガミに該当するパーツ。


表面に施された特殊加工により攻撃を弾くことが可能な他、敵を切りつけるブレードとしての機能も持つ。


エネルギーや振動を使わないながらも恐るべき切れ味を誇るムラサメブレード同様、エネルギー補給が難しい世界用に用意された疑似シールドであり、実際にアニメで敵のナパームを弾き飛ばしている描写がある。


ムラサメブレード

ムラサメライガー

ムラサメライガー最大の特徴であり、名前の由来にもなっている大太刀。腰部の可動部によって連結され、アームを併用する事によって自在に可動できる。ソードキャノンと併せて、バスタークローとは別方向に発展した万能性の高い武装である。


史上最高の硬度を持つ特殊合金の「リーオ」(「メタルZi」)で出来ており、バイオゾイドの「ヘルアーマー」の再生力を抑止し、バイオメタルの活動を停止させることができる。


レーザーブレードの様に切れ味を増加させる発振や熱付与などの機能はないが、その切れ味は劣らない。


胴体上のレールとソードのアームにより、擬似的なマニピュレーターと言っても過言ではないほどの可動性を持ち、ザイリン・ド・ザルツバイオメガラプトルと鍔迫り合いを行ったこともある。このため、攻撃力を持つシールドとしても機能しており、敵の爪攻撃だけでなく、バイオメガラプトルのヘルファイヤーを素振りで打ち消したこともある。


アニメ第1話の描写から、離れた場所にある刀身を呼び寄せることができるため、理論上は刀身を発射することも可能と思われる。また、超軽量機体であるため、刀を重軸に大刀周りができるのかもしれない。


パイルバンカー

ライガー型では初の基本武装であり、足の裏に装備されている。


これにより、走行中の高速反転が可能である。また、攻撃にも使え、コンセプト画では「アイアンコングの顔面に突き刺す」という荒業も描かれていた。


アニメの劇中で使われたのは一度のみで、反転というよりはブレーキに近い使われ方だった。


テイルブレード

尻尾に付属されたブレードであり、敵を攻撃できる。


ネコ科型ゾイドの尻尾が格闘武器にされる事例は、改造個体などで見られることがあったが、基本武装として持つのは、ムラサメライガーの以前はキングライガーのビームニードルだけであった。


なお、尻尾にある「銃器状のモールド」の用途は不明である。アニメの世界観では、ライオン型に限らず「尻尾の銃器」が使われる事例はそれがメイン武装でない限りはかなり少ない。


ソードキャノン

ムラサメブレードの基部に付属した連装砲。なぜ「ブレードキャノン」ではないのかは不明。


連射性に優れているが、ムラサメブレードの取り回しの関係とバイオゾイドが跋扈している状況ゆえか、あくまでも補助武装である。


実弾なのかエネルギー砲なのかは不明。


劇中では、超小型ゾイドに対して1度だけ使われたが、その際はオレンジ色の光線の様な弾を発射していた。


『ゾイドフルメタルクラッシュ』では、ブレードで敵を突き刺したままゼロ距離連射という荒々しいコンボがある。


3連キャノン

おなじみの腹部に装備した連装砲。やはり実弾なのかエネルギー砲なのかは不明。


一見すると衝撃砲に見えるが、アニメでは2つのタイプの弾を発射する機能があると思われる。

  • OPと何度かの戦いでは黄色の弾丸を連射していて、一度だけ、バイオメガラプトルとの戦いで青いエネルギー弾を3つ一斉発射していた。

無理やりこじつけるならば、弾薬の補給が難しい世界に対応させて造られた、機能を切り替えられる未来の武装なのかもしれない・・・。

  • ゾイドの世界における衝撃砲やショックキャノンの設定は一定せず、衝撃波を発射するタイプとビームなどを発射するタイプがあるとされる。

エヴォルト

ムラサメライガーの隠された能力。

搭乗者の意思を読み取り、その意思に反映した姿へと瞬時に変身するという驚異の変形能力を有している。

ハヤテライガー

ハヤテライガー


ムゲンライガー

ムゲンライガー


バリエーション

バイオライガー

バイオライガー&ローズ

ゾイドサーガ』に登場した機体。

ムラサメライガーの変異体とも言われるが正体は不明であり、公式では初の哺乳類型のバイオゾイドである。


ライガーM

ZOITEC社が開発した赤いゾイド。ブレードは装備していない。ブレードとウェポンバインダーの複合兵装を持つ。


Ziユニゾン

シノビカスタム

ブレイドホークとのユニゾン形態。


アームの付いた手裏剣の様な武器が一番の特徴であり、これは高速回転させることで敵を切りつけたり、実弾シールドにもなり、クナイ状の刃を敵に発射することもできるという、「バスタークロー」に少し類似したコンセプトを持つ万能性の高い武器である。


ナイトカスタム

サウロナイツとのユニゾン形態。


サウロナイツが変形した矛「ムラサメランス」とシングルキャノンが追加されている。


真の能力

ネタバレ注意


ストーリー

初登場はアニメゾイドジェネシス』。

主人公ルージ・ファミロンの搭乗機として登場し、以後ルージの愛機として共に成長していく。


ルージの故郷である「ミロード村」の海底から引き上げられた。

この段階ではフジツボに覆われていたが、バイオラプターのヘルファイヤーを浴びてから海中に落下したことにより、フジツボが取り払われた。


これまで村で発掘されたどのゾイドよりも大型だったが、この時点ではシンボルである大太刀は喪失していた。


しかし、ザイリン・ド・ザルツ率いるディガルド武国バイオゾイド部隊の襲撃に際し、咄嗟にムラサメライガーを起動させようとしたルージの意思に応えように起動、村の御神体と呼ばれる巨大な刃「大刀(おおがたな)」を呼び寄せ、ムラサメブレードとして覚醒させる。


以後、ルージと共に成長を続け、ディガルド武国の侵略戦争の終結に多大な功績を残した。


戦後、ムラサメライガーのゾイドコアはミロード村のジェネレーターの核に利用され、ジェネレーターを復活させた。


関連機体

LBムラサメライガー

LBZムラサメライガー白疾風スタイル

レジェンドブロックスネオブロックス)の一種。


合体機体として「ヴァルキリーシーザー」が存在する。


キット

タカラトミーからはモーターで歩行するポップアップキットと、駆動ギミックの代わりに

ジョイントによる関節可動とブロック玩具的な組み換え要素を取り入れたネオブロックスの

2種が発売された。ポップアップキットは従来のものとは違い、半完成状態のボディにアーマーを組み付けていく方式となっている。


アニメと基本版のキットでは、サンバイザーやカウルブレードなどのカラーが異なっており、印象が異なる。


余談

  • 名前の由来は、日本の古典伝奇小説の『南総里見八犬伝』に登場する正義の妖刀村雨丸」からと思われる。
  • 機体コンセプトは「生物的な丸みや流線型」であり、ブレードライガーライガーゼロビクトリーライガー等を組み合わせたような見た目を持つ。顔は、どことなく勇者ロボットの様だと言われる事もあるが、実は頭部や手足の形状などはこれまでのライオン型ゾイドで最も現実のライオンに近い。
  • 第3話では、塗り忘れか、カウルブレードが白い場面がある。
  • アニメでは、伝統のライガーの咆哮は変更されたが、これまでと異なり威嚇の唸り声を挙げる場面がある。
  • ゾイドジェネシス』は日本のアニメ史上でも最も制作体制が混乱した作品の一つとされている。そのためか、ムラサメライガーのテーマ曲の一つは、第1話で1回しか使われず最初期の流動的なゾイドの動きが後の話では活かされなかった
  • ゾイドインフィニティ』ではカノン専用機が、『ゾイドカードコロシアム』ではバン・フライハイト専用機「ムラサメライガーBS」がある。
  • スマホゲーム『エトリア』に登場するメカライオンは、かなりムラサメライガーの影響が見てとれるデザインになっている。
  • ヨモツライガー」という、ライガーゼロで言えばイクスに当たる機体も開発されていた…という有名なガセネタがあった。

関連イラスト

村雨ライガー手乗りライガー


関連タグ

ZOIDS ゾイド


ゾイドジェネシス ルージ・ファミロン


日本刀 剣士 


ウルトラマンギンガ:青い流線形の頭部パーツ、和風の名前、変身能力などの特徴が似ている。


吉光:『鉄拳5』での頭部パーツの意匠に類似性が見られる。日本刀を使う点も類似している。

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