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概要
CV:浅井清己
アニメオリジナルキャラクター。ロケット団のボス・サカキの秘書を務める女性団員で、世代を跨いで登場している。
登場話
DP→191話
BW→1、2、4、6、7、23、95、142話
XY→3、107話
SM→3、12、42、44、56、58、62、73、74、76、87、88、89、90、102、122、146話
新無印→24、74、75、95話
※太字は比較的目立つ出番のある回
人物
冷静沈着かつ淡々とした態度とは裏腹に、サカキ以外の者(主にロケット団三人組)への言動からも、人を苛立たせる嫌味な面を覗かせる。
DPの前半まで登場したヤマトとコサブロウから三人組のライバルとしての役割を交代した様な形もあって新無印まで存在がほぼ欠かせられず、サカキ及びロケット団本部と三人組のパイプ役となり、表の顔も含め多忙を極めるボスに代わって三人組にその意向を伝える事も多い。
来歴と経歴については一切不明ながら秘書としては優秀であるらしく、SM編からは自身直属の精鋭部隊「マトリ・マトリックス」を率いてサカキの野望を叶えるために重要な作戦の指揮を執る事も多くなるなど、ボスであるサカキからも厚く信頼されている模様。
一方で自分よりも格下の団員に対する態度はやや横柄であり、特に三人組に対しては露骨に見下した言動をとる事が多く、ムサシにはプライドの違いから完全に嫌われており(裏で「おかっぱメガネ」というあだ名を付けられ、ライバル視されている)、SM編では上記の本質を露わにしながらヤマトとコサブロウのように三人組とのロケット団内部での対立が行われている。
またマトリ・マトリックス専用の移動艇で一時的に標的を狙って出動するものの、三人組の裏切りの妨害や標的との実力差もあって他のロケット団と同じように標的をあっさり取り逃してしまう事も少なくない。
劇中の様相
DP最終話にて初登場。ギンガ団及びポケモンハンターJを自らの手で壊滅させた虚偽の報告をした三人組に対し、イッシュ地方潜入の任務を与え、それに伴いムサシたちをエリートに昇格させる。
その後、イッシュ地方制圧計画「オペレーション・テンペスト」が多くの不確定要素から失敗に終わり、三人組のシリアス期が終了すると出番が減るも、秘書としての役目は続いており、XYでも3話で姿のみ現し、107話では三人組からの通信をサカキに繋いだ。
SMでは3話で姿だけ、更に12話では三人組に対し、新たなポケモンの捕獲と定期的な活動報告を厳しく要求している。
62話では自ら勝手にやってきたアローラニャースを(当初三人組のそばにいたのを見ていたため)献上された物と勘違いし珍しく上機嫌な顔を見せている(アローラニャースは自らカントーのロケット団の本部へ渡ってマトリの補佐となった)。
89話ではアローラの異変を察知して自身の捕獲精鋭部隊「マトリ・マトリックス」を率いルナアーラ及びネクロズマ捕獲に赴く。
しかし、ネクロズマのウルトラオーラ吸収の影響は光学迷彩を施された高速移動挺でも通用せず腑抜け状態に陥る。指揮時は何時もの秘書服ではなく、通常の団員服を纏う。正気を取り戻した後は優秀な部下とウルトラホールの向こう側へ捕獲しに向かうものの、ザオボーとククイ博士に迎撃されただけでなく、カプ・コケコにも艇を小破された。
122話では以前「キテルグマをゲットした」と虚偽の報告をされたことに伴い、本部に提出するよう求める。当然そんなことはできないのだが、事情を知らないマトリは自らアローラ地方へ赴きキテルグマやロケット団が発見したポケモンたちの監視を行うことに。
その後の深夜に「キテルグマを運ぶことができないならヌイコグマを進化させればいい」という提案でヌイコグマを連れ去ろうとするが、ムサシのある都合によってニャースが替え玉となってヌイコグマのゲット計画は中止に終わる。また、この時ニャースを連れ戻しに来たキテルグマに移動艇ごと撃墜され、辛うじて生存しながらもアローラニャースと共にキテルグマに恐怖心を植え付けられた。
新無印24話では三人組を省き(その為だけに特別休暇を与えた)自身の精鋭によるシンオウ地方のリゾートエリア捕獲作戦を決行し、三人組との深い関わりを持つため本格的な対峙をするサトシを無関係として軽んじて配下達に苦しませて三人組より先に彼のピカチュウをリゾートエリア内のポケモン達ごと手土産に連れ去ろうとするが、監視に来て「あたし達の出番が無くなる!」と動揺するムサシの怒りを買い、作戦は三人組の妨害で見事に失敗。
トラブルの原因が分からずに撤退してからはサカキから怒られたらしく、へとへとな表情を三人組に見せて特別休暇を中止にした。
続く74、75話では引き続きシンオウ地方を訪れ、ダークライとクレセリアの捕獲作戦を決行し、クレセリアを攻撃。そこでサカキの名前を持ち出して三人組にダークライとクレセリアの捕獲の手伝いを特別に命じる事(実質的に自らの前回のミスの尻拭いで、ムサシからも指摘されている)で、失敗したら三人組の責任として詰め腹を切らせるか、成功したら三人組に下克上のチャンスを与えてあげようかという卑劣な手段を出している。
ダークライを追跡してきたサトシとゴウやクレセリアを手当てして守っているヒカリとコハルを足止めしてダークライを追い詰めるも、クレセリアがダークライを回復させたことで逆転され、ダークライのダークホールによって配下達共々眠らされたことで、作戦がもう一歩のところで失敗となり、眠ったままサトシ達に捨て置かれる。
ダークライとクレセリアの捕獲作戦を最後にマトリは何故かサトシ達や三人組の前に二度と姿を現せなくなるほどクライマックス目前にて強制退場してしまうが、95話にてヤマトとコサブロウがロケット団を退団した原因は、マトリによる説教や反省文などのパワハラを受けたからである事が明らかに。同時に、三人組の方は完全に闇堕ちしたものの、マトリからは相変わらず嫌味を抱かれ続ける模様。
手持ちポケモン
SM62話で偶然三人組が出会ったポケモン。
ハイスペックだがかなりずる賢い性格で、彼ら(特にニャース)を散々振り回した。
その際モニターで見たサカキを気に入ったためニャースの貯金をネコババしていつのまにかカントー地方へ渡り、三人組が気づいた時にはマトリの補佐というまさかの超出世を遂げている(マトリ本人は非常に喜んでいたので結果オーライか)。新無印には何故か一切未登場。
マトリ・マトリックス
マトリが率いるロケット団の精鋭部隊。エリートな団員が集結している為、三人組の手持ちの中でトップクラスだとされるXY編のバケッチャ(パンプジン)とマーイーカに匹敵する強さを秘めており、作中ではサトシのピカチュウとリオルやザオボーのフーディンとスリーパーを易々と圧倒した。新無印90話の並行世界ではやや真面目な性格が特徴の同世界の三人組が指揮を執ってあくのはどうなどを放つアーマーを装着する精鋭部隊が存在されている。
ゴズ
CV:酒井敬幸
SM編に登場した精鋭部隊「マトリ・マトリックス」のメンバー。マトリの部下だけあって非情だが、メガシンカ出来るボスゴドラを使用する点からも自分のポケモンは大事にしている模様(メガシンカには、パートナーとなるポケモンとの信頼関係が必要不可欠となる)。
シンオウ精鋭部隊
SM編に登場した「マトリ・マトリックス」内の男性団員4人による精鋭。個人名は不明。シンオウ地方で大規模な捕獲活動をする際に呼び出される。新無印での手持ちポケモンは、ドサイドン、ドクロッグ、スカタンク、ブニャットと、シンオウ地方に存在される組織を思わせる。