CV:高城元気、キートン山田(『ピーチ姫救出大作戦!』)
概要
「ブロス(ブラザーズの略称)」の名の通り二人組を基本形とするが単独で現れることも多く、後年では下記の派生種共々「ブロス」が固有名詞と化している。
英語圏では派生種の中で単独行動を基本形とする者には、複数形の「s」が使われず「Bro(Brotherの略称)」の固有名詞が与えられる。
エンブレムは『マリオパーティ8』ではハンマーのイラストだったが、『マリオカートツアー』ではブーメランブロス、ファイアブロス、アイスブロスと共に参戦する事に伴い自身の横顔を模したイラストに変更されている。
説明
頭には緑色のヘルメット(『スーパーマリオブラザーズ3』など一部作品では黒色)を被っている。
時折地形をすり抜けてジャンプする事で高度を調節する他、投げたハンマーは放物状に飛んで地形を貫通して落ちていく。
その性質上踏み付けて倒すのは非常に難しく、シリーズ初期における強敵の代表格でもある。
ハンマーの雨の中に散っていったマリオの数は計り知れない。
『スーパーマリオブラザーズ』および『スーパーマリオブラザーズ2』では放っておくと前進しながらハンマーを投げてくるため、手をこまねいていると余計状況が悪化する。後者の作品では最初から前進してくるタイプさえいる。
『スーパーマリオブラザーズ3』では前進こそしてこなくなったが、マップ上をウロウロしていて重なれば強制的にバトルとなる。砂漠の国にはブーメランブロスが、巨大の国にはヒマンブロスがいて倒すとアイテムがもらえる。土管の国にはブロスがいない代わりにパックンフラワーのステージがある。いずれもオルゴールを使うと強制バトルを回避できる。
『スーパーマリオオデッセイ』では、ステージや場所によって、ヘルメット以外の物も被るようになった。
マリオパーティシリーズでは初代『マリオパーティ』からミニゲームキャラやマップのトラップキャラとして登場しており、『マリオパーティDS』ではボスキャラクターとして、『マリオパーティ8』ではプレイヤーキャラとしても登場。
『スーパーマリオRPG』では実質最初のボスとして登場。
フィールドでは1体だがバトルに突入すると2体と戦う事になり、専用技の「ハンマーバラバラ」を使用する。
片方を倒すと残った個体が「こんじょうアップ」で防御力を上げるため満遍なくダメージを与えてからマリオのスペシャル技ジャンプで一気に倒しておきたい。
リメイク版のモンスターリストでももう一人の出処は不明だった。
『マリオ&ルイージRPG』では終盤のクッパ城に登場。デザインが大きく異なりかなり悪人面で白目を剥いている。リメイクの『マリオ&ルイージRPG1 DX』では、従来のデザインに戻ったほか、『クッパ軍団RPG』では序盤の敵として登場している。
『マリオ&ルイージRPG2』でもボスを務める。ゲドンコ星人に操られており、倒すと洗脳が解けベビィブラザーズにハンマーとハンマーアクションを伝授する。
スピンオフ作品である『スーパープリンセスピーチ』では、ハンマーブロス達の隊長格となるブロス隊長が初登場。物語の冒頭で、ブロス隊長の指揮下にあった大勢のハンマーブロス達が、マリオとルイージ、キノピオ達を次々と捕縛していく大活躍を見せている。
ちなみに、ハンマーへの愛情はとてつもないもので、『マリオパーティDS』のマップアイテムの説明によるとハンマー一つ一つをケースに入れて持ち運びしているほか、任天堂公式LINE広報のキノピオくんによるとホームセンターで見かけるらしい。おそらく自費で揃えているものと思われる……。
派生種
『スーパーマリオブラザーズ3』から登場。
ブーメランを投げて攻撃する。『スーパーマリオスタジアム』では、ハンマーブロスの色違いとして登場。
『Newスーパーマリオブラザーズ』以降はヘルメットは青色のものになった。
『スーパーマリオブラザーズ3』から登場。
口から火を吐いて攻撃をしてくる。『Newスーパーマリオブラザーズ』以降は手からファイアボールを投げるようになった。足元の氷ブロックを溶かしたり、ボム兵に引火したりと二次災害を招く立役者として登場することが多い。ブーメランブロスと同じく、『マリオスタジアム』では、ハンマーブロスの色違いとして登場。
ヘルメットの色は赤いものが多い。
『スーパーマリオブラザーズ3』から登場。
太って巨大化したハンマーブロス。攻撃法はハンマーブロスと一緒だが動きはやや遅く、ジャンプ時に地震攻撃をしてくる。ヘルメットや甲羅の色は緑(ゲーム中だと黒)。のちに「メガブロス」という名前に変更された。靴を履いていない事以外は普通のハンマーブロスと同じ。
『スーパーマリオワールド』、『スーパープリンセスピーチ』に登場。パタブロックに乗りながらハンマーを投げてくる。大抵穴の上に陣取っていることが多く飛びこすのも難しいので厄介な強敵。
『スーパーマリオワールド』から登場。
四股を踏んで地面に雷を落とし、火柱を巻き上げて攻撃してくる。頭に一本角があり、踏んで倒すことはできない。
『NewスーパーマリオブラザーズU』で久々に出番をもらい、火柱を立てなくなった代わりに地震攻撃と四股を踏んだ時に発生する電撃が床を伝うようになっている。また、ボス格である「ボスK.K.」も登場する。
英語名は「Sumo Bro」で、ハンマーブロス系列の敵として扱われている。
『スーパーマリオRPG』に登場。
体色は緑色で2回目のクッパ城で6つの扉があるエリアのパズルコースで説明役を担当している。
コイン取りでは対戦相手も務めるが直接バトルはしない。
『マリオ&ルイージRPG』に登場。
両手に持ったヨーヨーで攻撃してくる。サングラスを掛け、全体的に派手な装いとなっている。
『マリオ&ルイージRPG』に登場。
松明やリンボープレスで攻撃してくる。砂漠に住むブロスの一種。登場場所によって、配色とステータスが違う。
『マリオ&ルイージRPG』に登場。
ワンワン型のハンマー「ワンマー」をハンマー投げのように投げてくる。
ほかのブロスと比べてかなりマッチョだが、ジャンプ回避の時にワンマーを踏むと落ち込んで行動しなくなり、逃げ出すこともある豆腐メンタルの持ち主。
『マリオ&ルイージRPG1DX』に登場する細長いブーメランブロス。サングラスをかけた悪人面をしている。もともと『マリオ&ルイージRPG』ではブーメランブロスの名前で登場していたが、リメイクに伴い本家ブーメランブロスが登場したため名前が変更され別人扱いになったものと思われる。
『スーパープリンセスピーチ』に登場。
ハンマーブロス達を率いる隊長。ハンマーブロス達の甲羅やメットの色が緑であるのに対し、ブロス隊長の甲羅やメットの色は黒となっているのが特徴。
勇ましい性格をした熱血漢で、前述の通り登場した作品の冒頭で、ハンマーブロス達を率いてマリオやルイージ、キノピオの捕縛に成功させている実力者。
『スーパーペーパーマリオ』に登場。
ウラ100部屋ダンジョンに登場するハンマーブロスのカゲバージョン。
攻撃力はハンマーブロスの倍。
ウラ100部屋ダンジョンに登場するブーメランブロスのカゲバージョン。
攻撃力はブーメランブロスの倍。
ウラ100部屋ダンジョンに登場するファイアブロスのカゲバージョン。
攻撃力はファイアブロスの倍。
『NewスーパーマリオブラザーズWii』から登場。
アイスマリオのようにアイスボールを投げて攻撃する。甲羅やヘルメットの色は水色。
『スーパーマリオオデッセイ』に登場。
料理の国「ボルボーノ」のみに出現する。ヘルメットの代わりにコック帽を被っており、フライパンを投げてくる。性能はハンマーブロスと殆ど変わらない。
アニメ版
牢番として登場。金鉱に偽装された牢屋に閉じ込められたマリオを監視していた。
- アマダアニメシリーズ スーパーマリオ
ももたろう編に登場。おじいさん・おばあさんの役がハンマーブロスとなっており、これまたなぜかピーチ姫を育てていた。また、同作ではマリオのお供としてブーメランブロスがついてくる。
モブキャラとして登場。
関連イラスト
関連タグ
ボボボーボ・ボーボボ:作中に登場している
以下『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のネタバレ注意
終盤ヘイホー、ムーチョ、カロンと共にスパイクを襲っていた所を無敵状態のルイージにカロンの甲羅でハンマーを防がれ殴り飛ばされ倒された。このキャラ達で唯一ルイージと因縁がない。