ベイブレードバースト
べいぶれーどばーすと
概要
ホビー「ベイブレード」とタイアップしている作品で、『爆転シュートベイブレード』『メタルファイトベイブレード』に続くベイブレードシリーズの新シリーズ。
2015年から2021年末までコロコロコミックでの連載漫画、2016年から2022年3月までテレビやYouTubeでのアニメなど長くメディアミックス展開されていた。
『爆転』が四神、『メタルファイト』は星座をモチーフとしているのに対し、『バースト』は主に神話・伝承をモチーフにしている。
本シリーズでは、ベイブレードを破壊(文字通り壊れて使えなくなるのではなく、仕様でパーツが綺麗にバラバラになるようにしている)して勝利する「バーストフィニッシュ」の概念が取り入れられている。
それに加えて、今までのシリーズであったような『玩具で世界征服』のようなテイストが排除されている。
(こちらに類似した要素が完全排除された訳ではないが、世界征服を企むような人物は存在しない)
ちなみに玩具版では爆転やメタルファイトシリーズのベイブレードがバースト仕様になって復刻しているというファンサービスも。ヴァルキリーvsドラグーンvsペガシスとか出来ちゃうわけである。尚、ZERO Gに登場したイフレイドの復刻は未定。
そのZERO Gが玩具展開終了によりメディアミックスが打ち切られたのに対し、本作はメディアミックスが終了した2022年以降も玩具展開が継続されていた。
2023年、第4世代『BEYBLADE X』に世代交代することが発表された、そして海外限定でアメリカでは4月から第7期(全26話予定)が放送および配信がされているほか、YouTubeのベイチューブチャンネルにて同年4月1日から9月6日まで爆転シュートベイブレードやメタルファイトベイブレード共々、それぞれの第1シリーズの第1話から最終回まで順次配信されている
ストーリー
蒼井バルトは小学5年生。ベイブレードが楽しく、夢中になっている。
幼馴染で親友の紅シュウは、スプリガンを扱うベイブレードの天才と言われ、ベイブレードを始めて間もなく全国大会で四転皇(してんのう)と呼ばれるまでになっていた。
それに刺激を受けたバルトは、自分も全国大会を目指し、ヴァルキリーを相棒に地区大会を勝ち進んでいき、遂には全国大会への出場切符を得て、数多くのライバル達と対峙する。
やがてベイブレードの舞台は日本から世界へと移り、シュウを始めとするライバル達が世界各国のチームに加わる中、バルトとクミチョー(乱太郎)の二人もまた、スペインの名門ベイブレードクラブである「BCソル」へと入団。世界大会へと出場し、世界で活躍するベイブレーダー達に戦いを挑む事になるのだった。
TVアニメ
2017年4月から『ベイブレードバースト神(ゴッド)』のタイトルで新シリーズが開始。
2018年4月から『ベイブレードバースト超ゼツ』のタイトルで第3期が放送開始、テレビ東京での放送最後のシリーズとなった。
2019年4月から『ベイブレードバーストGT』のタイトルで第4期がYouTubeのコロコロチャンネルで期間限定で配信,
2020年4月から『ベイブレードバースト超王(スパーキング)』のタイトルで第5期が前作と同様にYouTubeのコロコロチャンネルで前作同様に期間限定配信。2020年10月からTOKYOMXで地上波放送やキッズステーションなどで放送が実施された事もある。
2021年4月から『ベイブレードバーストDB(ダイナマイトバトル)』のタイトルで第6期が決定し、翌年3月までYouTubeのコロコロチャンネルなどで前作同様に期間限定配信していた。これがアニメ最終作となる…と思われたが2023年4月からアメリカで第7期が放送中。(アメリカでの放送開始時点で日本での放送や配信は予定されておらずアニメ展開が6期で終了している現状は変わらないが…)
なお全シリーズ共通でDVDなどはリリースされず、2023年6月時点で第1~第3シリーズはU-NEXT、第4~第6シリーズはNetflixと見る手段が限定されている。(第4シリーズ以降はアニメパートのみでYouTubeで配信してた際の販促などはカット。)
ちなみに第2シリーズである神の段階でバーストとは若干名のスタッフ入れ替えが行われ、YouTubeに移行した第4シリーズ以降もスタッフの変更がある。
多くの国で放送されているのも特徴で韓国や台湾では第4シリーズ以降もYouTube限定ではなくテレビアニメとして視聴可能と日本の視聴者から見たら羨ましい扱いである。
制作スタッフ
監督 | 秋山勝仁 |
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シリーズ構成 | 園田英樹 |
キャラクターデザイン | 大橋俊明 |
音響監督 | 松岡裕紀 |
音楽 | 土屋雄作 |
アニメーション制作 | オー・エル・エム |
製作 | テレビ東京 / ディーライツ |
主題歌
オープニングテーマ『EVOLUTION BURST!』
作詞・作曲・編曲 - 石田寛朗 / 歌 - 北川けんいち
エンディングテーマ『ベイササイズ』
作詞 - wbba.研究員山本 / 作曲・編曲 - 大隅知宇 / 歌 - セニョール・アナミー
余談
このブランドと連動したアーケード作品として、2015年ごろから「ベイターミナル」と呼ばれるキッズ向けの無料アーケードゲームが約5年間稼働していたが、筐体がハードウェア面で信じられないレベルのポンコツぶりだったことで知られる。筐体の画面上に回転ギミックを付けたことによってスクリーンの上部分を物理的に塞いでいるという問題が当初から存在したが、それ以前にゲームとして根本的に問題だった部分があまりにも多すぎた。例えば、筐体を1~3年ほど稼働しただけで基板の電源が入らなくなり、そのまま産業廃棄物となって店頭に放置されるケースや、ベイブレード用のワイヤーを入れる部分が安全上の問題から、ワイヤー付近のアクリルパーツを180°ひっくり返して取り付けることで物理的にワイヤーを入れることができないようにするといった対策が行われる事態になっていた。また、商業上の問題からこのゲームを無料でプレイするためにはかつてベイのコア部分に内蔵されたNFCタグのスキャンが必要であったが、後にベイロガーのスキャンに変更され、ベイのスキャナーの意味がなくなっていた。